連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第611回「『龍が如く』シリーズ15周年おめでとうございます」
これだけ長くヤっていると,たまに4Gamer代表としてメーカーさん主催のゲイム大会やらイベントやらに出ることがあるのよね。ゲイム大会に出て優勝したことだってあるし,メディア対抗のクイズ大会にも優勝したわ。いわば優勝請負人。
私は腐ってもプロレスラーというカテゴリなんで,最悪は暴れて肉弾戦に持ち込めばいいやって思っているから良い精神状態で臨むことができ,優勝しやすいのかもしれないわね。なので,今後も何かありましたら私にご用命を……ではなく! そういう話がしたいんじゃないわ。危ない危ない。
先日,またしても私が4Gamerを代表して,龍が如くスタジオ公式YouTubeチャンネルで行われた「【龍が如く15周年記念】151.5時間 PS4版ナンバリングタイトル 全力実況プレイ!」に,ゲストとして出演してきたのですよ。
【151.5時間全力実況プレイ生放送中!】
— 龍が如くスタジオ 公式 (@ryugagotoku) December 7, 2020
本日のゲストお一人目に、プロレスラーの男色ディーノさんが登場!
阪本プロデューサーと
『龍が如く0 誓いの場所』プレイ中!https://t.co/Z7hg2kv7jU#龍が如く #龍151時間放送 pic.twitter.com/lf59Sgyj36
これ,簡単に言うと「龍が如く」シリーズの15周年を記念して,1週間かけて151.5時間「龍が如く」のナンバリング作品をプレイするっていう企画だったのね。まあ,どうかしちゃってるわよね,いろいろな意味で。まず,開発した人がゲイムを実況しながらプレイするって,要するに文字どおりの自作自演ですよ。これを151.5時間かけてやるってのがどうかしてる。そして,それを見せモノにしようとしているところも。
で,何がすごいってこの企画をちゃんとファンが絶えず視聴し続けていたってところよね。私はさすがにたまに時間が空いたら一瞬だけ視聴するって感じだったんだけど,どのタイミングで見ても常時4000人〜5000人は視聴してたのよ。中には何かをしながら見てた人もいるだろうけど,それでもこれは驚異的な数字よね。コメント欄も常に動いていたし。
ヤるほうもヤるほうだし,見るほうも見るほう。こんなに熱い共犯関係を目の当たりにしたのは初めてのことだったわ。コメントを見た私が勝手に抱いた印象では,ただ龍が如くが好きなファンっていうより,このなんだか分からん祭りに一緒に参加しているっていう感じかしら。
そんな現場に私がお邪魔して,佐藤大輔 龍が如くスタジオ代表,横山昌義チーフプロデューサー,阪本寛之プロデューサー(Twitterでいうbotのようにプレイし続けてたけど)とお話させてもらったということなのですよ。4Gamer代表として。
とはいえ,メディアの一員としてというよりは一介の龍が如くファンとしてそこにいた感じだけどね。ちゃんと個人的な意見として「ゲイムとしては『7』,ストーリーとしては『0』が好き」ってことは述べておいたわ。そして個人的な戦利品としてゲイム本編と同時に発売された「『龍が如く0 誓いの場所』80's Hits! Collection」をいただけたのが嬉しかったわ。
これ,サントラとかそういう類のCDではなく,ゲイムで描かれている1980年代にヒットした楽曲が収録されたコンピレーションアルバムなのね。で,CDに入っているプロダクトコードをゲイムで入力すると,ゲイム内のBGMとしてバブル期のヒット曲を楽しめるという。そんなインタラクティブな遊びのために発売されたモノだということを横山さんがおっしゃっていたわ。
実際に収録されているのは有名曲ばっかりだし,普通に1980年代のコンピレーションアルバムとして楽しめるこのCDを,話の流れからいただいたわけですよ。今はもう売っていないこの貴重なCDを! 羨ましいでしょ! はっはっは! これもひとえに日頃の行いってやつですよ! みんなも悔しければ善行を積み重ねることね!
とまあ,ほかにもいろいろとうかがったんだけど,一番印象に残ったのは15年をかけてみんなの認識を引っくり返したって話かしら。やっぱり最初は,裏社会を描くというゲイムのテーマから,各方面から眉をひそめられたらしいの。内外問わず。それが今では押しも押されもせぬ看板タイトルになって,今こうして記念配信ができている,と。
これってものすごく価値があることだと私は思う。 ただ単にあるタイトルがヒットして周りの反応が変わったって話ではなく,エンターテイメントにおける一つのジャンルを確立したってことだから。
時代の流れは早く,昨日もてはやされたものが一瞬にして非難の対象になることってあるじゃない。その逆って,なかなかないのよね。でも,龍が如くシリーズは15年をかけてそれを成し遂げた。白い目を黒くさせるって,周りが思っているよりたいへんなことだからね。
これもお三方が語っていたけど「龍が如くシリーズで『作れと言われて作った』作品は一つもない」らしいの。そりゃ,会社の都合ってのもあるはずだし,その影響がまったくないってことはないだろうけど。でも,毎作品挑戦し続けているらしいのよね。その積み重ねが今につながっている。
龍が如くシリーズの15年が生み出したもの。それは周りの見方を変えたという事実であり,作品のブランド力であり,まさにあの瞬間視聴者が見せてくれた謎のお祭り感なんじゃないかしら。いや,私が参加させてもらったのはたかだか151.5時間のうちの1時間程度だったけど,本当に良い時間を過ごさせていただいたことへの感謝の気持ちでいっぱいです。私の後にほかのゲストがいらっしゃったから入れ替わりであの場を後にしたけど。ずっと居続けたい空間だったわ。
ひとまずは,いただいたCDを再生しながら,龍が如くの15年と私の15年を照らし合わせて物思いにふけ……あれ? ない……CDが! まさか……ゲストの入れ替わりで逃げるようにスタジオから出ちゃったから忘れてもうた! 今となっては売っていない貴重品なのに! まさに今,原稿を書いている瞬間に思い出した! これが……日頃の行いなのか……ぐぬぬ……善行……積み重ねます……。
ともあれ! 開発スタッフの皆さん。15周年おめでとうございます! 皆さんの挑戦を続ける「覚悟」,心より尊敬しております。しかし! そうは言っても! 私,今後も龍が如くシリーズを盲目的に好きだと言うつもりはございません。この先もこの連載が続く場合は,面白くない場合はそれなりに口ごもった表現をさせてもらうつもりです。
ただ,覚悟をもって作られるであろう作品に,これからもしっかりと向き合ってプレイすることだけは約束します! 引き続きよろしくお願いいたします!
あと……あのCD……今一度……いただけませんでしょうかねえ……。
今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」「ウォッチドッグス レギオン」
Nintendo Switch:「桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜」「eBASEBALLパワフルプロ野球2020」
iOS:「龍が如く ONLINE」
iOS:「ハンドレッドソウル」
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション」
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- 関連タイトル:
龍が如く7 光と闇の行方
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龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル
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