これまでに「ここ」や「ここ」で紹介してきた「マイクロソフト ズー タイクーン」の発売日が，正式に発表された。発売日は3月1日で，価格は6800円（安い！）。
　本作は，動物園をテーマに経営やデザインなどが行えるシミュレーションゲームだ（コアなゲーマーなら「テーマパーク」動物園版，といえば分かりやすいか）。ゲームは28種類のマップから一つを選んで延々とプレイできるフリーモードと，さまざまな課題にチャレンジするシナリオモードが用意されている。後者のシナリオモードは，ゲームの操作を学べるチュートリアル，動物園の建て直し，絶滅の危機に瀕しているネコ科の動物を救うなど，遊び応えのあるシナリオが12本も収録されている。

　ゲームの主人公とも呼べる動物達は，初期段階では8種類が飼育可能。ゲーム中に実績を積むことで続々と増え，最終的には40種類程度の動物が飼育できるようになっている。ちなみにこうした動物の中には，ローランドゴリラやホワイトタイガーなどレアなものもいるが，これらは動物基金に寄付するといった特殊な条件で手に入る仕組みとなっている。出産，病気，ケンカなどのイベントもあり，プレイヤーは動物たちのご機嫌取りに奔走することになるだろう。
　経営面では観客の要望に応えるためハンバーガーションプ，ドリンクショップ，ギフトショップなどの建設を行なって資金を集め，快適な動物園のを目指して汚れたゴミ箱を設置したり，メンテナンス員やツアーガイドなどを雇う必要もある。そして実績が認められれれば，動物園にはグッドデザイン賞などが授与されることだろう。発売後の2002年3月から6月までの間には，公式サイト上で，ゲームには収録されていない動物，建物，シナリオなどが配布されるそうなので，こちらのほうもなかなかに楽しみである。

　動物や観客達がちょこちょこ動き回る様子はなかなかに楽しく，ついつい長時間遊んでしまう本作は，コアゲーマーだけではなく親子や夫婦などでも遊べそうなタイトルだといえるかも。（Murayama）

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