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SteelSeries,ハイエンドのゲーマー向けマウス「Rival 700」。振動機能と有機ELサイドパネル搭載で,センサーなどの交換にも対応
Rival 700は,ゲーム中のイベントなどを震えて知らせる振動機能と,センサーや本体カバー,ケーブルの交換機能,そして本体左サイドのモノクロ有機ELパネルを搭載するというのが最大の特徴だ。北米市場においては,2016年春に99.99ドルで発売予定となっている。
Rival 700が搭載する振動機能は「tactile alerts」とされているので,おそらくはスマートフォンのバイブレーション機能的なものだと思われるが,リリース文によると,マウスの操作性を犠牲にすることなく,手にゲーム中のイベント情報を触感として伝えることができるという。統合ソフトウェア「SteelSeries Engine」から設定することにより,ゲーム内キャラクターの健康状態や,MMORPGにおけるクールダウンタイムなど,さまざまな通知に利用可能だそうだ。
本体底面から見ると,センサーモジュールがネジ留めされているのが分かる |
ケーブルとセンサーモジュールの着脱イメージ |
さらに,最大トラッキング速度300IPS,最大加速度50G,ポーリングレート(USBレポートレート)1ms(1000Hz)で加速なしというスペックのPixArt Imaging製光学センサー「PMW3360」を搭載する本体底面ブロックはセンサーモジュール的に本体から取り出せるようになっており,SteelSeriesは,「レーザーセンサー搭載モジュールや,将来登場予定の新しいセンサーを搭載したモジュールへ差し替えられる」と謳っている。
また,詳細は不明ながら,筐体カバーも交換可能で,形状や表面加工のカスタマイズも行えるようになるようだ。
ただ,Rival 700では,本体側面という「外から見える位置」に有機ELパネルが移動したことを生かし,対応ゲームアプリケーションで利用できる機能「GameSense」と組み合わせることで,「ゲーム中に何回ヘッドショットをキめたか」などの情報も表示できるようになった。あくまでも利用できるのは対応ゲームにおいてだけだが,用途が広がったこと自体は歓迎できそうだ。
気になる主なスペックは下にまとめたとおり。機能てんこ盛りということでさすがにちょっと重めだが,定評あるRival系のハイエンドということで,気になる人は多いのではなかろうか。国内発表に期待したい。
●Rival 700の主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ(※センサーユニット交換可能)
- 標準搭載センサー:PixArt Imaging「PMW3360」
- ボタン数:7(左右メインボタン,センタークリック機能付きスクロールホイール,ホイール手前×1,左サイド×3)
- 最大トラッキング速度:300IPS(≒7.62m/s) 最-大加速度:50G
- 画像処理能力:未公開
- フレームレート:未公開
- CPI設定:100〜16000(※刻み未公開)
- ポーリングレート:1000Hz(※詳細未公開)
- データ転送フォーマット:未公開
- 公称本体サイズ:約68.46(W)×124.85(D)×41.97(H)mm
- 公称重量:約159g(※ケーブルを含むかどうかは未公開)
- ケーブル長:約1m(ラバーコート)もしくは約2m(布巻き)
- マウスソール:未公開
SteelSeriesのRival 700製品情報ページ(英語)
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