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サイバーフロント,「式神の城III」を9月29日に発売
ファンには改めて説明するまでもないが,式神の城シリーズの特徴は,大きな立ち絵と声優によって“肉付け”されたキャラクターが存在し,キャラクターごとに,ゲーム性が大きく変わってくる点にある。キャラクター達の織りなす独特の世界観とゲームの多様性が,式神の城を式神の城たらしめているとも換言できるわけだ。
では最新作はどうか。式神の城IIIでは,前者の独自性を維持しつつ,後者については,新キャラを多く投入することによって,多様なゲーム性を追加することに成功している。3作めを迎えるに当たってのマンネリ感のようなものも少なく,その意味で式神の城IIIは,式神の城として自然に,正常な進化を遂げた作品といえるだろう。
ちなみに,2006年2月から稼働しているアーケード版は,PCベースで動作するタイトーのアーケード基板「TAITO TypeX」で開発されている。同じTAITO TypeXベースで開発され,先に移植された「雷電III」の忠実度がきわめて高かったのを鑑みるに,今回も移植の忠実度については安心してよさそうな気配だ。なお,ニュースリリースによれば,ゲームモードとして,細部の補正を行いつつもアーケード版を忠実に再現する「アーケードモード」と,さらなる調整が行われた「ディレクターズモード」の二つが用意されているという。
アーケード完全移植を望む人からすると「細部の補正」がどの程度なのか少々気になるかもしれないが,いずれにせよ,2Dシューティング好きなら,期待しておいて損のないタイトルである。(佐々山薫郁)
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式神の城III
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