「モンスターハンターフェスタ’09」東京会場レポートその1：“狩王決定戦”東京地区大会の気になるタイムは？

　本日8月23日，千葉県は幕張メッセで「モンスターハンターフェスタ’09」第一弾となる“東京大会”が実施された。
　本イベントでは，「モンスターハンター3（トライ）」における“日本一の最速ハンター”を決める，“狩王決定戦”の東京地区大会予選および決勝が行われたのをはじめ，「モンスターハンターポータブル 2nd G」リアル集会所や物販コーナー，開発者陣によるステージイベントなど，さまざまな催しが行われた。
　まずは，全国の凄腕ハンター達が気にしているであろう，狩王決定戦の模様をお届けしよう。

※8月28日14：10頃追記：東京大会決勝戦の上位3チームのプレイムービーを「こちら」にアップしました。

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さすがの来場者……と思いきや，こちらは“狩王決定戦”参加者だけの列

さらに一般来場者は隣のホールで入場待ちしていたのを見てビックリ。この日の来場者は，カプコンによれば9000人以上とのことだが，入場制限などは行われなかった

　狩王決定戦は，以前のニュースでお伝えしたように，公式ファンクラブ「モンハン部」での募集に当選した人のみが参加できる。
　二人一組のチーム単位で競うタイムアタックは，予選上位8チームが決勝にコマを進められ，決勝上位3チームが，10月25日に開催される決勝大会への出場権利を得るという仕組みだ。いずれもチャレンジは1回限りとなっている。
　なおネットワークモード向けに配信中の闘技大会クエスト「闘技大会！クルペッコ討伐」が地区大会予選，「闘技大会！ラギアクルス討伐」が地区大会決勝の対象クエストで，クリアタイムの早さを競うという内容だ。闘技大会クエストでは，あらかじめ用意された4種類の武具/アイテムの組み合わせから一つを選んでプレイする形になっている。
　ちなみに，地区大会決勝ではフリースタイル操作/クラシック操作1/クラシック操作2から好きな操作方法を選択できるが，地区大会予選はWiiリモコン＋ヌンチャクの「フリースタイル操作」限定となっているので，参加予定の人はご注意を。

　予選のクリアタイム上位8チームの成績は以下のとおりで，いずれも2分を切るという好タイム。お昼頃，予選の途中経過が発表されたときには8位/7位が同タイムで2分5秒，1位が1分29秒と報告されていたので，ほかの地区大会においても，2分の壁を破れるかどうかが決勝に進出する一つの目安になるのではないだろうか。

順位：クリアタイム／チーム名
1位：1分21秒／はらペッコ
2位：1分29秒／かりんちゅ
3位：1分37秒／SMART BRAIN
4位：1分42秒／アルテミス
5位：1分45秒／クック捜索隊
6位：1分48秒／arties
7位：1分53秒／レウスカジャンズ
8位：1分55秒／NAMAZONE

「モンスターハンター3（トライ）」アシスタントプロデューサーの小嶋慎太郎氏。氏が肩にかけているのは，日本一の最速ハンターに贈られる“狩王ベルト”

　決勝ステージイベントの司会進行は，「モンスターハンター3（トライ）」でアシスタントプロデューサーを務めた小嶋慎太郎氏と，宇佐美友紀さんのお二人だ。
　決勝戦のクエストは，先述したように「闘技大会！ラギアクルス討伐」。制限時間は10分で，“オチ”できる回数は5回まで。時間切れや5オチしたときは，記録なしということになる。
　決勝大会のタイムアタックは成績順に行われ，8位から2組ずつ同時にチャレンジする。なおコメンテーターとして，前半4組のときは「モンスターハンター3（トライ）」メインプランナーの木下研人氏，後半は「モンスターハンター3（トライ）」ディレクターの藤岡 要氏がステージに登場した。


　2組同時に行われたため，その両方の流れを一人では追いきれなかったので，ここでは決勝進出チーム8組の傾向として決勝戦の模様を紹介する。
　まず選択した武器は，太刀×2が3組，ランス×2が2組，ランス＋太刀が1組，太刀＋スラッシュアックスが2組となった。
　気になる結果は，以下のとおり。なお，慌ててメモを取りながらの観戦だったので，申し訳ないのだが，使用武器についてはちょっと自信がないところがある。もし同時に行われたチームの使用武器が逆になっていたらごめんなさい。

チーム名／使用武器／クリアタイム／決勝戦順位
第1組：
のーん／太刀＆太刀／7分5秒／8位
NAMAZONE／太刀＆太刀／3分17秒／2位

第2組：
クック捜索隊／ランス＆ランス／3分36秒／3位
arties／ランス＆太刀／3分2秒／1位

第3組：
SMART BRAIN／ランス＆ランス／4分40秒／7位
アルテミス／太刀＆スラッシュアックス／3分52秒／5位

第4組：
かりんちゅ／太刀＆スラッシュアックス／4分5秒／6位
はらペッコ／太刀＆太刀／3分48秒／4位

※クリアタイムは全タイムアタック終了後にまとめて発表されたもの
※8月25日17：50頃，ステージ上での発表に間違いがあったというカプコンの訂正があったため，かりんちゅとはらペッコのタイム/順位を入れ替えました

　いずれのチームにも共通していたのが，「ラギアクルスの動きを封じる」という戦略。ラギアクルスに動き回られるとそれを追いかける分タイムロスになるので，シビレ罠や閃光玉で動きを止め，使い切ったあとは弱点部位に攻撃を叩き込んでダウンを狙うのが有効なようだ。
　太刀は“気刃大回転斬り”を決めることで攻撃力を上げられることに加え，ラギアクルスが苦手な火属性の武器であること，ランスはシビレ罠や閃光玉などのアイテムが多めなこと，スラッシュアックスは麻痺属性であることが人気の理由だろう。
　1位のartiesが「ランス＆太刀」，2位のNAMAZONEが「太刀＆太刀」，3位のクック捜索隊が「ランス＆ランス」という結果だったので，結果的には攻撃力の太刀＋動きを止めるランスというバランスの良さと戦略でartiesに軍配が上がったという形になった。今後の地区大会に出場することになるチームが，どんな戦略を取るかも気になるところだ。

※正しくははらペッコが4位，かりんちゅが6位となります

　ちなみに，開発陣としては「予選のクルペッコ討伐は2分，決勝のラギアクルスは4分を切ったらすごい」とクリアタイムを想定していたようだが，出場したハンター達は，いずれも予想を大幅に上回るクリアタイムを叩き出した。
　決勝戦のあと，優勝したartiesの二人は，「2分40秒台が出せると思った」「ベストタイムは2分26秒」とコメントしていたので，まだまだタイムを詰められる要素はあるようだ。へっぽこハンターの筆者には想像もつかない世界なのだが……。


　ちなみに，東京大会以降の「モンスターハンターフェスタ’09」スケジュールは以下のとおり。入場無料のフリー入場となっているので，近郊で開催される場合は，足を運んでみてはいかがだろうか。

「モンスターハンターフェスタ’09」特設サイト

8月30日（日） ＜大阪＞インテックス大阪5号館
9月6日（日） ＜名古屋＞吹上ホール
10月4日（日） ＜福岡＞西日本総合展示場新館Ａ展示場
10月11日（日） ＜北海道＞月寒アルファコートドーム

決勝大会：10月25日（日） ラフォーレミュージアム六本木
※決勝大会のみ事前応募制