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「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.10.2」が「Windows 10 Fall Creators Update」正式対応版としてリリース
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印刷2017/10/24 11:58

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「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.10.2」が「Windows 10 Fall Creators Update」正式対応版としてリリース

 北米時間2017年10月23日,AMDは,公式グラフィックスドライバの最新版となる「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.10.2」(以下,Crimson ReLive 17.10.2)を公開した。
 WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」版として登場した2017年10月リリース第2弾は,Windows 10の「Fall Creators Update」に正式対応する初のドライバにして,「Wolfenstein II: The New Colossus」「Destiny 2」「Assassin’s Creed Origins」という,今週中に世界市場でリリース予定の3タイトルへ向けた最適化版という扱いにもなっている。

 入手したい人は下に示したリンクを利用してもらえれば幸いだ。

64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.10.2
32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.10.2(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.10.2
32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.10.2(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)

ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.10.2
ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.10.2(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.10.2
ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.10.2(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)

4Gamerの最新ドライバリンクページ

※2017年10月時点でAMDは,「Radeon R9 FuryシリーズとRadeon Pro Duo,Radeon RX 400シリーズでは64bit版Windows 10・8.1・7に対応,Radeon RX 500シリーズでは64bit版Windows 10・7に対応」というスタンスだ。Windows 8.1用ドライバは,64bit版が「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.7.1」,32bit版が「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.1.2」を最後に更新されていない。

 「Display Driver」のバージョンは「17.40.1021-171020a-319291E-CrimsonReLive」。つい先日リリースされたばかりのFall Creators Updateひとまず対応版βドライバだと「17.40-171010a-318962E-CrimsonReLive」だったから,このβ版をベースにブラッシュアップを図り,かつ,最新ゲームタイトルへの最適化を行ったものが,今回の17.10.2ドライバという理解でいいのではなかろうか。

 英文リリースノートを見てみると,「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」や「Hearts of Iron IV」といった,日本でもプレイヤー数の多いタイトルに向けたバグ修正も入っていたりするので,対象となるRadeonを使っているユーザーは,ひとまずアップデートが正解なように思われる。
 ただし,ドライバの導入作業は自己責任となるので,その点はくれぐれも注意してほしい。


#### 以下,英文リリースノートまとめ ####

●Crimson ReLive 17.10.2の対応GPU
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon RX 500・400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon R9 Furyシリーズ
  • Radeon R9 300・200シリーズ
  • Radeon R7 300・200シリーズ
  • Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
  • Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
  • Radeon R9 M300・M200シリーズ
  • Radeon R7 M300・M200シリーズ
  • Radeon R5 M300・M200シリーズ
  • Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
  • Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ


●Crimson ReLive 17.10.2が統合するコンポーネント
(※比較対象はRadeon Software Crimson ReLive Edition Beta for Windows 10 Fall Creators Update)
  • Display Driver Package:17.40.1021-171020a-319291E-CrimsonReLive(←17.40-171010a-318962E-CrimsonReLive)
  • Radeon Settings:2017.1020.1706.30751(←2017.1010.2112.36349)
  • 2D Driver:8.1.1.1614
  • Direct3D:9.14.10.01304
  • OpenGL:6.14.10.13497
  • OpenCL:23.20.782.0(←23.20.768.9)
  • Mantle:9.1.10.0228
  • Mantle API:102400
  • Audio Driver:10.0.1.4
  • Vulkan Driver:1.7.0
  • Vulkan API:1.0.54


●Crimson ReLive 17.10.2における最適化
(※比較対象はRadeon Software Crimson ReLive Edition 17.10.1)
  • 「Wolfenstein II: The New Colossus」で性能向上。一例として,解像度2560×1440ドット条件においてRadeon RX Vega 56搭載環境で最大8%,Radeon RX 580搭載環境で最大4%
  • 「Destiny 2」で性能向上。一例として,解像度2560×1440ドット条件においてRadeon RX Vega 56搭載環境で最大43%,Radeon RX 580搭載環境で最大50%
  • 「Assassin’s Creed Origins」で性能向上。一例として,解像度2560×1440ドット条件においてRadeon RX Vega 56搭載環境で最大16%,Radeon RX 580搭載環境で最大13%


●Crimson ReLive 17.10.2における新要素
・Windows 10対応の拡張
  • 「Windows 10 Fall Creators Update」に初めて正式対応

スクリーンショットはGPU Workloadトグルスイッチのものだが,Radeon SoftwareとRadeon Settingsの拡張は,いわゆる仮想通貨マイニング用という理解で,おそらく間違っていないだろう
画像集 No.002のサムネイル画像 / 「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.10.2」が「Windows 10 Fall Creators Update」正式対応版としてリリース
・Radeon Softwareの拡張
  • Radeon RX Vega・500・400シリーズを汎用演算で用いるケースにおいて,Windows 10環境で最大12枚のグラフィックスカードをサポート

・Radeon Settingsの拡張
  • 「Gaming」「Global Settings」以下にGPU Workloadトグルスイッチを追加。Radeon RX 500・400シリーズとRadeon R9 390,Radeon R9 380,Radeon R9 29,Radeon R9 285のいずれかを搭載する環境で,GPUの挙動をグラフィックスと汎用演算のどちらに最適化するか選択できるようになった


●Crimson ReLive 17.10.2で解決した問題
  • Radeon Softwareを(17.10.1へ)アップグレードすると,Windowsコントロールパネルの「プログラムと機能」を開くと確認できる「アンインストールできるソフトウェア一覧」からRadeon Softwareが消えることのある問題(丸括弧内は筆者による推測。原文は「Radeon Software may not appear in the uninstall options under “Apps and Features” on Windows® operating systems after a Radeon Software upgrade.」)
  • 「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」でゲーム側のグラフィックスプリセットを「Ultra」にしていると,ゲーム中,一部シーンで画面表示がおかしくなることのある問題
  • 特定の環境において,Wattmanで設定した電圧設定を適用できないことのある問題
  • XConnect Technologyを有効化したシステムで,システムがスリープもしくは休止状態のときに外付けグラフィックスボックスを取り外すと,システムを復帰させてからあらためて外付けグラフィックスボックスを接続したとき,システムから認識されないことのある問題
  • 「Hearts of Iron IV」の一部シナリオをプレイすると(アプリケーションが)クラッシュしたりシステムがハングしたりすることのある問題(丸括弧内は筆者による推測。原文は「Hearts of Iron IV may experience a crash or system hang during some scenario gameplay.」)
  • Radeon Settingsの「Gaming」タブが,ユーザーのシステムにインストールされているゲームタイトルを自動認識しないことのある問題
  • 関連タイトル:

    AMD Software

  • 関連タイトル:

    Wolfenstein II: The New Colossus

  • 関連タイトル:

    Destiny 2

  • 関連タイトル:

    アサシン クリード オリジンズ

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