この作品について説明してくれた,網易の范 存彦氏
![画像集#002のサムネイル/[CJ 2008#24]BigWorldエンジンを用いて「山海経」の世界を再現したMMORPG「天下2」](/games/023/G002300/20080719010/TN/002.jpg) |
網易(Net Ease)が現在オープンβテストを実施中で,2008年の新作として大々的に押し出していたのが,MMORPG「
天下2」である。本作は,中国古代の奇書「山海経」の世界を扱った作品で,プレイヤーは八つの門派いずれかに属し,互いに争いつつも,妖怪に支配されかけている世界を救うというのがストーリー上の目標だ。
門派は,剣士系,アーチャー系,攻撃魔法系,ヒーラー系,仙人系などそれぞれに特徴を持ち,そこに属したプレイヤーキャラクターは,レベルアップに応じて独自のスキルと必殺技を身につけていく。
PvPシステムが充実しており,攻城戦なども用意される本作だが,門派の間に白道/黒道といった大きな切り分けは存在しない。八つの門派はそれぞれパラレルな位置付けになっているようだ。
公式サイトで公開されている,「天下2」の原画
![画像集#011のサムネイル/[CJ 2008#24]BigWorldエンジンを用いて「山海経」の世界を再現したMMORPG「天下2」](/games/023/G002300/20080719010/TN/011.jpg) |
![画像集#010のサムネイル/[CJ 2008#24]BigWorldエンジンを用いて「山海経」の世界を再現したMMORPG「天下2」](/games/023/G002300/20080719010/TN/010.jpg) |
ブースで少しだけプレイしてみたところ,キャラクターの移動はマウスクリックかW/A/S/Dキー,攻撃はショートカットを割り当てた数字キーで行うなど,いたってオーソドックスな操作体系だった。
また「山海経」の世界を描くだけあってモンスターのバリエーションは広く,例えば樹木系,狐系,有毒生物系,神仙系,器物系など,発想からして東洋思想を感じさせる。場合によってはそうしたモンスターを使役し,また融合させて強化するといったことも可能なようだ。
なおこの作品は,
BigWorldエンジンの採用例として早くから知られている。ブースで試遊できたバージョンでは,基本的にクォータービューのように引いた視点でしかプレイできなかったが,公式サイトで公開されているマップのグラフィックスはなかなか美しい。フル3Dならではの三人称視点でプレイできるようになれば,より迫力ある映像が楽しめるようになるのかもしれない。