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[SOE 07]スパイエージェントとしての裏人生を満喫するオンライン専用アクション「The Agency」発表
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非常に会話シーンが多いので,まるでシングルプレイヤーゲームのプロモムービーに近い印象だが,The Agencyでは実際にボイスチャットの音声データを随時解析して,キャラクターの唇の動きに合わせる「リップシンク機能」を搭載するという。
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The Agencyには,上記の女性キャラクターのような,力ずくではなく最新機器とウィットを駆使した戦いを得意とする「Unite」と,精鋭兵士で構成される特殊部隊の軍団「Paragon」という,二つの地下組織が存在する。この二つの組織が,裏社会の統一を目指して世界中で暗躍するというのがバックストーリーで,プレイヤーはどちらかの勢力に組してゲームに参加することになるようだ。
ゲームには,不特定多数のプレイヤーが集ったりギルド戦を楽しむようなパブリック・エリアと,特殊ミッションを進めていくインスタンシング・エリアが存在。世界中に,UniteとParagon以外にもさまざまなローカルギャングが存在し,これらが一般的なMMORPGにおけるモンスターのような役割を担うわけだ。
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二人がプラハの街角に立つと,組織のヘリコプターがPrevio C783と名付けられたスポーツカーを投下していく。この後のデモで利用されることはなかったが,スポーツカーにはミサイルやマシンガンが格納されており,プレイヤーによってかなりカスタマイズできる模様。ペイントなどの細かい部分も,プレイヤーの好みでデザインしていけるという。
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二人はいよいよClub Succubusの見える広場に到達。その中央にあったのが,よく公園などにある,子供が自分で回して遊ぶようなメリーゴーランド。この上に「Agent」というサインが表示されており,ガヴィンとキャシーのキャラクターが乗り込むと,そのメリーゴーランドの回転を利用して二人がマシンガンで敵を一掃するという,まるで映画のような演出が見られた。ここからは完全なシネマティックスで,プレイヤーは操作していない。このデモは,ガヴィンが指定のブリーフケースを手にした直後に,The Bonesのボスキャラが近くの門を突き破って登場したところで終了した。
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開発を担当するSOE Seattleは,50人規模の体制で順調に制作を行っている様子。彼らはもともとMicrosoftに在籍しており,さまざまな要因で半永久的開発延期が決定された,北欧神話MMORPG「Mythica」を制作していたスタッフで構成される。The AgencyはMythicaとはまったく雰囲気が異なり,どこか格好良く,どこかお笑いの雰囲気のある「No One Lives Forever」シリーズを連想させるのだが,同じSeattleにあるMonolith Productionsとの直接的な関係はないという。(ライター:奥谷海人)
- 関連タイトル:
The Agency
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