Battlefront.comの「Strategic Command 2：Blitzkrieg」は，ターン制を採用した第二次世界大戦ストラテジーだ。その拡張パックである「Strategic Command 2: Weapons and Warfare」のデモ版を4GamerにUpした。北アフリカ戦線やスターリングラード攻防戦といった，新たなシナリオが楽しめるとのこと。拡張パックとはいえ，デモ版は当然ながらスタンドアロンでの起動が可能だ。

　デモ版には，シングルプレイ用ミッション“1939 Fall Weiss”と“Wacht Am Rhein”の二つが収録されている。
　1939 Fall Weissは，その年に起きたドイツ軍によるポーランド侵攻作戦をテーマにしている。ドイツ軍の戦車部隊は圧倒的で，まさに電撃作戦さながらのスピーディな展開が期待できる。
　Wacht Am Rheinは一転，大戦末期（1944年12月）の「ラインの守り作戦」（アメリカ軍の呼び名である「バルジの戦い」のほうが有名）がテーマだ。連合軍に対するナチスドイツ軍の一大反攻作戦で，雪の降り積もるベルギー，アルデンヌの森に集結したドイツ戦車部隊を中心にした機甲戦を楽しめる。
　どちらのシナリオも，ドイツ軍と連合軍の両方が選択可能なので，史実を覆すこともプレイヤーの腕次第だ。

　ターン制のためスピード感には欠けるが，戦闘だけでなく技術開発や外交などを駆使した戦略を練る必要があるため，考える時間が十分に取れるのはありがたい。
　3Dでもなければ派手な演出もないと，かなり地味な印象のゲームなのだが，やりこみ要素は十分すぎるほど詰まっている。休日に硬派なストラテジーゲームをやりこみたいという人にはおススメ。興味のある人は，Strategic Command 2: Blitzkriegのデモ版もどうぞ。

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