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Core 2
  • Intel
  • 発表日:2006/07/27
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Intel,クアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700」を正式発表
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印刷2006/11/15 15:38

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Intel,クアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700」を正式発表

 Intelの日本法人であるインテルは,2006年11月15日に,同社初のクアッドコアCPU群を発表した。発表のメインは,サーバーあるいはワークステーション向けCPUである「Quad-Core Xeon 5300番台」だったのだが,先にレビュー記事をお伝えしているデスクトップ向け製品「Core 2 Extreme QX6700/2.66GHz」についても,価格などの詳細が明らかになった。そこで今回は,このデスクトップ向けCPUを中心に,発表会の模様をお伝えしたい。

左,中央:2006年1月の「Viiv」と「Centrino Duo」,そして10月の「VPro」と,プラットフォーム全体の性能向上を考慮して技術革新を行っていくと,インテル代表取締役共同社長の吉田和正氏は挨拶。2006年を「クアッドコア化の始まった年」と位置づけた
右:会場に展示されていた各社のサーバー製品


両手にそれぞれQuad-Core Xeon 5300番台とCore 2 Extreme QX6700を持って見せる阿部氏
 製品発表会で,インテルのマーケティング本部長 阿部剛士氏は,まず,「65nmプロセスではすでに4600万個のCPUを出荷した」とIntelの65nmプロセスが順調であることを強調。そのうちの600万個がデュアルコアであることも指摘した。また,開発コードネーム「Kentsfield」(ケンツフィールド)として知られていた「Core 2 Extreme QX6700/2.66GHz」について,TDPは130Wで,1000個ロット時の価格が999ドル,日本円で12万60円になると発表。デュアルコアCPUの最上位モデルで,同じく1000個ロット時の価格が999ドルとなっている「Core 2 Extreme X6800/2.93GHz」と比べて,最大70%の性能向上があるとした。

 また同氏は,2007年の早い時期に,ゲーマーを含む一般ユーザー向けとなるミドルレンジ市場向けのクアッドコアCPU「Core 2 Quad」を投入するとした。現実には,これとは別に,従来製品より高速なデュアルコアCPUも用意されているようだが,全体の方向性として,Intelがマルチコアに進んでいるのは間違いない。

“デュアルダイ”構成でL2キャッシュ容量は共有4MB×2となるCore 2 Extreme QX6700。Core 2 Extreme X6800と比べて最大70%高速とされた
左:1080iの高解像度ムービーを再生しながら,バックエンドでやはり1080iのムービーを編集するデモで,CPU以外が同じ構成のPCを用いて,X6800(左)よりもQX6700(右)のほうが速いとアピール。「このような用途は,デジタルホームでは起こりえる」(阿部氏)とのことで,やはりクアッドコアCPUは当面,ホームサーバー的に用いられるのを想定しているようだ
右:デスクトップ向けCPUのロードマップ。「将来」として45nm世代のCPUもコードネームが紹介されている
こちらはQuad-Core Xeon 5300番台の資料。せっかくなので掲載してみる。IrwindaleコアのシングルコアXeonと比べて,今回のQuad-Core Xeon 5300番台は性能で4.5倍以上,消費電力あたりの性能でも4倍以上高速とした。右はロードマップだ


 なお,会場には各社のCore 2 Extreme QX6700搭載PCがズラリと並んでいたので,最後にお届けしたい。先のレビュー記事でお伝えしたように,クアッドコアはまだゲーマー向けではないが,「ゲームでは不要」と言われ続けてきたデュアルコアCPUが一般化したように,将来的にクアッドコアCPUがゲームプレイにメリットをもたらす可能性は十分にある。クアッドコアCPUを「無関係」と切って捨てるのではなく,いずれはゲームにも関係が出てくるというスタンスで,状況を逐次確認しておくことを勧めたい。(佐々山薫郁)

左:エプソンダイレクトの「Endeavor Pro4000」。BTO対応で,QX6700搭載の最小構成だと「GeForce 7300 GS」にメインメモリ512MBで25万110円(税込)から
中央:九十九電機のeX.Computerブランドによる「EB30J FullAcceleEdition」(B30J-6470ES)。BTO対応で,「GeForce 7950 GT」にメインメモリ1GB搭載の標準構成が29万9800円(税込)から
右:ドスパラの「Prime Monarch LXW」。BTO対応で,「GeForce 8800 GTS」にメインメモリ2GBの標準構成が33万9980円(税込)から
左:マウスコンピューターのG-Tuneブランドによる「MASTERPIECE V900GX3」。BTO対応で,「GeForce 7900 GTX」にメインメモリ2GBの標準構成が37万8000円(税込)から
右:アロシステム傘下のフェイスによる「INSPIRE QX6700XN/DVR Premium」。BTO対応で,「NVIDIA Quadro FX 1500」にメインメモリ2GB搭載の標準構成が47万9799円(税込)から。位置づけはワークステーションだ
このほか,2006年11月16日14時30分時点では詳細が明らかになっていない製品も展示されていた。上段左から順にアプライドの「CV-QX6700IN200」,KOUZIROの「KZGB81」,サイコムの「Radiant G-Master F430QZ」,下段左からソーテックの「PC STATION DT9010」ブレスの「VQ6700P/B」
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