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Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報
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印刷2007/11/19 17:29

インタビュー

Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報

画像集#001のサムネイル/Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報
 一般来場者向けの会場ブースのみならず,商談用スペースを通しての新作紹介記事が増えた今年のG★取材。そこに集まった内外のゲーム会社の一つに,ChinaJoy 2007社長インタビューをお届けした中国のデベロッパSnail Gamesを見つけたので,同社製品のサービス予定を中心に話を聞いてみた。
 実を言うと,先にお届けした[G★2007#55],つまり「超級武林大富翁ONLINE」の紹介記事も,この訪問の副産物だったりするのだが,ここでは既存のSnail Games作品の,サービス予定に関する情報をお届けしよう。

Snail Games 副総経理 何 一希氏
画像集#002のサムネイル/Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報
 話してくれたのは,副社長(副総経理)の何 一希氏。現在開発中の作品はすべて持ってきたそうだが,「航海世紀」(Voyage Century)に続いて,今回MMOダンスゲーム「舞街区」(5th Street)の韓国サービスも決まったという。韓国パブリッシャとなるのはCJ Internetである。
 ダンスゲームに不可欠な楽曲の提供については,CJグループの一員であり,韓国の大手有線放送会社であるm-netと手を組んで進める見通しとのことだ。ちなみに契約自体は,7月のChinaJoy時点でほぼ決まっており,ここまで細かな調整が続いていたという。


MMOダンスゲーム「舞街区」の画面イメージ。ChinaJoy 2007での会場写真より
画像集#004のサムネイル/Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報 画像集#005のサムネイル/Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報


 日本における同社作品のサービス予定について聞いてみると,「機甲世紀」(Age of Armor)についてはChinaJoyの時点で,すでに日本パブリッシャとの契約を済ませたとのこと。さすがにパートナーがどこかはまだ明かせないとの話で,そこは残念だが,近々日本でこの作品にお目にかかれることは確かなようだ。
 ところでChinaJoyの時点では,むしろ「航海世紀」のほうが先に決まりそうという話だった。これについて聞いてみたところ,まだ決まってはいないが,4〜5社と協議継続中らしい。

上段2点が「機甲世紀」,下段が「航海世紀」のスクリーンショット
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画像集#008のサムネイル/Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報 画像集#009のサムネイル/Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報


こちらはブース内に貼られていた,「超級武林大富翁ONLINE」のポスター
画像集#003のサムネイル/Snail Games「航海世紀」「機甲世紀」の日本サービスにG★2007で続報
 ちなみにSnail GamesがG★に出展するのはこれが初めてで,以前は視察のみに留めていたそうだ。それに対して今年はドイツのGames Conventionにも出展したという。まさしく「売り出し中」のタイミングというわけで,G★では韓国パブリッシャはもとより,日本,台湾,ベトナム,ヨーロッパのパブリッシャとも,積極的にミーティングを持ったとの話である。
 韓国オンラインゲームマーケットについては,「航海世紀」がアメリカ,台湾での実績と比べて必ずしも思わしくないことから,「まだ十分に明確なイメージを掴めていません。ただし,『舞街区』については良いパートナーを得ましたので,これから分析を深めて,韓国ゲーマーの好みに合うゲームにしていきたいと思います」と,率直かつ謙虚な答えに留めた何氏だが,日本市場については,「オンラインゲームの潜在的な成長見込みが,アジアで最も高い地域」と考えており,「将来的には中国ゲーマーと日本のゲーマーが,インターネットを通じて交流できるようになるという,考えを持っています」とのこと。

 日本のゲーマーが,中国(中華人民共和国)発の意欲的なタイトルに接する機会は,「Perfect World -完美世界-」など先行例もあるが,まだまだそれほど多くはない。さまざまな国で開発されたオンラインゲームを相互にプレイできるようになれば,それだけ我々のゲームライフも豊かになっていく。そうした状況の進展に期待しつつ,「機甲世紀」と「航海世紀」の続報を楽しみに待ちたいところだ。
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