お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
「Catalyst 11.11a Performance Driver」登場。「Rage」や「Skyrim」などに最適化し,致命的な問題に対処
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2011/11/22 11:43

ニュース

「Catalyst 11.11a Performance Driver」登場。「Rage」や「Skyrim」などに最適化し,致命的な問題に対処

 北米時間2011年11月21日,AMDは,「Catalyst 11.11」をベースとしたグラフィックスドライバ「Catalyst 11.11a Performance Driver」(以下,Catalyst 11.11a)を公開した。Catalyst 11.11の公開時に,AMDのCatalyst担当であるAndrew Dodd氏は氏のTwitterで最適化版ドライバを準備中だと予告していたが,それが登場してきたことになる。
 対応OSは32/64bit版Windows 7&VistaとWindows XP。GPUはRadeon HD 6000およびATI Radeon HD 5000の両シリーズがサポート対象となっているものの,infファイルを確認する限り,ATI Radeon HD 2000〜4000シリーズやFusion APU,ノートPC向けGPUを搭載した環境にも導入できるようだ。

 というわけで,すぐに入手したい人は下のリンクからどうぞ。ダウンロードできるファイルは日本語を含む多言語版となっている。

Catalyst 11.11a Performance Driver

 Catalyst 11.11aで最適化の対象となっているのは「Batman: Arkham City」「Battlefield 3」「Rage」「The Elder Scrolls V: Skyrim」の4タイトル。リンク先に書かれている具体的な内容の和訳を本稿の最後に示してみたので,興味のある人はぜひチェックしてほしいと思うが,どちらかといえば,RageおよびThe Elder Scrolls V: Skyrimの性能向上とバグフィックスへ重点的に取り組んできたドライバといった印象だ。
 ちなみに,The Elder Scrolls V: Skyrimに対しては「性能が出ないため,いったんCrossFireXを無効化する」という,思い切った対策もなされていたりする。

 なお,「Performance Driver」と名付けられてはいるが,その実態は通常のプレビュー版ドライバやHotfix版ドライバと同じ。月例のCatalystスイートとは異なり,現状渡しの無保証版という位置づけになっているため,その点は十分な注意が必要だろう。導入はくれぐれも自己責任で行ってもらえればと思う。
 ただ,Catalystの場合,プレビュー版ドライバの修正内容が翌月の月例アップデートに取り入れられるとは限らない(※AMDは「将来の」Catalystで取り入れるというスタンスを取っている)。なので,今回名前が挙がっているタイトルをプレイしていて問題に直面しているとか,近々プレイを始めるとかいったRadeonユーザーは,ひとまず導入しておくのも手ではなかろうか。


●Catalyst 11.11a Performance Driverの更新内容
・Batman: Arkham City
  • シングルGPU環境でDirectX 11モードを実行したときの性能引き上げ

・Battlefield 3
  • 特定のカメラアングルで画面表示がおかしくなる問題

・Rage
  • CrossFireXによるマルチGPU動作が可能に
  • 「Bash TV」の入り口で時折見られるジオメトリ表示の異常を修正
  • 32bit OSがセットアップされ,メインメモリ容量が少ない環境における複数の問題を修正
  • 32bit OSがセットアップされた環境でテクスチャ表示が行われず,画面がひどく乱れる問題の修正
  • オブジェクト削除や再利用の同期時にメモリリークが生じる問題の修正
  • レース中や配達ミッション時に,引っかかったような動作になったり,一時停止したりする問題の修正。本問題はクアッドコアCPUを搭載した環境のいくつかで顕著に見られた
  • 影がいくつか描画されない問題の修正

・The Elder Scrolls V: Skyrim
  • シングルGPU環境で2〜7%の性能引き上げ
  • Radeon HD 6970搭載環境でMulti-Sampling Anti-Aliasing(MSAA)を有効化したときに画面表示がおかしくなる問題の修正
  • CrossFireX動作の無効化(CrossFireX動作を有効化すると,フレームレートが低下し,映像品質にも問題が生じるため。AMDでは引き続き,CrossFireXの正常動作に向けて作業を進めており,準備ができ次第公開する予定)
  • 関連タイトル:

    AMD Software

  • 関連タイトル:

    RAGE 日本語版

  • 関連タイトル:

    The Elder Scrolls V: Skyrim

  • 関連タイトル:

    バトルフィールド 3

  • 関連タイトル:

    Batman: Arkham City

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月28日〜11月29日