リアルレースシムへ生まれ変わる「Need for Speed SHIFT」の最新画像3点

　Electronic Artsから2009年秋に発売される「Need for Speed SHIFT」の最新スクリーンショット3点と，本作の概要が公開された。


　Need for Speed SHIFTを開発しているのは，Electronic Artsの傘下にある開発スタジオEA Black Boxと発表されていたが，Slightly Mad Studiosというデベロッパが開発に協力していることが明かされた。
　Slightly Mad Studiosは，リアルなレースゲームで有名なSimBin Developmentで「GT Legends」や「GTR 2 FIA GT Racing Game」に携わったメンバーが設立したデベロッパで，「Burnout」「MotorStorm」「PURE」「Project Gotham Racing」「Forza Motorsports」などの開発経験があるメンバーが在籍しているという。まさにレースゲームを作るために設立されたデベロッパといえそうだ。

　プロデューサーであるJesse Abney氏によれば，Codemastersの「Race Driver: GRID」のようなゲームになるのか，という質問が多いという。それに対する回答として，Abney氏は，本作をただのレーシングシミュレーションに終わらせないと述べている。スタートを待つ時に聞こえてくるエンジン音，ドライバーに伝わるG，ミスをして猛スピードで壁が迫ってくる感覚などをリアルに再現しつつ，ゲームとしての面白さを失わない。レースの興奮を伝えられるゲームにするという信念のもとに開発しているという。
　また，車の内装もリアルに再現し，ドライバー視点でプレイすると，首を振って周囲やミラーを見たり，ギアチェンジをしたりする様子が見られる。シートに座っている感覚を得られそうだ。

　レースゲームではお馴染みとなっているマシンカスタマイズも可能だ。もちろん見た目だけではなく，パフォーマンスを追及したチューニングもできるようになるという。

　レースの舞台となるコースについては，F1レースが開催されるような有名コースはもちろん，ロンドンの市街地をベースにしたコースもある。今回公開されたスクリーンショットには1点だけ市街地を走っているシーンがあるが，これはそのロンドンの市街地だという。

　なお公開されたスクリーンショットは，CGイメージなのではないかという質問も多かったようだが，これをAbeny氏は否定。スクリーンショットは，すべてゲームの画面であり，一切手を加えていないそうだ。