ゲームオンは本日(8月22日),同社オフィスにてオンラインサッカー「
EA SPORTS FIFA Online 2」のゲームメディア向け説明会を行った。またゲームオンは,本日3:00PMに同タイトルの
予告サイトをオープンしており,
クローズドβテストのテスター募集告知を行っている。クローズドβテストに関する詳細は以下のとおり。
●クローズドβテスター募集期間:
2008年8月29日(金)12:00PM〜2008年9月8日(月)12:00PM
●募集人数:総計3000人
●クローズドβテスト実施期間:
2008年9月16日(火)3:00PM〜2008年9月29日(月)12:00PM
EA SPORTS FIFA Online 2は,Electronic Arts(以下,EA)と韓国Neowiz Gamesが共同開発したタイトル。FIFAの公式ライセンスを取得しており,イタリア/スペイン/イングランド/ドイツの欧州4大リーグをはじめ世界各国の30リーグに属する約600チーム,総計1万人以上の選手が実名で登場する本格オンラインサッカーゲームである。
プレイヤーは,自由にチームを選択/運営し,選手を獲得したり試合を通じて育成したりしながら自分が望むサッカーを実現していく。戦術やフォーメーションなども任意に設定できるため,たとえ同じ選手/チームを使っていてもプレイスタイルが同じになるとは限らないのだ。
選択可能なモードは,シングルプレイの「キャリアモード」と 最大二人対二人のマルチプレイが可能な「ワールドツアーモード」で,どちらでも試合に参加した選手は成長していく。また試合後には選手の契約や強化に使う「LP」と呼ばれるポイントと,選手カード1枚をランダムで入手できる。選手カードは最大30名までストック可能で,LPを使うことにより,いつでも契約できる。
プレス説明会は,ゲームオン オンライン事業本部執行役員本部長
パク・チャジン氏の挨拶で始まった。パク氏は,これまでMMORPGを中心に扱ってきたゲームオンにとって,本タイトルの運営は新たなチャンネルへのチャレンジであると意気込みを語った。またリアルスポーツ系のオンラインゲームは国内市場では初登場であり,業界的にも新しい波になるのではないかと展望を述べた。
続いて,エレクトロニック・アーツ EAアジア・パシフィック・プレジデント
ジョン・ニーマン氏による挨拶が行われた。ニーマン氏によれば,韓国でのEA Sports FIFA Onlineのローンチにあたり,当初はどのような結果になるか皆目見当がつかなかったという。しかしながら現在では登録会員数が500万人以上に達し,とくに今年の7月は記録的な結果を残すまでになったとのこと。日本では,よりバージョンアップしたEA Sports FIFA Online 2で展開できるだけでなく,実績のあるゲームオンと提携したことにより,大きな成功を目指すとしている。
3人目に登場したのは,ゲームオン EA SPORTS FIFA Online 2 プロデューサー
村上 満氏。村上氏はスタッフの実演を交えて,ゲームの概要と実際の試合の流れなどを解説した。村上氏は,本タイトルをPC(とネット環境)さえあれば誰でもプレイできる本格的なサッカーゲームであると述べ,とにかくまずは触ってみてほしいとアピールした。
最後に,エレクトロニック・アーツ・シンガポール プロデューサー
サムラット・シャルマ氏によって,世界における本タイトルの状況と今後の展開などが説明された。シャルマ氏によれば,本タイトルは韓国で大成功を収めており,いまでは1か月あたりのアクティブプレイヤー数は100万人にも上るという。それを踏まえて今回の日本におけるローンチを皮切りに,今後はアジア全域で展開していく予定とのこと。また,そうした大規模な展開を試みるにあたり,チャットのアクセスしやすさやギルドシステムの実装など,プレイヤーのコミュニティ形成を促進する方針であることを明らかにした。
EA SPORTS FIFA Online 2の料金体系は,基本プレイ無料のアイテム課金制となる予定。日本での有料アイテムの内容はまだ未定だが,参考までに書いておくと韓国では選手が着用するアクセサリーなどの,いわゆるアバターアイテムが販売されているとのこと。アクセサリーにはミサンガなども含まれており,着用した選手のステータスを一定期間アップさせるほか,オマケでLPも付いているそうだ。
また,操作はカーソルキーが選手の移動,A/S/Dキーがそれぞれショートパス/ロングパス/シュート,Eキーがダッシュに対応している。最初は斜め方向への移動やパスなどが思うようにいかないかもしれないが,使用するキー数が少なくシンプルなため,数回プレイすればコツを掴めるはずだ。今後は日本展開の一環という意味も含めて,ゲームパッドへの対応も検討しているとのこと。
なお,コンシューマ機向けの「FIFA 08 ワールドクラスサッカー」の選手一人だけを操作する「Be A PRO」モードなどが実装されるかについては,現在検討中とのこと。Jリーグのデータ実装も,現時点では少々難しいようだ。
説明会では試遊台が用意され,各メディアがゲームの感触を確かめていた。筆者は操作感を試そうとしたところ,試合開始早々に誤って背後からスライディングしてしまい,レッドカードを貰ってしまった……
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その代わりというのもなんだが,本タイトルではオンラインの強みを生かし,コンスタントなアップデートでチームや選手のデータを,可能な限り迅速にキャッチアップしていくという。まさにFIFAマニア垂涎の一作というところだが,サッカーファンやオンライン対戦で本格スポーツゲームを楽しみたいという層にも広くアピールできる内容ではないだろうか。もし興味があるならば,ぜひ8月29日からのクローズドβテスター募集に応募してみよう。