ハンガリーのデベロッパ，Neocore Gamesが制作した「King Arthur」のデモ版を掲載した。聖剣エクスカリバーを携えたアーサー王が，魔法使いマーリンや円卓の騎士らとともにブリタニア王国の統一を目指すという，有名な「アーサー王伝説」を下敷きにした本作は基本的にストラテジー。だが，ユニットが戦いを通じて成長し，新たな能力を手に入れていくというRPG的な成長要素が特徴の一つだ。

　デモ版ではチュートリアルと，シングルプレイキャンペーンの一部をプレイできるが，マルチプレイは用意されていない。

　チュートリアルでは，ユニットの移動や戦闘の方法などが学べる。同時にシングルプレイキャンペーンの序章部分も兼ねているので，ストーリーを理解するためにも，チュートリアルから始めたほうが良さそうだ。
　ゲームはワールドマップ上での移動モードと，敵ユニットと接触した場合の戦闘モードに分かれている。移動モードはターン制になっており，プレイヤーがユニットを移動させたあと，敵がユニットを移動させてくる。移動した先に村などがあれば占領となり，敵のユニットと接触させると戦闘モードへ移行するというわけだ。
　戦闘モードでは，舞台となる場所をプレイヤーが任意に選択できる。プレイヤーが率いる部隊には得手不得手があり，例えば平地での戦闘が得意だったら平地を選ぶといった感じだ。どこを戦いの場として選ぶかは，重要な判断になるだろう。


　戦闘になると，ターン制からリアルタイム制に変わる。強力なヒーローユニットに率いられた歩兵や弓兵などを進退させ，敵部隊の殲滅をめざそう。マップ上には数か所の占領ポイントがあり，ユニットを派遣して占領すれば，部隊の士気が上がるなどの恩恵が受けられる。とはいえ，敵のリーダーを倒してしまえば勝利なので，占領と攻撃のどちらに重点を置くかは，敵部隊の力や戦況，そしてプレイヤーの戦略次第だ。

　部隊同士が直接弓や剣で戦うほか，ファンタジーらしくヒーローユニットによる魔法攻撃も可能。魔法には，敵部隊に火をかけて一定数を減らすものや，霧を発生させて味方部隊の姿を隠して敵への接近を容易にするといったものがある。戦局に応じて使い分けていこう。
　見事に勝てれば配下のユニットは経験値を得て，レベルアップしたり新たな魔法を獲得したりしていく。ゲームはクエストに沿って進み，聖剣エクスカリバーをめぐるクエスト，「Lady of the Lake」を終えると，このデモ版は終了となる。

「King Arthur」公式サイト

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