韓国mGameが開発し,日本ではジャレコがパブリッシングする「
ルナティア 〜プラチナファンタジーオンライン〜」は,台湾では原題どおり
「Holic」という作品名でサービスされる。台湾パブリッシャであるFunTown(戯谷)の展示方針は実に的を射たもので,
「一場前所未有的超萌冒険」(いまだかつてどこにもなかった,超萌え冒険)というキャッチフレーズを添えて,ブースの随所に可愛らしい(韓国版と共通の)アートワークを配していた。
ブースのコンパニオンさんは,定期的にガラス張りの箱に入ってポーズをとっていたのだが,これはゲーム世界から抜け出てきましたよ,という演出だったようだ。
試遊台の自キャラについても心得たもので,インベントリにはタブ二つ分を埋め尽くす豊富なアバターアイテムが用意され,展示されていた状態では全員が眼鏡っ娘という徹底ぶりだった。いやまあ,なんらかのこだわりというよりは,装備できる部位をすべて埋めるためだとは思うのだが。
FunTown 代理産品営運二処 産品経理 許 朝欽氏
![画像集#006のサムネイル/[TAIPEI2008#19]「ルナティア」の台湾版は“超萌”タイトルとしてプロデュース](/games/034/G003443/20080127006/TN/006.jpg) |
そんな明確なプロモーション方針を貫くFunTownで,本作のプロデューサーを務める
許 朝欽氏に,台湾サービス独自の要素について聞いてみた。氏の話によると,現在も開発が続く本作に関して,大陸中国のパブリッシャT2CNからはPvPの充実という要望が入ったのに対し,FunTownからは釣りや鉱石の精錬といった,生活/生産要素の充実を申し入れたのだという。
また,「台湾には可愛らしいキャラクターが登場するオンラインゲームが数々あるが,“萌え”とはっきり謳った作品を出すのは,うちが初めてでしょう」と胸を張る氏には,台湾サービス独自のアイテムをリリースしていきたいという意向もあり,それは例えば学校の制服などだという。
今年(2008年)の7月,夏休みを目途にクローズドβテストに入るという台湾サービスが,どのくらいの萌え萌え具合になるのか,ある意味楽しみである。