Microsoft，「SideWinder X3」を国内発表。5月29日に3990円で発売

　北米での発表から1か月弱。Microsoftの日本法人であるマイクロソフトはゲーマー向け周辺機器ブランド「SideWinder」の新製品として，レーザーセンサーを搭載したワイヤードマウス，「SideWinder X3 Mouse」（以下，SideWinder X3）を，3990円（税込）で発売すると発表した。

SideWinder X3。北米市場では5月に39.95ドルで発売予定と発表されていたので，発売時期，価格とも，マイクロソフトは相当がんばった印象である

写真上部，スクロールホイールと並んで三つ並ぶのが，解像度変更用ボタン

　SideWinder X3は，無印，X5，X8と続いてきたSideWinder Mouseシリーズのエントリーモデルと位置づけられる製品だ。最大2000dpiとなるトラッキング解像度変更用ボタン3個を除くと，ボタンは左右メイン，センタークリックボタン機能付きスクロールホイール，左右サイド各1の，計5ボタン仕様。上位モデルとは一線を画す，左右対称で丸みを帯びたデザインを採用することで，より万人向けを志向しているのが，最大の特徴だ。

　なお，国内発表に当たっては，最大加速度が20Gであるという新情報が追加されたほか，本体サイズが北米発表時の約70.2（W）×120.4（D）×40.8（H）mmから，67（W）×118（D）×32（H）mmへと変更されている。マイクロソフトは，独自の基準でマウスのサイズを測っているそうなので，日本チームが計測したら，当初の公称値よりも小さかった，ということなのだろう。

　なにはともあれ，安価なゲーマー向けマウスの選択肢が拡充されることを，素直に歓迎しつつ，発売までの3週間弱を楽しみに待ちたい。



●SideWinder X3の主なスペック

• 基本仕様：レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
• ボタン：ボタン：左右メイン，左サイド×1，右サイド×1，センタークリックボタン機能付きスクロールホイール，解像度設定変更専用ボタン×3
• トラッキング解像度：400/800/2000dpi
• フレームレート：7080fps
• トラッキングスピード：45ips
• 最大加速度：20G
• 画像処理能力：未公開
• ポーリングレート：500Hz
• データ転送フォーマット：16bit
• 本体サイズ：67（W）×118（D）×32（H）mm
• 重量：約134g（ケーブル含む）
• ケーブル長：約1.9m
• インタフェース：USB 1.1