Bold Games，「Wings Over Europe：Cold War Gone Hot」を4月に発売

　アメリカ時間の4月3日，Bold Gamesは「Wings Over Vietnam」の続編に当たる「Wings Over Europe: Cold War Gone Hot」を4月中に発売すると発表した。価格は29.99ドル。
　「Wings Over Vietnam」は，ベトナムの航空戦をテーマにしたコンバットフライトシミュレータ。F-4ファントムやF-100Dスーパーセイバーといった当時の花形戦闘機を駆って，ベトナムの空で華麗なドッグファイトを繰り広げるもの。フライトシムとしてはカジュアル向きで，複雑なキー操作を駆使する必要なく，手軽に飛べるところが人気だった。

　続編，「Wings Over Europe: Cold War Gone Hot」は，タイトルにもあるように「ソ連が西ドイツに軍事侵攻して始まった第三次世界大戦」という架空の戦いを扱っている。プレイヤーはNATO，あるいは新生ルフトヴァッフェ（西ドイツ空軍）のパイロットとなって，迫りくるソ連空軍と戦うのだ。こちらも前作同様，ファントムやセイバーといった，1960年代中頃から1970年代にかけての新鋭機が登場するほか，F-15イーグル，ハリアーといった現在でも使用されている機種が続々と出てくる。
　ベトナムと同じく，本作も比較的カジュアル向きのシミュレータになりそうだが，3Dで描かれた雲や，航空機のディテールなどのグラフィックスは一級品。現在のところ，日本語版発売のアナウンスはどこからもないが，気になる人は公式サイトを確認してみよう。（松本隆一）