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[TGS 2012]RazerのXbox 360用アーケードスティックがTGS 2012でプレイアブル展示。Team Razerの板橋ザンギエフ&ふ〜ど両氏に,その使い勝手を聞いてみた
また一般公開日である2012年9月22日,23日には,Team Razerに所属するプロゲーマー,板橋ザンギエフ氏とふ〜ど氏による「Virtua Fighter 5 Final Showdown」の組手やエキシビションマッチがステージ上で度々行われ,ブース周辺は常に人だかりができるほどの盛況を見せていた。
本稿では,この注目のXbox 360用アーケードスティックについてのレポートをお届けする。まずは板橋ザンギエフとふ〜どの両氏による解説を,ムービーで紹介しよう。
※「BACK辻」とは……「ストリートファイターIV」シリーズ特有のテクニック。特定の攻撃ボタンと[BACK]ボタンをズラし押しすることで,コンボなどの成功率が飛躍的に向上する。ただ多くのアーケードスティックでは小パンチなどと[BACK]の位置が離れていることが多く,活用が難しい。
イベントの合間を縫っての収録だったので時間は短いが,Xbox 360用アーケードスティック(β版)のポイントはムービーからお分かりいただけるのではないだろうか。ここからは,ムービーでは触れられなかった点について,いくつか補足する形でお伝えしよう。
まず外観から見ていこう。昨年の東京ゲームショウVer.からの大きな違いという意味では,厚みがかなり違っているのが気になるところ。昨年はかなり薄い印象を受けた,Xbox 360用アーケードスティック(β版)だが,最新Ver.では平均的なアーケードスティックという印象になっている(この理由については後述)。
ムービーでも紹介した[Razer]ボタンは,天面手前側に大きく配置されている。間違えて押してしまうと天面が開いてしまうので,かなり力を入れないと押せない仕組みだ。なおプレイ中は,ボタンのRazerマークが発光するオマケ付き。この辺りはゲーマー向けPCデバイスを多数発売してきたRazerらしいセンスのギミックと言えるだろう。
またヘッドセットを接続するミニジャックは,[Razer]ボタンのさらに手前側に用意されている。
さらにXbox 360と接続するためのケーブルは,ムービーでも触れたように着脱可能となっている。取り外したケーブルは,この後説明する内部のボックスに収納可能だ。
着脱式の接続ケーブル。接続部分は結構しっかりしていて,抜けにくいようになっている |
筐体底面には滑り止めのラバーシートが貼られている。机置き派だけでなく膝置き派のプレイヤーも安心だ |
次に筐体内部を見ていこう。
[Razer]ボタンを押して天面を開くと,目に入るのは手前側に用意された収納ボックスだ。ここには標準で,メンテナンス用のドライバーと,付け替え用のいわゆるナス型レバー(の握りの部分)が格納されている。標準のボールを取り外して,好みの握りに付け替えられるほか,空きの収納ボックスには,Xbox 360との接続ケーブルや,予備のボタンなどが格納できる。
また収納ボックス自体も,底面にネジ止めされていて,付け外しができることは面白い。収納ボックス用のネジ穴は,底面部分全体を覆うように配置されたハニカム状のプラパーツ全体に用意されていて,取り外すだけでなく,好きな位置に配置し直すことも可能だという。
ボタンとの配線は,一般的なファストン端子接続。[BACK]の配線長がもう少し長いと,ふ〜ど氏のいう辻式用配線も楽なのだが…… |
標準で付属するナス型レバー(の握り部分)。レバーのボールを外すだけで取り替えられる |
以上,簡単にではあるがβ版のインプレッションをお届けしてみた。
なおβテスト中につき,今後のスケジュールなどについては未定な部分が大きいものの,製品版の発売は2013年春頃を目処に検討しているとのこと。プロゲーマーのシビアな要求にも応えるRazerのアーケードスティック,その登場に期待しておこう。
東京ゲームショウ2012 Razerブース特設サイト
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