ユービーアイソフト，PS3/Xbox 360版「R.U.S.E.」を10月21日に発売。図上演習のようなフィールドで緊張感溢れる心理戦を楽しもう

　ユービーアイソフトは，PlayStation 3/Xbox 360用のRTS「R.U.S.E.」（ルーズ）を，10月21日に発売すると発表した。価格はそれぞれ7980円（税込）で，ストーリーに沿ってゲームを進めるシングルプレイと，最大4人でのオンラインプレイに対応する。

※画面写真はすべて英語版のものです。日本発売版はすべて日本語にローカライズされています。


　本作は，第二次世界大戦をテーマとしたRTSで，仕官教育などで使用するボードを使った図上演習を模しているのが特徴となっている。
　ちなみに，タイトルとなっている「RUSE」とは，謀略を意味する言葉で，本作ではその謀略を使う「R.U.S.E.システム」を駆使した駆け引きが楽しめるのだ。

　シングルプレイでは，ストーリーを進めていくことで最大10種類の謀略を一定時間使うことができる。とはいっても，敵も同じように謀略が使えるので，相手の動きを見つつ効果的な謀略が使いこなせるかどうかが勝利へのカギとなってくる。

◆謀略の一部

暗号解読：選択したエリアの無線を傍受し、一定時間相手の戦略が筒抜けになる
スパイ：選択したエリア内にいる未確認のユニットを明らかにする
無線封鎖：選択したエリアの全ユニットを敵に悟られないようにする
電撃線：選択したエリアの自軍ユニットの攻撃速度が二倍になる

　そんな本作の舞台としては，イタリアやフランス，ドイツ，チュニジアなど，北アフリカからヨーロッパ全域の国々のマップが登場し，Dデイやマジノ，カセリーヌ峠の戦いといった，史実をもとにしたヨーロッパ戦線の激戦地などでの戦いが繰り広げられる。
　軍隊は，アメリカ，ドイツ，イギリス，フランス，イタリア，ソビエトから選択可能で，当時実在した兵器のほか，開発中だったとされるプロトタイプの武器など170種類が登場する。なお，シングルプレイのキャンペーンモードでは，アメリカ軍のみ使用可能となっている。


　ゲームは，先にも述べたように，ボードゲームのようなマップ上でコマとなっているユニットを操作しながら進めていく。コンシューマゲーム版でありながら，シームレスにマップをズームイン/アウトが可能で，広範囲を確認しながらプレイしたり，実際に戦闘が行われている場所を拡大して見たりもできるようになっている点にも注目だ。
　シングルプレイで謀略の使い方に慣れてきたら，マルチプレイでさらに心理戦を楽しんでみるのもいいだろう。

　なお，PS3版については，最新の入力デバイス「PlayStation MOVEモーションコントローラ」への対応を予定している。

「R.U.S.E.」公式サイト