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印刷2007/09/18 23:59

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「TakeDown:the First Mission」とはこんなゲーム。ハンビット,TakeDown製品記者発表会を開催

画像集#002のサムネイル/「TakeDown:the First Mission」とはこんなゲーム。ハンビット,TakeDown製品記者発表会を開催
 ハンビットユビキタスエンターテインメントは本日(9月18日),東京は渋谷のClub Asiaで「TakeDown製品記者発表会」を開催した。そのタイトルどおり,同社が日本での正式サービスを決定したオンラインシューティング,「TakeDown: the First Mission」(以下 TakeDown)のメディアお披露目会というわけだ。
 「こちら」の記事でも紹介したとおり,TakeDownはオンラインマルチプレイをメインにしたシューティングで,本日(9月18日)からクローズドβテスターの募集がスタートしている。4Gamerでも何度か記事にしてきてはいるが,具体的にどういう感じのゲームなのか? という点ではいささか謎に包まれたタイトルでもあった。
 デベロッパであるKama Digital Entertainmentは,かつて韓国だけでリリースされた「Rainbow Six: TakeDown」を制作し,ヒットを飛ばした経験のあるメーカー。それだけに,“カジュアルなシューティング”という大枠は一緒ながら,先行する韓国製マルチプレイFPSとは一味違った風味が盛り込まれているのではないかと期待されていたのである。
 ハンビットユビキタスエンターテインメント取締役副社長であるソン・ジンホ氏,Kama Digital Entertainment代表取締役社長のパク・ヒョンギュ氏の挨拶に続き,いよいよゲーム紹介およびデモプレイが開始された。操作するのはハンビットユビキタスエンターテインメント運営チームの田山佳裕氏だ。

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現在サービス中の「グラナド・エスパダ」「ネオスチーム」,そして「With Your Destiny II」に続く4本目の柱としてTakeDownを位置づける,と語るハンビットユビキタスエンターテインメント取締役副社長,ソン・ジンホ氏
画像集#030のサムネイル/「TakeDown:the First Mission」とはこんなゲーム。ハンビット,TakeDown製品記者発表会を開催
Kama Digital Entertainment代表取締役社長のパク・ヒョンギュ氏は,展開するそれぞれの国に独自のコンテンツを用意し,各国のプレイヤーにとって魅力のあるタイトルにしていきたいと抱負を語る

 プレイヤーは,対テロ傭兵部隊に属し,テロ組織壊滅作戦“TakeDown”を遂行することになるのだが,チーム戦の場合はどちらかがテロリストの役割をすることになり,テロリストと対テロリスト部隊に装備などの違いはない。また,後述するようにサービス対象となるそれぞれの国に応じて独自のコンテンツ(マップやキャラクター)が用意される予定だということもあり,ゲームの背景となるストーリーは一応あるものの,それほど物語に重きは置かれていない印象だ。あくまでアクション主体なのである。

 最大参加プレイヤー数は現在のところ16人(8対8)で,ゲームモードは以下の3種類が用意されている。

1.個人戦
 自分以外の参加プレイヤーはすべて敵。いわゆるデスマッチ。
2.チーム戦
 プレイヤーは二つのチームに分かれて,キル数を競う
3.ミッション
脱出:二つのチームのうち,攻撃側は目標の座標まで移動することを目的とし,守備側はそれを阻止する
爆発:攻撃側は目標を爆破することが目的となり,守備側はそれを阻止する
殲滅:敵チームを全滅させるか,制限時間内に残った人数が多い方を勝ちとする


デモに紹介に大活躍の田山氏
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 このあたりはマルチプレイFPSとしては手堅いもので,カジュアルなプレイヤーには必要にして十分なモードが用意されている。Botを相手にして戦うCo-opなどは現在のところ考えられてはいないそうだ。

 ハンビットおよびKamaが強く訴えていたのがその戦略性である。このあたり,Rainbow Sixゆずりと言ってもいいのかもしれないが,ただ単に「敵を見つけて撃ち合う」というゲーム性にはしたくなく,それを実現する一つとしてマップのデザインにはかなり力を注いだとのこと。それぞれのマップはその構造を綿密に設計し,さまざまな作戦を試みることが可能になっている。また,ロケーションも多彩で,プレイして飽きのこないものを目指している。

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 もう一つ,戦略性を高める要素として挙げられるのが「武器のカスタマイズ」だ。それぞれの武器には,「サイレンサー」「スコープ」「ポインター」「マガジン」といった4種類の追加部品を取り付けられる。レーザーポインターを使えば,クロスヘア(照準)に赤いドットが表示され,狙いが付けやすく,また,サイレンサーを使うことで隠密行動が可能になり,もちろんスコープを装着すれば射撃精度が著しく向上する。多くの弾丸を詰められるマガジンは,「敵を照準に捕らえたぞ。あ,弾切れ」というありがちなミスを減らすはずだ。
 ショップでそれらの使用権を購入することで,自分の戦闘スタイルに合った銃を持ち歩けるわけだ。たったの四つ? という気はしないでもないが,これらのパーツはさまざまなレベルのものが順次用意されていく予定になっている。

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 また,ハイテク装備も重要だ。具体的には「ハートビートセンサー」「ジャマー」,そして「クレイモア」の3種類。レインボー部隊のシンボルともいえるハートビートセンサーは,敵の心音をキャッチして居所をさぐるという,ある意味卑怯なほど強力なガジェット。だが,こちらにジャマーがあれば強力な妨害電波によりその効果を減殺できる。クレイモアはベトナム戦争以来すっかりお馴染みになった仕掛け爆弾だ。

 こちらも,今のところ以上の3種類しかないが,順次面白いものが登場してくる予定になっている。詳しいことは教えてもらえなかったが,個人的にはドアの向こうを覗けるファイバーカメラなんかあったら嬉しいなあ。

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Shibuyaマップ
 「サービスするそれぞれの国に対応した独自コンテンツを用意する」と語るKamaのパク・ヒョンギュ氏だが,日本におけるサービスのためにKamaとハンビットが共同で制作したのが新マップ「Shibuya」である。テロリストの標的はいよいよ若者の街渋谷に向かい,渋谷109を中心に激しい戦いが展開するのだ。公開されたのはイメージイラストだけで,実際のゲーム画面は見られなかったものの,見慣れた(東京周辺の人だけの話で恐縮だが)景色の中で撃ち合えるのは,確かに妙な訴求力がある。
 こんな感じで,例えば中国では上海や香港,韓国ではソウルといった具合に「ご当地マップ」を増やしていき,やがてどの国でもそれらのマップを楽しめることを目標としているとのことだった。
 また,もう一つ日本独自のコンテンツとして,女性SAT(警視庁の誇る対テロ部隊,Special Assault Team)隊員「星野伊織」が用意されている。こちらもイラストのみの登場だったのがちょっと残念だが,正式サービス開始までには登場してくるはずだ。

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スペシャルゲストとして,キャラクターの一人,マーク・キューエルを演じる声優,若本規夫さんと,メーガン・ハートを演じる松井菜桜子さんが登場。若本氏は,マークが24歳なのでちょっと困ったとのこと。松井さんは,実際にプレイしてその迫力に驚いたと語る
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発表会後,用意された試遊台で実際にプレイできた。画面がかなり明るい印象で,聞いてみたところ,明るい画面は3D酔い防止効果がある(らしい)とのこと

 スケジュールとしては,10月2日〜9日にクローズドβテストを行ったのち,11月2日からオープンβテスト。そして11月中旬頃には正式サービスが開始されることになっている。ついにベールを脱いだ,という雰囲気のこのTakeDown。このところタイトルが増えつつあるカジュアル向けオンラインFPSジャンルで地歩を築けるだろうか。勝負はこれからだ。

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    TakeDown: the First Mission

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