Razer Leviathan
メーカー:Razer
問い合わせ先:MSY(販売代理店)
予想実売価格:2万9200円前後(※2015年2月5日現在)
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「
Razer Leviathan」(以下,
Le
vi
a
th
an)は,
一時下火になったものの,最近になってまた人気が復活しつつある「
サウンドバー」だ。
一般にサウンドバーは,テレビ(など)のすぐ前または画面直下に置いて使用するが,Leviathanの場合は,サウンドバー本体に専用ケーブルで接続される外付けのサブウーファを加えたセット製品になっている。
Leviathan(リヴァイアサンもしくはレヴィアタン)の本体。背面側に光角形のデジタルサウンド入力端子と3.5mmミニピンのアナログサウンド入力端子を用意する
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サテライトスピーカー相当となるサウンドバー本体に搭載されるスピーカードライバは63.5mm径のフルレンジと19mmのトゥイーターが2発ずつなので,いわゆる2-wayスピーカー2台分を一体化した形だ。サブウーファはパッシブタイプで,133mm径のフルレンジドライバー×1。サテライトとサブウーファのクロスオーバー周波数は180Hzと,やや高めである。
こちらが付属の専用サブウーファ。サブウーファが付属するため,2.1ch(※物理的には1.1ch)スピーカーセットということになる。台形状なのは,見た目というより,音響を考慮してのものかもしれない
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今回は,4Gamerの会議室で,Razerの代理店であるMSYが簡易的にセッティングしたシステムを使い,実機の試聴を行った。時間の都合上,ステレオ素材の音楽と映画を用いてのテストとなったが,第一印象としては,「音楽で楽しむにはサブウーファの音量が大きすぎ。映画やゲームならサイズに見合わぬ低音が楽しめる」といったところだ。
Leviathanは,脚を変えることで,スピーカーの角度と高さを調整できる
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Leviathanには,付け替え可能なゴム製の脚とプラスチック筐体と金属製カバー,ゴムシートが組み合わされた脚が付属しているが,後者のほうが,設置面の素材の違いをより吸収してくれるようだ。設置にあたっては,サテライトとサブウーファからリスナー/プレイヤーまでの距離を揃え,できればサブウーファがサテライトの真下に来るよう設置することをお勧めする。そうしないと,サテライトよりサブウーファが近いときには顕著に低音だけ早く感じたり,逆にサテライトよりサブウーファが遠いと低音だけ遅く感じたりすることになるだろう。
本体中央天板部周辺に操作用のボタンとインジケータ類がまとまっている
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機能面を見てみると,Leviathanでは音楽,ムービー,ゲームと3種のプリセットを切り換えられるようになっている。また,Dolby Pro Logic IIによるステレオ・トゥ・サラウンド機能や,Dolby Virtual Speakerによるバーチャルサラウンド機能も利用可能だ。トゥイーターが本体の両端に付いているおかげか,ステレオ素材のマルチチャネル化を行っても,音の広がりをきちんと感じられるのはよい。
※HW短評に関する注意
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