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[E3 2004#030]選択式会話など新要素を盛り込んだ「Dungeon Siege II」 | - 2004/05/14 16:51 |
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2004年1月30日には初の公式拡張パックとして「アランナの伝説」がリリースに。強化された描画エンジン,新たなるシナリオ,より派手なエフェクトを持つインビューアイテムの登場など,シナリオだけではなく追加要素も盛り込んだことと,パッケージには拡張パックだけではなく本体ソフトも同梱していたことから話題を呼んだ。 今回取材で訪れたE3のMicrosoftブースには「Dungeon Siege II」のプレイアブルバージョンが展示されており,自由にプレイできた。そこで,気になったところを中心に紹介しよう。 Dungeon Siege IIの舞台は,前作の100年後という設定。基本的なゲームシステムは前作とほとんど同じだが,随所に新要素が見られた。 一番に目を惹いたのが,戦闘におけるシステムの変更だろう。これまで接近戦は武器の違いだけで,ひたすら単調に殴るというものであった。そのためイマイチ盛り上がりに欠けていたのは否めない。しかし今回は二刀流にできたり,プレイキャラクターが成長することで各種スキル(すべてパッシブタイプ)を習得できたりするので,より強力な攻撃が可能になっている。 魔法(パワー:スキルと違い,発動型)には敵をスタンさせるものや緊急時の脱出に使えそうなテレポートなども追加され,攻撃か回復魔法,あとはせいぜい召喚魔法だけであった前作と比較すると格段に戦術の幅が広がったといっても過言ではないだろう。マルチプレイ時のパーティプレイはより面白くなりそうな感じだ。 また戦術でいえば,モンスターなどのAI強化も特筆すべき事項だろう。登場するモンスターの中にはリーダーを中心とした戦闘を仕掛けてきたり(リーダーが危険になると,部下達が助けにいく!),草むらに一時隠れたあとにこちらの側面を突いてきたりする怪物もいる。 さらに怪物によっては嫌いな相手が設定されており,エルフを嫌う怪物は執拗にエルフを狙うなどの行動を取るようになっていた。いい意味で"ウザい"モンスター達との戦闘は,なかなかの手応えを感じることができた。 パーティメンバーといって忘れてはならないのが,ペットの存在だろう。シリーズを重ねるごとにさまざまなペットが登場する本シリーズだが,今回はペットとして"エレメンタル"が登場する。彼らはアイテムの運搬に便利なだけではなく,戦闘にも積極的に参加する。また必要のないアイテムを与える(食べさせる)ことで成長するようになっていて,ある程度成長すればエレメンタルごとの特殊な攻撃を覚えるらしい。 アイテムを食べさせるというのはなんだか不思議な感じだが,いらないアイテムを無駄にせずに消せるのは非常にありがたい仕様。今回展示されていたバージョンではファイヤーエレメンタルのみが扱えたが,ほかの種類のエレメンタルも登場するとのこと。どんなエレメンタルがいるのか続報に期待したい。 シナリオ面にも大きな変更が見られた。それは会話が選択方式になっている点だ。NPCとの会話では複数の返答が表示され,プレイヤーは任意のセリフを選べるようになった。そしてその選択によってはシナリオも変化するなど,従来作では弱かったとされる"ストーリー性"にも力が入れられていることが分かる。 ほかにもプログラマブルシェーダ2.0に対応したことで各種エフェクトが派手になったり,シールドに地面の草木が映り込んだりと,演出面での強化を見ることができた。日本での発売日はアナウンスがないので不明だが,北米では2004年末には発売されるとのことなので,おそらくはそこからそう遠くない時期にプレイできるだろう。(Murayama) →「Microsoft Dungeon Siege II」の記事一覧は,「こちら」 |
- 関連タイトル:
マイクロソフト ダンジョン シージ 2
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