「L.A. Noire」の最新スクリーンショット公開。容疑者への尋問や，証人との会話が重要になるというゲームシステムが明らかに

　Rockstar Gamesは，2011年春の発売を予定しているアクションゲーム，「L.A. Noire」（PlayStation 3/Xbox 360）の新たなスクリーンショットを公式サイト（要年齢認証）で公開した。容疑者に尋問を行うシーンを中心としたものだが，ゲームには実際にプレイヤーが容疑者の周辺を探ってさまざまな証拠を集め，自白させるという要素があるという。

　L.A. Noireはシドニーを本拠とするデベロッパ，Team Bondiの開発するオープンワールド型のアクションゲームで，1947年のロサンゼルスを舞台に，市警の刑事Cole Phelpsとなったプレイヤーが事件を追っていくことになる。当時のロスは麻薬や殺人事件が横行し，警察の汚職も日常茶飯事という激動の時代。ジャズの響きが，その雰囲気に拍車をかける。
　そのタイトルどおり，1940年〜1950年代のハリウッドでブームになった「フィルム・ノワール」風の警察ドラマが展開するわけだ。

「L.A. Noire」公式サイト（要年齢認証）

　実際の尋問がどのようにゲームに組み込まれているのかについて明らかではないものの，容疑者や証人を警察署に呼んで話を聞くことがゲームの重要な要素になるようだ。暴力を使って高圧的に出るか，あくまで冷静に会話を進めるのかはプレイヤーの選択次第となりそうで，それを間違うと相手が憤慨して捜査に協力してくれなくなったり，時間をかけて集めた証拠が無駄になってしまったりする。
　モーションキャプチャーによって再現された細かい表情や，身振り手振りの意味を読み取りながら，容疑者や証人に向き合っていくことが求められるのだ。

　人気がないと思われていた「西部劇」をテーマにした「Red Dead Redemption」（PlayStation 3/Xbox 360）を大成功させるなど，最近のRockstar Gamesの勢いは止まりそうもなく，このL.A. Noireも多くのゲーマーの注目の的になっている。正確な発売予定日は明らかにされていないものの，3月〜6月あたりが濃厚とする欧米メディアが多い。