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日本マイクロソフト本社で,「Forza Motorsport 4」「Gears of War 3」「Kinect スポーツ: シーズン 2」の開発者から作品の魅力を聞いてきた
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印刷2011/09/15 03:58

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日本マイクロソフト本社で,「Forza Motorsport 4」「Gears of War 3」「Kinect スポーツ: シーズン 2」の開発者から作品の魅力を聞いてきた

 2011年9月14日,東京都内の日本マイクロソフト本社で,Xbox 360用の新作ソフトの開発者から作品の魅力を聞く機会が得られた。話が聞けたタイトルは,2011年10月13日に発売予定の「Forza Motorsport 4」(以下,Forza 4),同じく9月22日に発売される「Gears of War 3」(以下,GoW3),10月27日に発売予定の「Kinect スポーツ: シーズン 2」の3作品だ。
 今回のプレゼンテーションに,これまでに紹介した要素なども含まれていたが,おさらいも含めてプレゼン内容をお伝えしていこう。

革新的にパワーアップした「Forza Motorsport 4」


Turn 10 Studios
シニアゲームデザイナー谷口 潤氏
画像集#080のサムネイル/日本マイクロソフト本社で,「Forza Motorsport 4」「Gears of War 3」「Kinect スポーツ: シーズン 2」の開発者から作品の魅力を聞いてきた
 Forza 4のプレゼンは,本作の開発を行うデベロッパ,Turn 10 Studiosでシニアゲームデザイナーを務める谷口 潤氏により行われた。

 谷口氏は,Forza 4を(前作から)「革新的にパワーアップ」したと表現する。そして強化されたポイントとして,「Kinectへの対応」「ゲームプレイ」「Xbox Live」「グラフィックス」の4点を挙げる。

 最初に紹介されたのは,Forza 4の目玉機能ともいえる「Autovista」機能だ。これはいわば,バーチャルなショールームで自動車をさまざまな角度から見て楽しむというモード。谷口氏によると,「すべての自動車がAutovistaに対応しているわけではない」そうだが,プレゼンでは一例として「Ferrari 458 Italia」を使って紹介してくれた。

 このモードはKinectに対応しており,例えばディスプレイに向かって歩いてみると自動車に近づき,より近くから車が見られたり,しゃがんでみると,ローアングルからパーツなどをチェックできたりする。ほかにもドアやボンネットなど,可動するパーツに手をかざすことで開閉も可能だ。ちなみに,最初からAutovista機能が使えるというわけではなく,チャレンジをクリアすることでアンロックされていくという。

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 ドアを開けてシートに座り,ドライバービューから外の様子も見られるのだが,さらに,車内に入ると環境音が消えて静かになるというのが,なんともリアルだ。なお,Autovista内で自動車のエンジンをかけることもでき,そのままレースにエントリーも可能。サウンドは5.1chに対応しており,レース中は迫力ある音が楽しめる。

 また,パーツについては日本語音声による解説が聞けるのだが,自動車そのものについては,イギリス・BBCの人気自動車番組「Top Gear」の司会を務める,ジェレミー・クラークソン氏の解説(日本語字幕付き)が楽しめる。日本語に吹き替えることなくジェレミー氏のままなのは,Top Gearファンには嬉しいところだ。

 本作のキモとなるグラフィックスについてだが,こちらも素晴らしく,エンジンにつながるプラグやコードといったものも,すべて3Dポリゴンで描写されているというこだわりようだ。
 谷口氏は「これまではグラフィックスの粗が目立つので,自動車に近づいてほしくなかったけど,今回はすごい。粗を探すのも難しいのではないでしょうか」と語っていた。
 なお,Forza 4では全部で80社以上の自動車メーカー,そして500台以上の自動車が登場する。その中で「Autovista」機能に対応している日本車として,LEXUSの「LFA」が挙げられていた。もちろんこれ以外にも用意されているので,どんな車種がAutovistaに対応しているのか,続報に期待したいところだ。

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 続いては,KinectでForza 4を遊ぶ方法についての紹介が行われた。Kinect利用時は,視点がドライバービューのみとなり,直感的な操作を実現するために,ステアリングのみの操作になる。そしてブレーキはアシストが効くため,考える必要はない。
 これは,熱心なレースゲームファンからすると物足りない部分ではあるが,谷口氏は「初めて触るきっかけ」「子供同士でワイワイ遊ぶ」といったように,一つのドライビングの楽しみ方として捉えてほしいと話す。

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 コースに関しては日本からは鈴鹿サーキット,筑波サーキット,茂木サーキット,Forza Motorsport 3でも登場した峠をモチーフにした「富士見街道」が登場するとのこと。日中,夕暮れといった,時間帯を感じさせる要素もあるようだ。

 Xbox Liveでは,コミュニティを充実させるため,ソーシャルな機能を盛り込んでいるという。例えば本作では「Car Club」という機能があり,ここでクラブメンバー同士で自動車(ペイントが施されたり,レース用にチューニングがなされたものなどさまざま)をシェアできるという。
 谷口氏はサンプルとしてBMWのみで構成されるクラブを紹介したが,「誰がシェアしたか」「シェアされた日」「使用された日」などを確認できる。プレイヤーが登録した自動車はサーバで管理され,100台以上がシェアできるとのこと。

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 クラブのメンバーは最大で100人までで,所属できるクラブは原則1クラブのみだ。谷口氏が例に出したように,BMW好きのクラブやドリフト同好会みたいなクラブもできそうだが,「BMWもドリフトも自動車へのペイントも好きだ!」という人は,どのクラブに入るべきかちょっと迷うかも。
 なおクラブ内では権限を持ったリーダーや,それを補佐するサブリーダーなど,役職も決められるようだ。クラブはタグ(アルファベットと数字で最大4文字)を作ることができ,こちらは早い者勝ちとなるそうなので,注意が必要だろう。
 設立後は,クラブにほかのプレイヤーを勧誘してもいいし,退会することも自由だ。クラブのリーダーであれば,ほかのプレイヤーにリーダー権限を委譲したり,メンバーの追放,役職から降格させたりするといった,クラブの管理操作が実行できる。

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 またクラブ内では,メンバー間でランキングが競えるほか,クラブ同士のランキングも競えるという。例えばレースのスコアを競っても良いのだが,ほかにフォトグラファー,グラフィックデザイナーなど,競う項目は数多くあり,必ずしも「レースの成績がいいクラブが上位にいる」とは限らないようだ。
 このほかのオンライン要素として「オークション」「ストアフロント」といったものがある。オークションはその名のとおり,自動車をプレイヤー同士で競り合うシステムで,ストアフロントはプレイヤーが作成したデザイン,チューニングの設定,ゲーム内で撮影したスクリーンショットなどのプレイヤーコンテンツを売買できる場所になる。
 対戦に関しては,オンライン上で最大16人のレースが可能なほか,「Top Gear」で放送された「自動車によるサッカー」などの種目もあるようだ。

 続いて紹介されたのは,「プレイヤーカード」という要素。こちらは「Call of Duty: Modern Warfare」にインスパイアされたものになり,自分が誰なのかをアピールしたり,相手がどんな人なのかを知るためのものになるそうだ。

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 また,「ライバル」というモードでは,7つのチャンネルが用意され,1つのチャンネルあたり10個のコースが用意されるという。つまり70個のレースイベントがあるわけだ。ドリフトのスコアや,オートクロスというコース上のパイロンの間をミスしないように走り抜けたときのタイムを競うといったルールが用意されるという。
 対戦相手となるライバルは,自分より少し速いプレイヤーのゴーストが選ばれる。カテゴリーは「Cクラス」「無改造」などさまざま用意されているそうだ。
 なお,自分と近い実力のライバルに勝っても報酬はそれほど入手できないが,より上位にいる相手をライバルに設定し,それに勝つと相当なポイントが入手できる。負けてしまった場合でも,走りに応じてドライバーレベルや車の有効レベルの上がる経験値やキャッシュが入る。
 谷口氏は「上手いプレイヤーに挑むのは大変だけど,仲間内であれば楽しめる」と,このモードの特色を話していた。

ライバルを上位のプレイヤーに変更することで賞金が10倍に
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 ゲームプレイに関しては,ドライバーレベルは前作の3倍となる150に変更されている。谷口氏によれば,レベルは前作に比べて上がりやすくなっているとのことだが,それでも2年ほどでレベル150に到達できるプレイヤーは数パーセントではないかと予想しているようだ。

 なお,Forza Motorsport 3のデータがあれば,ガレージにあるギフトカーや,作成したバイナルデータを引き継げるとのこと。Forzaシリーズは,丸や四角形などさまざまなパーツを利用し,見事な絵を描く技法が話題になっていたが,これの制作にはかなりの時間を要してしまう。一からやり直しさせるのではなく,前作で作ったデータがそのまま流用できるというのは嬉しい仕様だろう。ただし,ドライバーレベルやガレージに所有している自動車は引き継げないので注意が必要だ。

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4人Co-opへの対応や,新規層への取り組みなど

幅広い改善が行われた「Gears of War 3」


 GoW3のプレゼンは,本作のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるChris Kimmel氏によって行われた。
 まずChris氏は,GoW3に至るまでの物語の流れを,前作を知らないプレイヤーでも分かるように収録された,「あらすじ」で紹介してくれた。

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 本作にはキャンペーンモードや,Horde,Beastといったオンラインマルチプレイモードがあるが,大きな特徴は,キャンペーンモードを4人Co-opで遊べるようになったことだろう。また,今作では女性キャラクターがプレイアブルキャラクターとして登場するのも大きな変更と言える。
 今回,女性キャラクターがプレイアブルキャラクターになった理由は,都市や政府軍が崩壊した世界で,人類がローカストと戦うために,多くの戦闘要員が必要となっている。そのため,女性も参加せざるを得ないからなのだ。これは,マーカスを情報面でバックアップしてきたアーニャも例外ではなく,本作では武装して登場することになる。ほかの女性キャラクターとしては,サマンサというコミック版GoWに登場していた女性が,ゲームに参戦するという。
 GoW3における人類は,ローカスト以外にランベントというローカストの変種とも戦わなければならない。キャンペーンモードでは,これら3種族による三つ巴の戦いが描かれる。

 続いては,オンラインマルチプレイのHordeとBeastを紹介してもらった。これはいわゆるCo-opモードで,フレンドと最大5人で遊ぶことができる。
 HordeはGoW2でも遊べたルールだが,次々と押し寄せてくるローカストの大群(ウェーブ)を撃退していくというもの。今回が初登場となるBeastについては,逆にローカストを操作して人類と戦うモードになる。

エグゼクティブ・プロデューサー
Chris Kimmel氏
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 Chris氏は「Hordeは防衛的な内容になっていますが,Beastはレスポンスが早いルールになります。60秒の時間制限の中でクリアしなければなりませんが,敵を倒すことで時間を伸ばせます」と話していた。

 前作にも収録されていた対戦モードは,過去の作品では初心者が上級者とマッチングした際,相手を倒せずに楽しさが感じられないという問題があったため改善が行われたという。
 その一つが,「カジュアルモード」という初心者のみが遊べる,いわゆる初心者保護を目的としたモードだ。ここで経験を積むことで,カジュアルからレギュラーへと,上のレベルに進むという形になる。

 チームデスマッチについても,改善が行われている。これまではゲーム内で倒された場合,そのラウンドが終わるまで待つ必要があったが,今作ではリスポーンできるようになっている。これは,マイクロソフトのリサーチ結果で「ゲーム内ですぐに倒されて,相手を倒せない」という不満が多く上がってきたためで,Chris氏は「より多くの敵を倒し,回転を早めたほうが面白い」と分析したのだという。
 なお,チームデスマッチでは,1チームあたりリスポーン回数が15回まで設定されている。対戦形式としては通常は1チーム対1チームとなるが,ウィングマンに関しては最大で5チーム(2名編成)で争うことができるとのこと。

 また,プレイヤーを飽きさせない仕掛けについて聞かれたChris氏は,「GoW3は大きな長編ゲームになっていて,オンラインモードも豊富にあり,前2作と比べ長期的にプレイできる」とコメントしていた。また,2〜4名で対戦できる「アーケードモード」も,その一例として挙げていた。


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 世間ではGoW3は最終作といわれている点についてChris氏は,「今のGoWシリーズのキャラクターは10年前にできましたが,これらのキャラクターは今作で終わりになります。しかし,GoWシリーズはアメリカではノベルやコミックが出ていて,ほかのキャラクターも登場していますので,必ずしもシリーズが終わるわけではないでしょう」と述べた。別の物語という形で,GoWシリーズの登場が期待できるのかもしれない。

 ちなみにシリーズでお馴染みとなっているカーマイン兄弟の死だが,本作で登場するカーマインがどうなるかは……実際にプレイして確かめてほしい。ただ,今回は生かすか殺すかはファンの投票で決め,それを表明するためのアバター用のTシャツも作られている。Tシャツの利益は17万ドルにもなったそうだで,Chris氏の娘は「カーマインは死ぬの? 生きるの?」と聞いてきたこともあったのだとか。

 なお,GoW3は2011年4月の発売予定から大きく延期されたのだが,これは開発上の問題ではなく,大作ソフトを同じ時期に出して潰しあうのを防ぐためだったらしい。ハリウッドなどでも大作映画をかぶらせるのではなく,新作を遅らせる傾向があり,それと同じなのだという。

 最後にChris氏は日本のプレイヤーに向けて,「日本に来るのは初めてですが,アメリカやヨーロッパと比較しても,とても素晴らしくて面白い国です。。東京ゲームショウでは,日本語でのHordeなどを紹介できることが嬉しいです」と語っていた。また,「GoWの成功はファンの愛情と情熱によるもので,日本のファンのサポートもすごいです。ぜひGoW3も楽しんでほしい」と話していた。

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新たなスポーツが6種類登場する「Kinect スポーツ: シーズン 2」


 「Kinect スポーツ: シーズン 2」は,Kinectのローンチで発売された前作「Kinect スポーツ」の続編となる作品だ。収録されているスポーツはテニス/野球/アメフト/ダーツ/ゴルフ/スキーの6競技。マルチプレイはローカル,オンラインの両方に対応している。
 このプレゼンでは,本作の開発を担当したリードプロデューサーのBrent Poynton氏,リードデザイナーのTravis Ryan氏に,スキー/野球/ゴルフの3競技について紹介してもらった。

(左から)Travis Ryan氏,Brent Poynton氏
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 最初に披露されたのはスキーだ。ルールはシンプルで,コースに設置されたゲートを通りながら,ゴールに向かって滑走するのみ。2ラウンドを行い,その合計タイムが相手より速ければ勝ちだ。先にゴールに到達することが大事だが,ゲートを通過しなかったり,これに接触したりするとペナルティでタイムが加算されてしまう。

 ゲーム中は,体を左右に動かすことで移動できるのだが,動きを激しくすると,より派手にキャラクターが動いてくれる。そして緑色でマークされたジャンプ台では,プレイヤーがジャンプすることで,ゲーム内のキャラクターもスキージャンプを行って遠くへ飛べる。逆に姿勢を低くすると加速するが,この場合はコントロールが難しくなってしまう。スピードか,コントロールか,状況をうまく判断したいところだ。
 なおこれはすべての競技に言えることだが,プレイ中の様子はKinect内蔵のカメラで録画されており,それを編集してほかのプレイヤーと共有することも可能とのこと。

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 続いては野球のデモンストレーションが行われた。こちらは本来の野球の要素を,できるだけ盛り込むことを目指して開発された作品で,攻撃側ならバッティング,塁へのランニングといった行動が,守備側ならピッチング,キャッチングといった行動がKinectを通して楽しめる。

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 バッティングは,相手の投球に合わせてバットを振るだけだが,ピッチングの場合は上手/下手投げでストレート,横投げで変化球といったように,球種が使い分けられる。また,攻守共通のアクションとして,強くステップすることでバットを強く振ったり,球速(スロー,ファスト,スーパーファストの3段階)を上げることも可能だ。
 守備に関しては画面の指示に従って,その場所に手を動かすだけなのだが,グローブを持たない方の手で受けてしまうと,球が跳ねて落球しそうになってしまうので,グローブを持つ手で受け止めなければならない。それにしても,現実でやってしまったら,手の痛みは相当なものになりそうだ。
 なおピッチング時は,キャッチャーからバッターの苦手なコースを教えてもらえるので,それに従えば空振りさせたり,打ち取ったりがしやすくなるようだ。

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 次に紹介されたゴルフは4人プレイが可能で,「9ホール」「3ホール」「1ホール」というルールが用意されている。ちなみに本作ではゲームプレイ後に消費カロリーが表示されるのだが,どちらかと言えば野球は運動量が多く,当然だがゴルフは少ない傾向にあるという。

 ゴルフでは,目の上に手をかざすとコースの全景が見られるほか,グリーンの方向にアイコンが出ており,ボールを打つ方向が分かりやすくなっている。ゴルフクラブを振るアクションで実際にクラブを振るのだが,これも野球やスキーと同様にステップを踏んだり力をいれるほど,スイングが強力になる。なお,手を挙げることで試し打ちができるので,クラブや打つ方向を納得が行くまで調整可能だ。
 ちなみに,ボールを打つときに白いラインが出現するのだが,これが細いほど良いポジションにボールが飛ぶ可能性が高くなり,広がっているとミスショットの可能性が高くなるという,基本的に分かりやすいシステムになっている。ただし風の影響などもあり,ガイドや試し打ちの結果に従っていれば良いスコアになるわけではないようだ。

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 なお,本作では,種目ごとに「アクティビティ」というミニゲームが用意されている。今回は,スキーと野球のアクティビティが紹介された。スキーは「ダウンヒルロッジ」というもので,障害物が待ち構える下り坂を無事に滑り終えるというもの。ラウンドが進むごとに障害物の間隔が短くなったり,ジャンプやしゃがみを多用するなど,難度が高くなっていく。こちらは4人でプレイが可能だ。
 野球のアクティビティは「ホームランヒーロー」というもので,規定回数ボールを打って,その合計飛距離数を競うというものだ。ラウンドが進むほど球速も上がり,打つのが難しくなっていくので,序盤が勝負の要となる。

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 また対戦要素として,「チャレンジプレイ」というモードも用意されている。チャレンジモードは対戦者と同じ部屋でプレイするというものではなく,例えばホームランヒーローのスコアをXbox Liveのフレンドに送り,勝負を受けてもらうというものだ。チャレンジを受けて相手に勝てば,リワードがもらえるという。
 プレイスタイルの一例としては,「朝にスコアを記録して,そのことを子供に伝えて,子供は学校から帰ってきたら挑戦するといったことができる」といったように,生活時間帯の違うプレイヤー同士で挑戦し合うといった遊び方を想定しているという。

 ちなみに本作では,45曲もの有名な楽曲が収録されており,スキーでゴールしたときなどに演奏されるのだが,わざわざこれら楽曲のライセンスを取得したのは,「知っている音楽がかかると,より楽しくなるよね」という,単純ではあるが,なんとも納得できる理由だった。

 最後に日本のプレイヤーへのメッセージとして,Brent氏は「ぜひ,Kinect Sportsを楽しんでください。東京ゲームショウに出展しているので,体験してほしいです」と話し,Travis氏は「人はゴルフやダーツをプレイすると微笑を浮かべますが,本作でもそういったものが得られるので楽しんでほしい」と話していた。
 東京ゲームショウでは,野球とスキーが2人プレイで楽しめるとのこと。スキーの一般向けのプレイアブルは初披露となるので,こちらもぜひ注目してほしい。

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