マフィア梶田の二次元が来い！：第94回「カップ焼きそばさえうまく食べられない不死身のデーモンライター」

俺のペルソナであるキャプテンAは，本体のHPが1/3以下になると発動します。俺の変わりにツラいことを忘れてはしゃぐ能力を持っています

　ちょっと皆さん，聞いてくださいよ。ここ数日間徹夜続きなんですよ俺。もうお肌もボロボロなんですよ。仮眠をとっても絶対に悪夢を見るし，この間なんか，夜食にカップ焼きそばを作ったんですけど，湯切りしたあと，何の躊躇もなく，さもそうするのが当然のように，流れるような動作で麺をゴミ箱にシュゥゥゥーッ!!　超エキサイティン!!　……してしまったんですよ。

　なんで？　人間，何を考えてたらこんなことしちゃうの？　湯切りに失敗して麺をだばぁとか，そんな使い古されたあるあるネタじゃないんですよ。出来上がった焼きそばを一口も食さず，ゴミ箱にスラムダンクするとか自分でも信じられない。人として，カップ焼きそば好きとして危機を迎えているんですよ。

　つまり何が言いたいのかというと，担当編集さんごめんなさい。ペヤング。



　RADIO 4Gamerの第96回では，KONAMIより2月2日に発売された「NeverDead」（PlayStation 3 / Xbox 360）を特集。本作は不死身のデーモンハンターであるブライスを主人公とした，“絶対に死なない”というシステムがユニークなアクションゲームです。
　番組ではプロデューサーの野尻真太さんをゲストにお招きし，ブライスの“ノンスタイリッシュドMアクション”を存分に味わってきました。
　いや，これは別にディスってるわけではなく……ホントすごいんですよブライスさん。四肢が吹っ飛んで首だけになっても死なないんですこの人。敵の攻撃を食らうの前提で，「骨を断たせて！肉を斬る！」という前代未聞の戦法を実践するダークヒーロー……とはまた違ったナニかです。しかもブライスさん，下ネタが大好きで下品なオッサンなんですよこれが。お世辞にも美形とは言えないですしね。……でも，そんなところが俺は超気に入りました。


　“デーモンハンター”といえば，アクションゲームファンなら某スタイリッシュ超絶イケメンを連想すると思うんですが，ブライスさんはその真逆の存在ともいえる主人公です。不死身の体を利用して，自分の腕が千切れ飛ぶのも構わず配電盤を無理矢理ショートさせる場面なんかシビれましたね。文字通り。あと，わざと生首になってダクトの中を転がって潜入したりとか，スネークも真っ青ですよ。パネェ。
　純粋な褒め言葉として「超イカれている」と断言できるゲームなので，ビビッと来た人はぜひ一度プレイしてみてください。





　冒頭でも書きましたけど，そろそろ体力の限界が近づいてきています。「NeverDead」のブライスさんがやけに輝いて見えたのは，現在己の肉体がギリギリの状態に追い込まれているからなんでしょうか。
　体がデカいからよく勘違いされるんですけど，俺はそんなに健康じゃないんですよ。昔からスポーツをするのが苦手だし，ガキの頃は体が弱くて喘息持ちだったから，マラソンなんかはこの世で一番やらされたくない競技だったというか，拷問に近い何かでしたわ。

　そして今，マラソンと同様に持久力と精神力を試される，終わりの見えない執筆地獄にハマッてしまい，カップ焼きそばさえ上手に食べられないありさまですよ。きれいな体で2月14日（ヒント）を迎えるためにも，このノンスタイリッシュドMリアルをクリアしなければ……！