［E3 2005＃114］Webzenブースで「Parfait Station」デモムービーを発見

　かなり広めのスペースの割には，ややプレイアブル展示の少なかったWebzenブースだが，「Parfait Station」も，残念ながらデモムービーのみの出展だった。
　Parfait Stationは，日本人受けしそうな可愛らしいキャラクターデザインが特徴的な，シューティングMMORPG。そう説明するとかなりライトなMMORPGなのでは？　と思う人もいるかもしれないが，アクションゲームやシューティングゲームの戦闘システムを採用したのは対人戦を意識しての決定らしいので，見かけに騙されるわけにはいかなそうだ。



　一見するとアクションゲームにしか思えない本作だが，MMORPGとしてのアイデアも多数盛り込まれている。用意されている種族は，ロエル（小さいエルフのような種族），ヒューマン，ライカン（狼男やヴァンパイアのような特殊能力を持つ），ヴェヒモス（体の大きい戦闘種族）の4種類で，ヴェヒモス以外はそれぞれ男/女が選択できる。外見のカスタマイズ機能も充実させる予定とのことなので，個性的なアバターを作成するのも容易だろう。
　スキルに関しては不明な点が多いが，会場にあった操作表（プレイアブル出展なしで操作表とは奇妙だが，単にパンフレットの裏が操作表になっていただけ）にはスキルスロットが五つ設定されていたので，アクションゲーム色が強いながらも，それなりのスキル数は用意されていると考えてよさそうだ。
　なにぶんオフィシャルな情報が少ないため，ゲームの全体像をつかむにはまだまだ時間がかかりそうだが，韓国では2005年中にβテストが開始される予定となっている。かなり日本人を意識したタイトルだと考えられるので，日本国内での運営が開始される可能性はかなり高いだろう。ともあれ，今後の情報公開に期待したい。（大路政志）