［iPhone］読者プレゼントをかけた真剣勝負。iPhone/iPod touch版「ストリートファイターIV」で，カプコンの人とガチで対戦してみた

　先日4Gamerでは，iPhone/iPod touch版「ストリートファイターIV」のインタビュー記事を掲載したが，カプコン社内でひととおり話を聞いたあと，お互いのiPhoneを用いて実際に対戦してみることになった。本稿では，そのとき繰り広げられたアツい戦いの様子をざっくりお伝えしよう。
　今回胸を貸してくれたのは，カプコン モバイル宣伝担当の水上太介氏。もし勝てたら，なんと，4Gamer読者へのプレゼントとして“いいもの”を提供してもらえるという。ぬぬ，これは頑張らなくては。

カプコン モバイル宣伝担当 水上太介氏

　とはいうものの，実をいうと筆者自身，iPhoneを使って対戦するのは今回が初めて。コンシューマ版ではそこそこ戦える自信はあるものの，iPhone/iPod touch版に関しては，通勤電車の中でちょこちょこプレイしているだけで，やり込めているとはいい難い。こんなこともあろうかと，インタビューの前日に練習してはいたが，自在に操れるというところまでは至らなかった。これで本当に大丈夫なのだろうか……。


　若干の不安を残しつつも，対戦開始。iPhone同士の接続はBluetoothを介して行われるということで，通信の設定に少し手間取ったものの，無事にゲームがスタートした。
　筆者の選択したキャラクターは，コンシューマ版の持ちキャラである「アベル」だ。iPhone/iPod touch版では唯一の投げキャラということで，相手にどうやって近づくかがポイントとなる。対する水上氏は「ケン」をチョイス。こちらは飛び道具である波動拳や，対空攻撃の昇龍拳を繰り出せる，比較的オーソドックスなキャラクターだ。

3月のイベントでは，水上氏のケンがあまりに強すぎたため，“使用禁止令”が出されたという。ジャンプ攻撃から強力なコンボを繰り出す強敵だ

　序盤は水上氏が強力なコンボを次々と決め，筆者は押され気味に。こちらもなんとかコンボを決めようとがんばってはみたものの，やはり一夜漬けではダメなのか，なかなか思いどおりに攻撃できない。
　そこで，途中から，シンプルにコマンド投げを繰り出してダメージを与えていく方針に転換。なんともかっこ悪いスタイルだが，これも読者プレゼント獲得のため。この作戦が功を奏したのか，徐々に盛り返し，最終的には3勝2敗で筆者が辛くも勝ち越した。



　というわけで，めでたく読者プレゼントを手に入れた。今回提供してもらったのは，3月に開かれたiPod touch紹介イベント（レポート記事）で，カプコンのスタッフと対戦した人に贈られた，ストリートファイターIVオリジナルiPhone用カバーケースだ。
　デザインされているイラストがたまらなくカッコイイだけでなく，なんと100個しか用意されていないというレアなグッズである。このカバーケースを，連載「Weekly 4Gamer」の明日（4月24日）掲載分の中で4名にプレゼントする予定なので，ぜひとも手に入れたいという人はお楽しみに。

これが，今回勝ち取ったiPhone用カバーケース。「Waiting For A New Challenger」（対戦者募集中）のメッセージが男らしくてステキだ。「このケースをiPhoneに付けている人は対戦を断れません」（水上氏）とのことなので，対戦を申し込まれたら堂々と受けて立とう

通信が安定しないときは，お互いのiPhone/iPod touchを再起動し，メモリをクリアにすると効果的とのこと。対戦するときは試してみよう

　今回，実際に戦ってみて感じたのは，想像以上に快適に対戦できるということ。通信を妨げるものがほとんどない，会議室で対戦したこともあるだろうが，ラグはほとんど感じられず，プレイに集中できた。
　iPhone同士の接続が確立されるまで多少時間はかかるが，接続されてしまえば，プレイ自体はいたってスムースだ。まだそれほど対戦プレイをしているわけではないので，細かいゲームバランスなどについては何ともいえないが，仲間とちょっと対戦するには十分だろう（筆者自身は十分どころか，すっかりハマったクチだが）。

　ソロプレイも楽しいが，やはり対戦プレイこそストリートファイターIVの醍醐味だ。iPhone/iPod touch版を購入したものの，まだ対戦したことがないという人は，ぜひ相手を見つけて戦ってみてほしい。筆者も次の機会に向け，さらに腕に磨きをかけようと思った次第だ。

iPhone/iPod touch版「ストリートファイターIV」公式サイト