ニュース
「第3回全国高校eスポーツ選手権」の決勝大会をレポート。「ロケットリーグ」と「リーグ・オブ・レジェンド」の高校No.1チームが決定!
ロケットリーグ部門
ロケットリーグ部門にエントリーしたのは,全国の121校178チーム。その中から決勝大会に進出したのはN高等学校「NRLG Cats」,大阪府立大学工業高等専門学校 「hogehoge」,釧路工業高等専門学校 「mirage virtual Calimba」,東海大学付属札幌高等学校「FSC」の4チームだ。
準決勝ではN高「NRLG Cats」と釧路高専「mirage virtual Calimba」,大阪府大高専「hogehoge」と東海大札幌「FSC」が対決。ルールはBo5(3ゲーム先取制)で,「NRLG Cats」と「hogehoge」がどちらも3ー0で相手チームを下し,決勝戦にコマを進めた。
決勝戦のルールもBo5。第1ゲーム序盤では,両チームとも一進一退の攻防を展開したが先制点を取ったのは「NRLG Cats」のArinko選手。しかし「hogehoge」も負けてはおらず,ボールを奪い合う中でkazuryu選手がチャンスを掴み,速攻で1点を返し1ー1に。そのまま勢いに乗った「hogehoge」は果敢に攻めるが,なかなかゴールが決まらないという状況に陥ってしまう。
一方「NRLG Cats」は「hogehoge」の猛攻を巧みにしのぎつつ,自分達のリズムを取り戻していき,残り時間49秒でリーダーのtetu選手がArinko選手のアシストを受けて1点を獲得。「hogehoge」も追いつこうと再び攻めるも敢えなく時間切れとなり,第1ゲームは2ー1で「NRLG Cats」が勝利した。
第2ゲームは開始40秒ほどでArinko選手がゴールを決め,その後も再開直後の気が緩みやすいタイミングを見逃さずsk:D選手がさらにゴールを決めて,「NRLG Cats」があっという間に2点を先取した。sk:D選手はさらに得点を重ね,「NRLG Cats」は残り時間1分45秒ほどで3点をリードする展開になる。
「hogehoge」もただ点を取られるだけでなく負けじと食らいつき,残り時間1分を切ったところでたんく選手が,残り時間2秒でkazuryu選手がそれぞれゴールを決める。わずか数秒でもゴールのチャンスがある「ロケットリーグ」ではあるが,さすがに2秒は短く,第2ゲームも3ー2で「NRLG Cats」が勝利。
第3ゲームは開始数秒でsk:D選手が決めたゴールを皮切りに,「NRLG Cats」が連携の取れたプレイで続々とゴールを決めて3点獲得。残り時間1分50秒を切ったところで「hogehoge」のshiromani選手が1点を返し一矢報いるも,浮き足だったところのない「NRLG Cats」は着実にゴールを重ね,結果6ー1で優勝を決めた。
決勝戦終了後,「hogehoge」の選手達は「準決勝という結果だったが,試合の内容には満足している」と語った。
また優勝した「NRLG Cats」のtetu選手は全日本高校eスポーツ選手権について「第1回から参加しているので,自分の高校生活を語る上では欠かせない存在」とコメント。ほかの選手達も優勝した喜びを表すとともに,「また次回も参加したい」「2連覇を目指す」と意気込みを見せていた。
リーグ・オブ・レジェンド部門
リーグ・オブ・レジェンド部門にエントリーしたのは,全国113校168チーム。その中から決勝大会に進出したのは,N高等学校「KDG N1」,N高等学校「Team No Plan」,専門学校アートカレッジ神戸 高等課程 「アートカレッジ神戸A」,ルネサンス高等学校「野菜鶏レモン味」の4チームだ。
準決勝のルールは,ゲーム内のルール「サモナーズリフト」を採用した試合のBo1(1ゲーム先取)。N高同士の対決を制した「KDG N1」と,ルネサンス「野菜鶏レモン味」を下したアートカレッジ神戸「アートカレッジ神戸A」が決勝戦に進出した。とくに「KDG N1」は前回優勝しており,本大会でも圧倒的な強さで注目を集めていた。
決勝戦は,「サモナーズリフト」のBo3(2ゲーム先取)というルールで行われた。
第1ゲームは,「KDG N1」が開始直後から敵のジャングルに積極的に攻め込み,ミッドレーンからボットレーンを支配する戦術を展開。ボット中心の試合運びで,主力となるチャンピオンの育成を進め,ゲームを有利に進めていく。
「KDG N1」の選手達による丁寧な連携プレイは,なかなか「アートカレッジ神戸A」に付け入る隙を与えない。ゲーム終盤,「アートカレッジ神戸A」は「KDG N1」のまりも選手への奇襲を敢行するも,rre選手が素早くカバーに入り陣形を崩されてしまう。直後,「KDG N1」が「アートカレッジ神戸A」の拠点を破壊し,第1ゲームを獲得した。
第2ゲームは,丁寧なプレイで集団戦を制すなど「アートカレッジ神戸A」が優れたパフォーマンスを見せ,ドラゴン3体を次々に獲得。これは第3ゲームまでもつれ込むかと思いきや,「アートカレッジ神戸A」が4体めのドラゴンを獲得しつつも直後の集団戦で圧倒され,次のバロンを「KDG N1」が獲得するという展開に。さらに「KDG N1」は戦況を的確に把握しエルダードラゴンを獲得するなど,完全に形勢を逆転しゲームを支配。勢いに乗った「KDG N1」が,「アートカレッジ神戸A」の拠点を破壊して2連覇を決めた。
決勝戦終了後,「アートカレッジ神戸A」の選手達は優勝できなかった悔しさをバネに,次回もチャレンジしたいと意気込みを見せた。
優勝した「KDG N1」の選手達が喜びのコメントする中,リーダー・まりも選手は「3年生の多いチームなので,これが最後と思うことが多かった」と語った。またチーム内唯一の1年生であるrre選手は,「新しくチームを作って,次に大会にも挑戦したい」と話していた。
配信の最後には,「第4回全日本高校eスポーツ大会」の開催が決定したとのアナウンスがなされ,「ロケットリーグ」と「リーグ・オブ・レジェンド」に加えて,新たな競技タイトルの採用を検討していることが発表された。各部門とも2021年秋に予選が,12月に決勝大会が開催される予定となっている。詳細は続報を待とう。
「全国高校生eスポーツ選手権」公式サイト
- 関連タイトル:
リーグ・オブ・レジェンド
- 関連タイトル:
ロケットリーグ
- 関連タイトル:
ロケットリーグ
- 関連タイトル:
ロケットリーグ
- 関連タイトル:
ロケットリーグ
- この記事のURL:
キーワード
(C)Riot Games Inc. All rights reserved. League of Legends and Riot games Inc. are trademarks or registered trademarks of Riot Games, Inc.
Rocket League, the logo, and other trademarks are trademarks of Psyonix, Inc and may not be used without permission. (C)2015 Psyonix, Inc. Back to the Future is a trademark and copyright of Universal Studios and U-Drive Joint Venture. Licensed by Universal Studios Licensing LLC. All Rights Reserved.
Rocket League, the logo, and other trademarks are trademarks of Psyonix, Inc and may not be used without permission.