THQ，自社のゲームにNVIDIA PhysXを採用

　　NVIDIAは現地時間12月18日，ゲームパブリッシャTHQが，今後開発するPCおよび各種コンシューマ機向けタイトルに「NVIDIA PhysX」テクノロジーを採用し，各開発スタジオで使用することになったと発表した。

　今回のライセンス契約に関する発表では，どのタイトルにPhysXテクノロジーが採用されるかまでは明らかにされていないが，NVIDIAでは，すでにElectronic Artsや2K Gamesとの間で同様のライセンス契約を締結しており（関連記事），今後は各社から，PhysX対応作品が続々と登場してくることになりそうだ。
　詳しくは，以下のリリースを参照してほしい。

＃＃＃以下，リリースより＃＃＃

THQ、世界各国のスタジオ用に
NVIDIA PhysXテクノロジを採用

2008年12月18日 - NVIDIA（エヌビディア）コーポレーション（本社：米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO：ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq：NVDA）は本日、インタラクティブ・エンターテインメント・ソフトウェアの開発・販売会社として世界をリードするTHQ Inc.（NASDAQ：THQI）が、NVIDIA PhysX テクノロジを採用し、世界各国のスタジオで使用することになったと発表しました。
NVIDIA PhysXテクノロジは、インタラクティブ・エンターテインメント・ゲームで現実世界のリアルタイム・エフェクトを設計するための物理効果ソリューションとして世界で最も普及しており、PC、任天堂のWii、Playstation3、Xbox 360を含む各種プラットフォームに対応しています。

THQのプロダクション/ワールドワイド・スタジオ担当上級副社長のロイ・テスラー（Roy Tessler）氏は、次のように述べています。「NVIDIA PhysXテクノロジによって、驚愕の物理効果が実現し、市場で最も競争力のある、革新的な製品を開発することができます。PhysXテクノロジはCPUとGPUの両方をサポートしているため、私たちは自由な創造によって、魅力的な環境を設計し、心の底から没頭できるゲーム体験をお届けできます。」

NVIDIA PhysX開発ソリューションは、堅牢な物理エンジン、API、ソフトウェア開発キット（SDK）で構成されており、物理効果のリアルタイムな作成とプレビューを実現することで、開発者やアニメーター、レベルデザイナー、アーティストは、キャラクターやオブジェクトの物理的相互作用を、クリエイティブな視点から圧倒的水準でコントロールできます。

PhysXテクノロジは、すべての主要ゲーム・プラットフォームで動作するほか、CPUとCUDA汎用並列コンピューティング・プロセッサ（NVIDIA GeForce GPU等）の両方のアクセラレーションに対応します。
GeForce GPUの超並列アーキテクチャは、従来型プラットフォームの能力の10〜20倍の複雑な視覚効果を処理することができ、GPUとCPUの両方のアーキテクチャのメリットを
活用することで、ユーザに究極の体験をもたらすことができます。
さらに重要な点として、NVIDIA PhysXテクノロジは、PC内のGPUやCPUの数や、今日のゲーム・プラットフォームの多様なコンピューティング能力に基づき、高速なパフォーマンスと豊かな環境を実現できます。

NVIDIAのGeForceデスクトップ事業担当副社長、ユージャッシュ・ デサイ（Ujesh Desai）は次のように述べています。
「インタラクティブなゲームプレイに迫真性を付与するため、物理的相互作用の重要性が高まる中、インタラクティブ・エンターテインメント・タイトルの開発プラットフォームとしてTHQがPhysXを採用したことを、非常に嬉しく思います。」

NVIDIA PhysXテクノロジについての詳細は、
www.nvidia.com/physx
をご覧ください。

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