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[韓国ゲーム事情#353]NEXONがリアル系3D MMORPG「ZerA」を電撃発表
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印刷2005/06/01 22:35

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[韓国ゲーム事情#353]NEXONがリアル系3D MMORPG「ZerA」を電撃発表

Kimの韓国最新PCゲーム事情#353

NEXONがリアル系3D MMORPG「ZerA」を電撃発表
(2005/6/1)

Text by Kim Dong Wook特派員


 NCsoftと共に韓国のオンラインゲーム市場を牽引しているNEXONが,本日(6月1日)ソウル市にあるギャラリーでカンファレンスを開き,極秘プロジェクトの「ZerA:Imperan Intrigue」(以下,ZerA)を公開した。
 ギャラリーという,カンファレンスではあまり使われない会場を使い,ビジュアルを前面に押し出した構成となっていたためか,メディア陣だけではなく,多数のゲーム関係者までもが参加していたのが印象的だった。

 ZerAは,100人以上のスタッフが3年の歳月かけて開発している,大作3D MMORPG。同社がサービスを行う「風の王国」「アスガルド」 「マビノギ」の持つ可愛いらしいイメージとは大きく異なり,「リネージュII」「ファイナルファンタジーXI」を連想させるような,リアル系のグラフィックスとなっているのが特徴だ。
 この同社のイメージ転換(?)によって,今後のオンラインゲーム市場の版図も変化していくのではないだろうか。

 本作は,"アカイア"(Acaia)と呼ばれるファンタジー世界を舞台に,プレイヤーが不滅の存在である"インペラン"(Imperan)となって冒険を繰り広げていくというもの。
 戦闘システムやモンスターハンティングなど,従来のMMORPGでプレイヤーがどこを退屈に思うかということを開発初期段階で研究しており,その結果を反映しつつ"楽しくプレイすること"を重要視しているようだ。具体的には,序盤から高レベル帯までの各段階に,豊富なクエストや,AIスクリプトで多彩な行動をするモンスターを用意して,作業が繰り返しにならないように作られている。また,迫力のある戦闘を楽しめるという。
 さらに,ゲームのストーリーに入り込みやすくするために,イベント発生時に動画によるカットシーンが挿入されるようだ。まるでコンシューマゲームのような,リアルなグラフィックスと派手な演出がなされるという。
 ほかにも,スキルの獲得で自由度を持たせたキャラクター成長や,Demi-Planeと呼ばれる自動生成ダンジョン,広い戦場での戦略的なPvPなど,さまざまなシステムを用意しているとのことだ(ゲームシステムの詳細は,続報でお伝えしよう)。

 本作の開発本部長を務めるSeo, Min氏は,「当社のキャッチフレーズとなっている"手軽さ"は,もちろんZerAにも適用されています。ゲームを短時間で楽しめるようにデザインしていますし,現在サービスされているオンラインゲームの中でも高い水準のグラフィックスとなっています。それでいて,これまでにないような,まったく新しいMMORPGとなるでしょう」とコメントした。

 発表会ではプレイ可能なバージョンが展示され,開発が順調であることもアピールしていた。韓国での今後のスケジュールは,クローズドβテスターの募集を6月10日から行い,6月中にはβテストに突入する予定とのこと。
 このβテストの状況によって,その後に2〜3回の追加βテストを行う予定もあるようなので,おそらく冬ごろにはオープンβサービスが始まるのではないだろうか。

 ゲームシステムなどの詳細記事は追って掲載予定だ。

  • 関連タイトル:

    ZerA: Imperan Intrigue

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