サイバーフロント，「ヴィクトリア2【完全日本語版】」を2011年1月28日に発売。ヴィクトリア朝時代を背景に，世界に覇を唱えよう。日本語で

　サイバーフロントは本日（12月16日），スウェーデンのパブリッシャ/デベロッパであるParadox Interactiveが開発したストラテジーゲームの日本語版「ヴィクトリア2【完全日本語版】」（以下，ヴィクトリア2）を2011年1月28日に発売すると発表した。対応機種はPCで，価格は8190円（税込）が予定されている。
　2003年に発売された「Victoria: Empire Under the Sun」（邦題 ヴィクトリア 太陽の沈まない帝国 完全日本語版）の続編となるヴィクトリア2は，1836年から1935年までの100年間を背景に，200以上の国から1つを選択し，その国を発展させて栄光の時代へ導くというもの。中心になる「ヴィクトリア朝時代」は西欧列強が植民地をめぐって激しいつばぜり合いを繰り広げた，ある意味，非常に華やかな時代だ。そして20世紀に入ると技術革新が進み，やがて血なまぐさい第一次世界大戦が発生する。

「ヴィクトリア2【完全日本語版】」公式サイト

　世界中に多くの根強いファンというかマニアを持つParadoxのタイトルらしく，軍事だけではなく，政治や貿易，外交，経済といった多数の要素が登場する本格的な歴史シミュレーションになっている。
　ゲームの自由度も別格で，当時の列強を選んで世界の支配を目指すのもいいし，あまり聞かない小国を選んで，死なない程度に細々と100年間を生き抜いても，それはそれで興味深い。
　前作に比べてインタフェースが改善され，また「Europa Universalis III」（邦題 ヨーロッパ・ユニバーサリスIII【完全日本語版】）のために開発されたEUエンジンによる美しいグラフィックスも見どころ。「砲艦外交」などが追加され，さらに洗練された作品になっている。
　「パラドゲー」の通称で，日本でも濃い目のファンが多いParadoxのストラテジー。評判の良さは知っているが，英語なのでどうも，と思っていた人も，これなら挑戦してみる気になりそうだ。詳しくは，公式サイトおよび以下のリリース文を参考にしてほしい。日本語で。

鉄をもって制し、血によって征服せよ！！
「ヴィクトリア2【完全日本語版】」発売決定！！

Paradox Interactiveの名作ストラテジーがEU3エンジンでさらに進化！ 待望の続編「ヴィクトリア2【完全日本語版】」がついに発売！
『ヴィクトリア2』は、政治や軍事、植民地、貿易などといった、19世紀から20世紀初頭にかけての植民地時代を形作るさまざまな側面を網羅したストラテジーゲームです。ヴィクトリア時代の一国を選択し、世界各国を相手に壮大な駆け引きを楽しむことができます。
プレイヤーは自国の政治、軍事、外交、経済に対して強い影響力を持っており、研究や工業化まで操作することが可能です。そしてそれらの行動によって世界情勢に多様な影響が及ぶという、本格的な政治シミュレーションが繰り広げられます。
20世紀の幕開けに向け、版図拡大と植民地化によって国家を偉大なる列強へと導くという重厚な物語は、多くのプレイヤーを魅了することでしょう。


■一世紀にわたって世界を相手に戦い、国家を栄光へと導く
・ゲーム期間は19世紀初頭から第2次世界大戦勃発までの、1836年〜1935年。
・プレイ国家は世界各国、200以上から選択することができる。
・世界全土が描かれた広大なマップを舞台に、史実を重視したプレイが楽しめる。

■複雑な要素が絡み合う、リアルな国家シミュレーション
・勢力圏システムにより、大国同士がしのぎを削る。
・砲艦外交が追加され、支払いを強要するという交渉方法も実現。
・史実的、かつゲーム内の情勢と整合性の取れたイベントが発生。

■国家と国民の多様性
・「プロレタリアート独裁」、「プロイセン立憲君主制」など8つの政治体制が存在。
・技術システムが大きく発展し、膨大な数の発明と発見が可能に。
・50種類以上の物品とそれらを生産する工場が経済の動きを細かく表現。

■前作から進化したインターフェースとゲームシステム
・EU3エンジンの使用でゲームインターフェースもより美しく、より合理的に。
・貿易やPOPの昇格など、複雑な手順が自動化され、より簡単でリアルな表現に。
・各種人材を示すユニット（POP）に、「職人」や「官僚」が追加され、さらにPOPごと
に識字率がパラメータ化されるようになった。
・マルチプレイヤーでは最大32人での対戦も可能。