ガンホー，ガンホーゲームズでサービスのオンラインゲーム向けに「携帯アプリ型」ワンタイムパスワードサービスの提供を発表

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントは，トッパン・ファームズとサードネットワークスが提供する「SecureOTP Mobile」を利用した「携帯アプリ型ワンタイムパスワード」のβサービスを，12月中旬より「ガンホーゲームズ」で提供するオンラインゲーム各種に向け開始する。対応キャリアは，NTT ドコモ，SoftBank，au（スマートフォン，iPhoneは除く）。

サービス概要イメージ

　ワンタイムパスワードが適用されるタイトルには，「ラグナロクオンライン」「エミル・クロニクル・オンライン」「グランディア オンライン」といったガンホーのサービスするタイトルのほか，「ルーセントハート」「アルカディアサーガ」「アルテイルネット」といった，ガンホーゲームズからログイン可能なチャネリングサービスタイトルも含まれる。

　ワンタイムパスワードはご存知のように，1度きりの「使いきりパスワード」だ。通常のアカウントIDやパスワードのほかに，もう一つのパスワードが必要となり，そのパスワードとなるのがワンタイムパスワードとして発行される。利用するたびに生成されるパスワードが異なるので，現状でもっとも安全性が高いセキュリティ方法といわれている。

　今回導入されるワンタイムパスワードサービスのベースとなるのが，トッパン・フォームズとサードネットワークスが共同開発した「SecureOTP」という電子ペーパーを応用した認証サービス。これを，携帯アプリ型トークンシステムと連携させたのが本サービスとなる。
　携帯アプリとして「SecureOTP Mobile」をダウンロードし，初期設定を行うことで，その後はパケット通信を行わず利用できるようになる。そのため，携帯の電波の届かない場所でも，パスワードの発行が可能だという。

　最近では，ゲームオンがサービスする「RED STONE」でもワンタイムパスワードサービスが始まったが（関連記事），まだまだオンラインゲームではこういったサービスは少ない。とはいえ，セキュリティソフトだけでは守りきれないアカウント情報を，こうした取り組みによって守ってくれることは，プレイすることへの安心感にもつながるはず。導入が始まったら，セキュリティ強化のためにも，積極的に使うよう検討してもらいたい。
　なお，正式サービス開始時期は未定だが，βサービス期間中は無料で利用できる。

「ガンホーゲームズ」公式サイト