男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ：第826回「だって，どちらも選べないんだもん！」

著者近影

　最近，よく怒られます。あと3か月で48歳，男色ディーノです。

　こないだ，ららぽーと新三郷という複合商業施設でイベントがあって，そこで試合をしたんですよ。厳密には試合というよりも，「はじめてのプロレス講座」的なイベントですが。
　で，休日のららぽーとってこともあり，さすがにいつもどおりの試合をやったらクレームが来るだろうなと思って，ちょっと抑えめにマイルドな感じで臨んだんですよ。
　それとなく怒られたよね。クレームが来たかどうかは定かではないけども，次に予定されていたラゾーナ川崎の同じようなイベントでは試合を外されて，出番がトークショーだけになったよね。もうすぐ48歳，男色ディーノです。

　平場の試合でも「これ，はしゃいでもいいよ」って感じの対戦カードだったので，会社からのメッセージに従い，はしゃいだら怒られたよね。「大人としてどうかと思う」とまで言われました。巳年で年男の男色ディーノです。

　本業ではしっかりと怒られている最近なのですが，ゲイムライフは絶好調です。面白いゲイムに囲まれて，幸せです。というのもね，「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）が面白い予感でいっぱいなのですよ。
　正直，そこまでプレイしていません。まずは「真・三國無双 ORIGINS」をクリアまではプレイしようと思っているからです。


　ただ，そうは言うても「龍が如く8外伝」のオープニングだけはプレイしました。オープニングムービーが長かったら，それだけで成し遂げた気がしてプレイする気が削がれてしまう可能性があったから。
　今の時代，大事なことだと思います。昔は長いムービーにも意味があったとは思うんですが，今は技術が進化して美しいムービーは珍しいものではなくなってしまいました。

　それよりも，どれくらい時間効率がいいか。プレイヤーはコストパフォーマンスだけでなく，タイムパフォーマンスも求める時代になったと言えるでしょう。ショート動画の時代ですからね。
　格闘技の世界でもブレイキングダウンが流行ったのは，1分という時間効率が若者に刺さったのが要因だと思います。そうは言ってもまた，長尺のものも見直されつつあるとは思いますが。


　しかし，プレイヤーにとっての「時間効率」も提供すべき価値の1つとして数えられる時代であることは確かです。なので，ゲイムもオープニングの尺は非常に大切だと言えます。プレイしたくてしょうがない人を相手に，どれだけ早くゲームプレイを提供するか。
　ちょっと話は変わりますが，人は飲食店に入るために並ぶのはけっこうな時間でも待てるのに，いざテーブルについてメニューを頼んでから提供されるまでに待たされるとストレスを感じるらしいです。
　ゲイムで言うならば，ダウンロードに時間がかかるのは待てるけれども，ゲイム内のロード時間は待てないのと似ているでしょうか。


　話を戻します。「龍が如く8外伝」はゲイム開始後，けっこうすぐに操作できます。なので，セーブできるところにたどり着いたらすぐやめようと思っていたのですが，予定外に長くプレイしてしまいました。
　そのうえでの感想です。ズバリ，「面白くなりそう」。

　もうね，最初から浮世離れした設定でワクワクします。これは，真島吾朗というキャラクターも手伝ってのことでしょう。元々，「龍が如く」シリーズはリアルとフィクションのバランスが秀逸なゲイムではあるんですが，今回はとくにエンタメに寄っている印象ですね。
　いや，まだ第一章の半ばですけども。実際の海賊はおそらくシャレにならん存在なんでしょうが，真島の兄さんを介することでエンターテインメントとして振り切っていて，そこがいいです。


　とはいえ，「龍が如く」はどのシリーズ作品も最終的には人間を描くので，ぶっ飛んだ設定の中でも胸を打つドラマは描いてくるんでしょう。そういった信頼はあります。
　あと，最初から設定がぶっ飛んでいるので，それにまつわる遊びの部分がどれだけ充実してるんだろうっていう期待感もあります。サブストーリーまで面白いのが，私にとっての「龍が如く」なので。そこは楽しみにしています。


　ここまでが「龍が如く8外伝」のさわりの印象です。最近は本業では怒られ，家に帰ってはその憂さを飼い犬ハクに癒され，眠る前にゲイムを楽しむ毎日ですが，「真・三國無双 ORIGINS」は相変わらず面白いし，「龍が如く8外伝」も早く遊びたいし。この2作品のあいだで板挟みになっている感じ。
　ただ，カジュアルに現状を語っていますが，けっこう熾烈なシーソーゲイムなんですよね。最近の悩みですらあります。前者は「クリアするまで離さないよ！」って言ってくるし，後者は「いいから早くこっちに来なよ！」って囁いてきます。
　まさに板挟みです。逆にそれがストレスに感じるくらい。

　で，こういうときの私の行動って，この連載を長らく読んでくれている人なら分かるかもしれません。そして，今週はこれが言いたかっただけかもしれません。
　板挟みでどっちをプレイしたらいいか分からないから，Nintendo Switch版「プロレスリング物語」を買ってプレイしています。ここ3日間。カイロソフトのプロレスシミュレーションゲイム，面白いよ！
　だって，どちらも選べないんだもん！　そんな感じで，また来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 5：「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」
PlayStation 5：「真・三國無双 ORIGINS」
Nintendo Switch：「プロレスリング物語」
iOS：「ロードモバイル」
iOS：「ウイニングイレブン カードコレクション」

■■男色ディーノ（プロレスラー）■■ ディーノ選手が所属するDDTプロレスは，3月1日（土）16：20より千葉・TIPSTAR DOME CHIBA大会「DDT『PIST6×プロレス　ドームファイト2025 in TIPSTAR DOME CHIBA』」を，2日（日）14：00より福島・ならはスカイアリーナ大会「“楢葉町移住大使（非公認）“To-y感謝祭 season2『楢葉町カ〜モ〜〜ン!!』」を開催します。ディーノ選手は千葉で須見和馬選手と対戦予定，福島では平田一喜選手と正田壮史選手との3WAYマッチに出場します。ディーノ選手によると「この時期の最大の敵は花粉症」とのことです。