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“伝説の勇者の遺物”を求めて,いざ冒険の旅へ! 本日発売の「伝説の勇者の伝説 -Legendary Saga-」を一足先にプレイしてみました
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印刷2010/02/18 10:00

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“伝説の勇者の遺物”を求めて,いざ冒険の旅へ! 本日発売の「伝説の勇者の伝説 -Legendary Saga-」を一足先にプレイしてみました

 無気力で昼寝が大好きの主人公ライナ・リュートと,絶世の美女にして無類のだんご好きの凄腕剣士フェリス・エリスの二人が,“伝説の勇者の遺物”を求めて冒険の旅に出る――。

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 角川書店より本日(2月18日)発売となったPSP用ソフト「伝説の勇者の伝説 -Legendary Saga-」は,富士見ファンタジア文庫にて刊行中の人気ライトノベル「伝説の勇者の伝説」シリーズを原作とした3DダンジョンRPG。
 “伝勇伝”の愛称で知られる原作ノベル「伝説の勇者の伝説」は,原作作家・鏡 貴也氏を代表する人気シリーズで,これまでにシリーズ累計300万部を突破。2010年内のアニメ化も決定しているという“大河アンチヒロイック・ファンタジー”だ。

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 ゲームでは,原作のストーリーを忠実に再現しつつ,オリジナルストーリーも追加。原作で人気のキャラクター達による掛け合いや,おなじみの地名や魔法,本作ならではの成長システムなどを取り入れ,戦闘中のカットインには原作イラストのとよた瑣織氏による描き下ろしイラストを使用するなど,原作ファンには見逃せない内容に仕上がっている。
 そんな本作を一足先にプレイしてみたので,プレイフィールを交えながら本作の見どころを紹介していこう。

ストーリー

ローランド帝国の王が住まう場所・・・シオン・アスタールは1つのレポートを眺めていた。
あまりにもふざけたタイトル、どこまでも大それた内容。そこにはおおまかに、「伝説の勇者の遺物を使い、戦いが起こる前に戦いを終結させる」といった内容が書かれていた。シオンはこのレポートを書いた人物ライナ・リュートを、ものすっごい剣の使い手フェリス・エリスに頼み宮廷に呼んだ。・・・こうして、ライナとフェリスの勇者の遺物探しの旅が今、始まろうとしていた―。

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「伝説の勇者の伝説 -Legendary Saga-」公式サイト



基本は3DダンジョンRPGだが,オートマッピング標準装備の安心設計


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 本作では,3Dダンジョンで表現された世界各地のフィールドやダンジョンを,ライナとフェリスの二人旅で冒険しながら,伝説の勇者の遺物を探し求めていく。街や団子屋(フェリスは団子屋を見つけると立ち寄らずにはいられないのだ)などの拠点間をつなぐフィールドも3Dダンジョンになっているが,オートマッピングのミニマップが標準装備されているので,迷子になる心配をせず,快適に遊べるのが嬉しいところ。

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 ダンジョン内には,踏むとダメージを受けてしまうトラップ床や回転床など,多彩なギミックが仕掛けられており,ライナ達の行く手を妨害してくる。また,「!」が表示されたマスでは,その色に応じたさまざまなイベントが発生。赤や黄色の「!」では,敵との戦闘が発生するので注意が必要だ。ダンジョン内にはHPとTPを回復できる「泉」が配置されていることもあるので,ここを拠点にしながら探索を進めよう。

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「複写眼(アルファ・スティグマ)」を再現した魔法バトルが展開


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 3Dダンジョン探索中に敵と遭遇すると,当然ながら戦闘が発生。敵はモンスターだけでなく,表向きはローランド帝国からの出奔者ということになっているライナ達を始末しようとする「忌破り」追撃部隊の追っ手や,各国の守備隊なども登場する。

 序盤のうちは,どの敵もライナとフェリスの相手ではないが,ゲームを進めるにつれて強力になっていくので油断は禁物。とくに,ボス戦などのイベント戦闘では思いがけない強敵とぶち当たることもあり,うっかり全滅してしまうなんてこともある。そんな事態を避けるためにも,小まめなセーブをお忘れなく。

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 また,原作ファンならご存じのとおり,伝勇伝の世界では世界各国で異なる魔法様式を持っており,ゲームにおいても「稲光(いづち)」や「光離(くうり)」など,原作でおなじみの数多くの魔法が登場する。さらに,一度見た魔法をそのままコピーできるという,ライナが持つ魔眼「複写眼(アルファ・スティグマ)」をゲームシステムで再現し,敵の魔術師が放った魔法を習得することも可能だ。

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 戦闘中にライナの複写眼が発動すると画面にコマンドが表示され,入力に成功するとその魔法を自分のものにできる。また戦闘中には,敵の魔法攻撃の無効化や反射が発生することもあり,このときも複写眼が発動したときと同様にコマンドが表示される。これらはすべて戦闘中にランダムで発生するので,気を抜いて見逃してしまわないように注意しよう。

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 そして,もう一つ忘れてはならないのが,戦闘中にSPゲージを溜めることで使用できる必殺技だ。必殺技を発動した場合も画面にコマンドが表示され,入力に成功すると技の威力が倍増する。必殺技は非常に強力で,ボス戦などでとくに有効だが,入力に失敗すると威力が半減してしまうという弱点もある。焦らず,正確なコマンド入力を心がけたい。

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称号集めが楽しい,本作ならではの成長システム


 本作のもっとも大きな特徴となっているのが,獲得した称号によってライナとフェリスのステータスが大きく変化していく「称号システム」だ。称号は,ゲーム中のイベントシーンを見ることで獲得でき,ライナの「マダムキラー」やフェリスの「こだわりのダンゴ好き」など,中には原作ファンが思わずニヤリとしてしまうようなものも。新たな称号は,イベント中のみならずダンジョン内でも入手することができるので,漏らさずにすみずみまでチェックしよう。

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 称号は全部で100種類あり,新たな称号を獲得すると,魔法や剣技など,さまざまなスキルを覚えられるようになる。これらのスキルは,戦闘によって得た経験値を任意のものに割りあてることで習得していくのだ。ただし,覚えたスキルを戦闘中に使うには,事前に使いたいものを装備しておかなくてはならない。

 それぞれのスキルには装備に必要となるCPが設定されており,称号ごとに設定されたCP上限内で自由にセットできる。称号の中には,ステータスが優秀でCP上限が低かったり,逆にステータスは劣るもののCP上限が高かったりするものがあるので,どの称号を装備し,どのスキルをセットするのかが悩ましい。

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 本作は原作の雰囲気をうまく生かしつつ,3DダンジョンRPGの基本をきっちりと押さえたゲームに仕上がっている。本作の開発時にはアニメ版のキャストが未発表だったこともあってか,ゲーム中にボイスが収録されていないのが残念ではあるが,それを差し引いても十分楽しめる一本だ。原作ファンはもちろんのこと,アニメ化の発表を聞いて伝勇伝の世界に興味を持った人は,ぜひ一度プレイしてみよう。

ゲーム本編に加え,アドホック対戦も可能なミニゲーム「伝説のだんご屋の伝説」も収録。三すくみの関係にある,剣技/魔法/特殊の中からお互い一つを選んで出し合い勝負する“じゃんけん”のようなルールで,このモードで獲得したお金をゲーム本編に反映することも可能
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