ガストは2010年6月24日,PlayStation 3用“新約錬金術RPG”「
トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士 2〜」を発売する。価格は通常版が7140円,プレミアムボックスが1万290円(ともに税込)。
本作は,1997年に同社が発売した「マリーのアトリエ」を第1作とする,アトリエシリーズの最新作(通し番号は「A12」)だ。ガスト初のPS3タイトルにして,新たなアトリエシリーズの方向性を確立した「
ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜」の続編となる。
−おはなしのはじまり−
この国には,冒険者というお仕事がある
アーランドがまだ共和国になる前……
もっといろんなところに行けるようになろうと,
辺りを冒険したり,開拓したりしようとしたのが始まり
でも,アーランドの騎士の人達はみんな弱くて,
一般の人達にそのお仕事を手伝ってもらうようになって
それがだんだん制度化されて,今はちゃんとしたお仕事になってる
ちなみに,わたしのお母さんも冒険者
結構活躍したらしくて,そこそこ有名人みたい
でも……もう何年も帰ってきてないし,何の連絡もこない。
お父さんとおねえちゃんは,
たぶんもう……って思ってるみたいだけど,
わたしはまだ……
トトリのアトリエの舞台は,前作に引き続き,共和国となったアーランド国とその周辺となっている。ただし時間は,
あれから5年ほど経過しており,本作の主人公であるトトリは,アーランドから馬車で10日ほど離れた港町に住んでいるという設定だ。
本作では,おなじみのアーランドだけでなく,その周辺の町や村などもゲームの舞台として登場する。錬金術と,遺跡からもたらされる技術とが醸し出す,新しくも懐かしい世界観はそのままに,より開放感のある冒険が楽しめそうだ。
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母への想いを胸に秘め,世界を巡る少女
名前:トトゥーリア・ヘルモルト(Totooria Helmold)
年齢:13歳
性別:♀
身長:146cm
血液型:A型
CV:名塚佳織
物語の主人公。生まれつき内気で気弱な性格だったが,錬金術を初めてから多少自分に自信がついたのか,じょじょに改善されつつある。
アーランドの外れにある漁村で,姉,父と3人で暮らしている。
母は凄腕の冒険者として名を馳せていたが,数年前より行方不明。
いつかは自分も母と同じ冒険者になっていろんなところを旅したり,母親を探しに行きたいと思っている。
帰ってきたアーランドの錬金術士
名前:ロロライナ・フリクセル(Rororina Fryxell)
年齢:22歳
性別:♀
身長:153cm
血液型:O型
CV:門脇舞以
前作の主人公。基本的な性格は変わっていないが,色んな経験を積んで,精神的に大分たくましくなっている。
弟子の可愛がり方とかには,師匠成分も少々入っている。
あれからしばらく,錬金術士としてアーランドで活躍したのち,色んな人に錬金術を教えるために各地を旅してまわっている。
ついでに,ホムをつれてどこかに逃げてしまった師匠を探している。
冒険者に憧れる,主人公の幼馴染み
名前:ジーノ・クナープ(Jeeno Knab)
年齢:14歳
性別:♂
身長:155cm
血液型:B型
CV:三瓶由布子
主人公の幼馴染みの少年。純粋で前向きでひたすら明るい,裏表のない真っ直ぐ性格。
冒険者になって大活躍したい,という単純な憧れと夢を持っていて,修行と称して,しょっちゅう村の近くを出歩いている。
なんで強くなりたいとか,なんで冒険者になりたいとかは,自分でもよく分かっていない。
誇りのために,冒険者になったお嬢様
名前:ミミ・ウリエ・フォン・シュヴァルツラング(Mimi Houllier Von Schwarzlang)
年齢:14歳
性別:♀
身長:152cm
血液型:A型
CV:井口裕香
アーランドのとある名家のお嬢様。自分の家名,生まれに誇りを持っているが,近年のアーランドでは,古臭い価値観として扱われている。
それが我慢ならず,自分の名を国中に響かせてやろうと決意し,冒険者となる。
プライドが高く高飛車で,人を見下したような態度をとるが,実際は努力家で卑怯なことは嫌いという実直な性格。
他人を寄せ付けず孤高に生きてきたので,主人公にふと友達とか言われるとおろおろ戸惑ってしまう。
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キャラクターデザインは前作に引き続き,人気イラストレーターの岸田メルさんが担当。透明感のある可愛らしいイラストで,ゲームを一層盛り上げてくれる。今回公開された主人公トトリや,その幼馴染みのジーノ,お嬢様冒険者のミミが,一体どのようなストーリーを展開していくのか,非常に楽しみだ。またシリーズファンとしては,前作から5年分大人になったロロナが,物語にどのような形で関わってくるのかも,実に気になるところ(どこかに逃げてしまった師匠とは,果たして出会えるのだろうか)。
キャラクター紹介のテキストにも少しだけ書かれていたが,トトリの目的は「消息不明の母親を捜す」こと。そのためにトトリは,母親のように冒険者を目指すことになる。
なお,冒険の舞台となるアーランドでは,危険な未開拓地域への立ち入りに許可(冒険者免許)が必要となっている。冒険者免許の詳細については不明だが,「探索する地域によって必要ランクが異なる」ことと,「ランクを上げるためには冒険者としての実力を認められなければならない」ということが,現時点で判明している。
基本的には,
・未開拓地域の踏破(ダンジョンを攻略)
・ランドマークの発見(特殊な場所を発見)
・未知なるアイテムの発見(調合や採取)
・市民への貢献(依頼を達成)
・強敵モンスターの撃破(ボスモンスターを討伐)
といった行動を通じてポイントを貯めていき,ポイントが一定以上になると,冒険者免許のランクが上昇する。ランクが上がれば探索可能地域が広がり,母親の手がかりが入手できる可能性も高まるというわけだ。各種ゲームシステムの詳細は不明だが,さまざまな行為を通じてポイント稼ぎができるので,自分好みのプレイスタイルでゲームを進めていけそうである。
「ロロナのアトリエ」の魅力はそのままに,システム面が大きくパワーアップしていそうな「トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士 2〜」。リリースによると,「前作で不評だった部分を改善し,ユーザビイティの向上に勤めている」とのことなので,前作のファンだけでなく,今作からプレイする人でも楽しめるゲームに仕上がりそうだ。
シリーズの特徴であるアイテム調合/採取はどう進化しているのか,ほかにはどのような登場人物がいるのかなど,知りたいことがどんどん膨れあがってしまう第1報となったが,詳しくは,今後の情報公開に期待するとしよう。4Gamerでは今後も,情報が入り次第紹介していくので,楽しみにしていてほしい。