ズーは,PC用FPS「
ストーカー 〜コール オブ プリピャチ〜 日本語マニュアル付 英語版」を
2010年2月19日に
発売する。価格は6090円(税込)。
「S.T.A.L.K.E.R.:Call of Pripyat」は,「
S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」,「
ストーカー 〜クリアスカイ〜」と続いてきたホラーFPSシリーズの最新作だ。開発はウクライナの
GSC Game World。
ゲームの舞台は,原発事故の影響で危険な生物のうろつき回る異様な地域へと変貌してしまった(という設定の)チェルノブイリ一帯。うら寂しい風景や廃墟の中をストイックにうろつき回るという独特の手触りが話題を呼び,現在では,“S.T.A.L.K.E.R.”は世界中に多くのファンを抱えるシリーズに成長している。MODコミュニティの活動も活発だ。
最新作
「コール オブ プリピャチ」では,1作めである
Shadow of Chernobylの後に連なるストーリーが語られる(2作目は“前日譚”だった)。
1作めの主人公の活躍で危険地域
“ZONE”への道が開かれた後,ウクライナ国家安全保障会議は現地に調査用のヘリコプター隊を派遣,しかしそのヘリ隊は消息を絶つ。事態を収拾するために,安全保障会議は腕利きの行動員を再び現地に送り込んだ――それがプレイヤーが演じることになるアレグサンダー・デグティアレフ少佐だ。
前作&前々作は,広大なマップを比較的自由に動き回れるゲームデザインや,実地調査に裏付けられたマップのディテール,ほかに似たもののない独自のホラー感覚などが秀逸な作品だったが,一方で,どこか使いづらいUIや,練り込む余地がまだありそうなゲームシステムなどいくつかの弱点も抱えていた。最新作のコール オブ プリピャチでは,そのあたりにいろいろと手が入れられて,従来のものよりもプレイしやすくなっているようだ。
「ストーカー 〜コール オブ プリピャチ〜」
2012 年、ストレロクと呼ばれるストーカーが、人間の脳を数秒で溶かす強力なPSY エミッターであるブレイン・スコーチャーの作動をようやく止めた。その後、多数のトレジャー・ハンターたちが、ゾーンの中心へと殺到した。アーティファクトの埋蔵品を見つける希望を持った者たち、あるいは伝説のウィッシュグランターを探す者たちだった。この予期しない展開はウクライナ国家安全保障会議の稼働を強要し、そして急遽、フェアウェイとコード名が付けられた作戦を始める決定がなされた。多数のヘリコプターが特殊部隊ユニットを空輸し、チェルノブイリ原子力発電所へ派遣した。しかしゾーン自体は別の意思を持っていたようで、フェアウェイ作戦は綿密に準備されたにもかかわらず、ひどい惨事となった。これに対処するため、国家安全保障会議はそのトップ・エキスパートのひとり、以前に経験を積んだストーカーだった、アレグサンダー・デグティアレフ少佐を調査のためにゾーンの中へと送った。
★実際の地域をリアルに再現!
チェルノブイリ原子力発電所跡地から少し離れた「プリピャチ」という地域が今回の舞台となります。開発者はこの「プリピャチ」の写真を基に街並み、プリピャチ川の地域、工業地帯などをリアルに再現しました。
★「ゾーン」の謎を解け!
過去の作品では語られなかったバックストーリーや様々なメインクエストやサブクエストが70種類以上。墜落したヘリコプターを探すため情報収集を行おう。中立なストーカーや友好的なストーカーに話し掛け、仕事の依頼を受けたり、お金や物資を獲得しよう!
★便利になったミニマップ!
画面の左上にはミニマップが表示されています。AIプレイヤーのマーカーの色は、味方(緑色)、中立(黄色)、敵(赤色)を表します。ミニマップに表示されるポイントは黄色の矢印で指示されます。ミニマップの右側の小さなウィンドウの数字は、近くにいるクリーチャー(人間とミュータント)の数を示します。このウィンドウの上下の半円は、上のバーが隠蔽度(目のマーク)他から見られている場合に表示され 、下のバーは雑音(サウンドのマーク)を示します。また、ミニマップの下には警告アイコンが表示され、危険な地帯を知らせます。
★睡眠機能の追加!
今回から睡眠機能が追加されました。プレイヤーが拠点とする場所にベットがある部屋があり、起きたい時間帯を選ぶだけで寝ることができます。ミッションで時間指定された時など便利です。また、夜は視界が悪く危険なため、この機能を使って次の早朝に行動することもできます。
★プレイヤー状況画面の一新!
プレイヤー状況画面ではステータス、武器や防具の状態を見ることができます。体力はもちろん流血や放射能の状態や現在のステータスが一目でわかります。また、武器や防具がどのくらいダメージを負っているのかコンディションを確認することができます。武器は使っていたりダメージを負うと弾づまりをおこしやすくなり、最悪の場合は使用できなくなります。
★クイック アクセス スロットの追加!
これらのスロットは常に左下に表示されており、包帯、医療セット、および食料を素早く使用するのに便利です。スロットの一番上の数は、インベントリ中のそれぞれのアイテムの総数を示します。
★保管ボックスの登場!
プレイヤーが拠点とする場所に今回から武器や道具を保管することができるボックスが登場。今は使わない武器や道具、珍しい武器や貴重なアーティファクトを保管することができるようになりました。
★ストーカーの世界!
外部世界のように、ストーカーには様々な種類の人間が混ざっています。勤勉で正直な人間もいれば、死体から略奪して逃げることができると思えば、頭に弾丸をぶち込むことを躊躇しない者もいます。また、ストーカー派閥の関係は、必ずしも落ち着いた平和なものとは限りません。プレイの現状に影響する多くの変数があります。たとえば、プレイヤーが過去にそのメンバーを攻撃していたり、あるいは許可のない縄張りに入り込むと、その派閥はプレイヤーに敵対します。
★モンスターやミュータント!
ゾーンの汚染された土地は、驚異的な数の変異した生物体を産みました。それは非常に攻撃的で(大部分は縄張りを持つ)、侵入者に対して異常な戦術を使います。ゾーンで生き残るためには、警戒を学び、射撃して殺すことを要求されます。醜い死体にならないよう、変異した犬の群れにはナイフとピストルを使うのが最良の方法です。
★アーティファクトをゲットしろ!
アーティファクトは、収入源にもなれば、装着することで特殊な力を与えてくれるものもあります。アーティファクトにはそれぞれ長所と短所があるので、使う前に特徴を把握しておきましょう。また、アーティファクトはベルト(インベントリー内の縦に並んだ5つの枠)に装備することにより、優れた能力を発揮します。