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Trion Worldsが「World of Telara」の名称変更,そして新作MMORTS「End of Nations」の制作を発表
2006年に設立され,ベンチャーキャピタルから邦貨で約100億円にもおよぶ投資を受けながら,なかなか新作が出てこなかったTrion World Networkだが,6月にロサンゼルスで開催される予定のElectronic Entertainment Expo 2010を前に,ようやく動きを見せ始めた。
まず,2009年のE3でも話題になったMMORPG「Heroes of Telara」のタイトルを「Rift: Planes of Telara」へと変更し,これに合わせて公式サイトも一新された。
「Rift: Planes of Telara」公式サイト
「End of Nations」公式サイト
新たに公開された情報によると,四つの勢力が互いに争って荒廃してしまったというTelaraの世界観はそのままだが,ここに“リフト”と呼ばれる要素が付け加わっている。リフトはモンスターがランダムに沸いてくる超自然空間で,さらにダイナミックなゲーム展開が可能になるという。
またリフトは,プレイヤーの入手する特殊アイテムによって開くこともできるなど,プレイヤーを飽きさせないような仕組みも取り入れられているようだ。
また,2009年の段階ではβテストも近いと発表されていたものの,その後グラフィックスやサーバーなどの部分に大きな改良が施されており,新しくリリースされた画面写真でも,レベルアップした画面が分かる。一つのクラスにつき,キャラクターアニメーションがなんと1万種類も用意されているなど,その作り込み具合も楽しみの一つだ。
さらに今回の発表では,Petroglyphの開発するリアルタイムストラテジー,「End of Nations」が,Trionのラインナップに加えられている。Petroglyphといえば,Command & Conquerシリーズで有名になったWestwood Studios(現,EA Los Angeles)の元開発者達によって設立されたスタジオで,これまで「Star Wars: Empire at War」や「Universe at War: Earth Assault」などのヒット作を市場に送り出している。
End of Nationsは,大恐慌によって貨幣価値はおろか国境まで失ってしまった地球を舞台に,世界を制覇しようとする組織,Order of Nationsに対して人々が反乱を起こすという設定だ。
反乱軍を演ずるプレイヤーは,自分のクエストを一人でこなすだけでなく,最大50人まで参加できる戦場で,AI相手の壮大な戦闘を繰り広げることも可能だという。RTSながらプレイヤーの個性を出せるクラスシステムが用意されているほか,資源を集めてユニットやアイテムなどの新製品を開発するマニファクチャリングも面白そうだ。
Trionは,アメリカでSFドラマや映画などを専門に放映しているSci-Fiチャンネルと提携しており,ゲームとTV番組を連動させた新たな作品も予定されているという。最近,MMORPGジャンルにあまり動きのない北米ゲーム業界だが,Trionの動きが起爆剤になることを期待したい。
- 関連タイトル:
Rift
- 関連タイトル:
End of Nations
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