【PR】石器時代でのびのびメイフを育てよう「メイフマスターズ」よい子の飼育ガイド

　オープンβテストを間近に控えているゴンゾロッソの「メイフマスターズ」。石器時代をモチーフに，ペットの「メイフ」を育てながら一緒に冒険を繰り広げる本タイトルは，すでにお伝えしているとおり，一度はクローズドβテストまで漕ぎ着けた「MayPan」を大幅リニューアルしたもの。といっても，ゲームの見た目にはあまり変化がないのだが，実は以前のバージョンでは日本側の要望に沿った展開をするにはサーバー側の対応が難しく，1年かけてサーバー周りのバックエンドが一新されているのだ。これにより今後の拡張要素にも耐える柔軟な構成となり，新しいサービスをどんどん展開していくことが期待できるようになった。

　こうして，名前も新たに再スタートを切る愛着型MMORPGだ。先行テストプレイの記事では伝え切れなかった細かい部分を含め，メイフマスターズとはどんな魅力を持つタイトルなのか，本記事で紹介していこう。

プレオープンβテストの人気は上々，チュートリアルNPC付近は大混雑していた

　異論/反論はあろうが，本タイトルの主役は，愛らしくて，ときに生意気なペット，メイフ達だと思っている。残念ながら，この世界にはお腹がすいたときだけエサをねだりにくるような野良メイフは存在しない。メイフには必ず主人たる人間が付いている。つまり本作のタイトルにもある「メイフマスター」とはプレイヤー自身のことなのだ。

　プレイヤーキャラクターには今のところ人間以外の種族はなく，男女の性別とヘアスタイルやヘアカラー，顔立ちを，あらかじめ用意されたパターンから選び，組み合わせて自分のキャラを作る。性別による初期能力値に違いはなく，STRとINT，VITとDEXという四つのステータス値をスライドバーで調整可能だが，割り振れるボーナスポイントなどはとくにない。キャラクター作成のタイミングでは全員が「ルーキー」というポジションで，職業はまだ選べない。将来どんな職業に就かせるのか決めていないプレイヤーは，下手にステータス値をいじらず，初期設定のままプレイを開始したほうがよいだろう。キャラスロットは五つあるが，使えるのは三つまで。残りの二つはアイテム課金の対象となる。

　キャラクターが最初に降り立つのは，「疑問の地」にある海岸線に近い「荒れヶ丘」という初心者向けの村がある場所だ。すぐ近くにはメイフマスターズの世界で生きていくのに必要な，さまざまなことを教えてくれるNPC達が立っている。頭の上に黄色い「？」アイコンがついているのが，現在受けられるクエストを持っているNPCなので，まずはチュートリアルクエストから始めよう。自分だけのメイフと会えるのは，もうちょっとだけ先なのだ。

　最初のうちは誰それに話しかけろ，といったごく簡単なお使いが多く，次第に特定のモンスターを倒したり，ドロップアイテムを集めたりするクエストをお願いされるはずだ。初期村の周辺には，カブのような形をした「ジェルミン」「パン」というモンスターがうろついているのだが，どうせ序盤だけの最弱モンスターと侮ってはいけない……。この小さなモンスター達は見た目とは裏腹に，その属性に応じたスキル攻撃をしてくるのだ。火属性のレッドジェルミンは炎をぶつけ，電気ジェルミンはその名にふさわしく雷を落としてくる。また，フィールド上にはレベル1〜6前後のジェルミンが入り混じっており，見た目だけではなかなか区別がつかず，うっかりレベルの高いジェルミンに手を出すとたちまち返り討ちに。頼もしい相棒となるメイフが手に入るまでは，おとなしくレベル1のモンスターを探して，地道にクエストをこなしていこう。

黄色い「電気ジェルミン」の属性攻撃！　レベルが低いうちはHPをごっそり削られてしまうので，回復アイテムが追いつかないことも多い

チュートリアルクエストの一つ，「メイフってなに？」でようやくメイフの卵がもらえる

キャラクター情報ウィンドウでは，装備アイテムや現在のステータス値，習得済みスキルなどを確認できる。STRに極振りしてみたが，これでも同レベルのモンスター相手にかなり苦戦させられた

　キャラクター操作と攻撃方法だが，移動は目的地をマウスで左クリック。攻撃は対象モンスターをダブルクリックすれば，敵が倒れるまで自動で攻撃し続けてくれる。また，自分に一番近いモンスターから順番にターゲットしてくれる機能もあるので，アイコンをドラッグ＆ドロップしてショートカットに設定しておくのがオススメ。モンスターを倒したり，クエストを遂行すると経験値を獲得し，チュートリアルクエストをすべてこなすだけで，レベル3ぐらいには成長しているはずだ。レベルアップ時にはステータス値へのボーナスポイントがもらえるので，忘れずに割り振っておこう。

　戦闘不能になると，一番近い復活ポイントからすぐに再開できるのだが，装備品の耐久度が大きく減ってしまう。回復アイテムにはディレイがあるため，あまり無茶な戦闘は避けよう。レベル10以上になるとデスペナルティが発生し，経験値が減ってしまうので注意。

メイフ情報ウィンドウから「召還」ボタンを押すと，近くに小さなメイフが出現する。毎回「よんだー？」と返事をするのが，ひたすら愛くるしい

　チュートリアルクエストでもらえるメイフの卵は，恐竜型の「アーゴン」か動物型の「ターラ」のうちどちらか一つだけだが，この2種に関していえば，モンスターからのドロップ率も高い卵なので，両方育成するのも難しいことではなさそうだ。また，クエストではもらえないがもう一種，昆虫系のメイフも存在している。卵の状態ではアイテム扱いとなり，インベントリに入ってしまうのだが，ダブルクリックするとメイフの孵化器が起動するので，そこに卵を入れることにより孵化が開始し，3分ほどでメイフが誕生する。　孵化させたメイフはFキーで開くメイフ情報ウィンドウのスロットに収納され，今後の成長はここで見守ることになる。

　さて，生まれたばかりのメイフはキャラクターの足元で，ボールほどのサイズしかない，「乳児メイフ」と呼ばれる第1段階の形をしている。メイフはプレイヤーとともにモンスターと戦うことで経験値を獲得して成長し，レベル10になった時点で次の第2段階へ進化するのだが……どんな外見と戦闘スタイルのメイフに育つかは，プレイヤーの育て方次第。もっと詳しくいえば，与える食事と親密度次第で，メイフのその後の進化に大きな違いが生まれるのだ。

　お腹が空いたメイフに与えるエサは肉，樹液，野菜，海産物の4種類が用意されており，それぞれに感情，感覚，思考，直感力を発達させる効果がある。なんでもバランス良く食べさせるのか，肉食や樹液だけなど偏食気味に育てるのかという食生活に加えて，メイフのレベルアップ時に増えるプレイヤーとの親密度の二つが影響し，その後の進化が決定づけられるというわけだ。

　また，外見が同じ第2段階のメイフでも，エサのバランスによってはやたらと命令をきかない生意気なメイフになるなど，性格にも違いが見えてくる。一生懸命エサをやり，愛情込めて育てているメイフに「私を守れ！」と指令を下したのに，「えー」だの「面倒」だのといわれると，結構ショック……。気分はすっかり思春期の子供を持つお母さんなのだ。

恐竜系なのに雑草ばかりを与えてベジタリアンなアーゴンを育ててみた。思慮深い性格に育つはずなのに，攻撃命令を無視したり，割と反抗的なメイフになってしまった……

昆虫型のバルトを育て，「いつかこの芋虫も美しい蝶に」とワクワクしてたが，第2段階はなんとアヒルの姿に！　母さんはとても悲しいです

　レベル5以上に育てたメイフは，NPCからメイフ専用スキルを購入し習得させることもできる。最初の村では基礎能力をあげるパッシブ系スキルしか販売していないが，やがて訪れることになる「しおさい村」では各種攻撃スキルも販売している。覚えたスキルはプレイヤーとは別のショートカットに登録できる。ちなみに序盤はプレイヤーよりも，メイフのほうが成長速度が格段に速い。こちらがやっとレベル4到達かというときに，メイフはレベル6〜7ぐらいにはなっているので，ときにプレイヤーの壁となる頼もしい存在に育て上げよう。

クエストのために捕獲した「パン」をバラバラ……，じゃなくて，その核を抽出しているところ。浄化してペットにすれば，固有スキルで一緒に戦ってくれる

　卵から育てるメイフとは別に，実はフィールド上のモンスターも捕獲し飼いならすことが可能だ。メイフは最初から「捕獲」スキルを習得しており，相手のHPをある程度減らした状態で捕獲を命じることで，モンスターを捕獲できる。「捕獲アイテム」インベントリには，最大3体のモンスターを収納できる。捕まえたモンスターは「抽出」という名の解体作業でアイテムを取り出すこともできるのだが，専用NPCに「浄化」をお願いすると，メイフ同様にペット化し，ともに戦う仲間となる。浄化にかかる時間はモンスターの種類によってまちまちだが，序盤に捕まえたジェルミンですら数十分は必要なので，預けておいて忘れた頃に受け取りに行くぐらいの気持ちでよさそうだ。

　なお，モンスターもレベルが上がり強く成長するが，メイフと違って外見は変わらない。プレオープンβテストでは，石斧をかついだ狐のモンスター「フェネック」の人気が高かったようで，連れ歩いているプレイヤーを多く見かけた。

　メイフの進化と同じように，プレイヤーキャラクターもレベル10になるとルーキーを卒業し，初めての転職が可能になる。選べる職業は「ファイター」「ハンター」「ミュージシャン」の3種類で，前衛・後衛・支援というMMORPGとしては定番の職業が揃っている。

　さすがに3日間限定のプレオープンβテストでは転職したプレイヤーの姿は少なかったが，最後にオープンβテスト開始に向けて，それぞれの職業の特徴を説明しておこう。なりたい職業を先に決めておけば，キャラクター作成時のステータス配分で迷うこともない。