［TGS 2010］幕張メッセについたなら，DS版＆PS3版「二ノ国」を試遊してトートバッグをもらおう！

　2010年9月16日10：00AM，東京ゲームショー2010開幕。
　私は真っ先にレベルファイブのブースに向かったわ。目的は，言うまでもなく「二ノ国」。

　これまで二ノ国は，スタジオジブリとのコラボや，音楽を北野映画やそれこそジブリアニメなんかで有名な久石 譲氏が手掛けることなんかの情報が強く印象に残っていて，私的にはゲイム自体にそこまでピンとくる情報がなかったのよ。
　それが，TGS 2010で実際に触れることができる，と。そら真っ先に向かいますわいな。


　ところでルーク，久石 譲氏といえばこんなナゾがあるよ。いやごめん嘘ついた。ナゾはとくにないんだけれども，久石氏と私の間には，ちょっとした因縁があるのよ。
　というのも私，広島県出身なんだけど，三原東高校っていう公立の学校に通ってたのね。で，三原東高校の隣に三原工業高校という私立の高校があったの。
　でも，私が三原東高校に入る年に，三原工業高校が女子高と合併して新しい高校になったのよ。それが如水館高校っていう，甲子園にも出場するほどスポーツに力を入れてる高校で。
　さすがに校舎の場所は変わったんだけど，やっぱり同じ地区なもんだから，サッカー部だった私は当時，如水館高校と練習試合をしたのよ。ああ懐かしい。

　……え？　久石 譲氏？　イヤ，だから！　まとめると，私が通っていた高校の隣にあった高校が統合されて，新たに如水館高校が生まれ，その校歌を作曲したのが久石 譲氏だったって話だけど？
　何か文句があるならば，それは真摯に受け止めたあとにさらっと流しますよ？　30ピカラット！

「二ノ国 漆黒の魔導士」の試遊会場風景

　さて，そういうわけで二ノ国ですよ。まずはDS版の「二ノ国 漆黒の魔導士」。正直，15分という試遊時間のほとんどがムービーだったんだけど，それでも，ジブリのアニメーション部分とレベルファイブのゲイム部分がまったくケンカをしていないことに驚いたわ。
　この作品はジブリ作品だといえるし，でも確実にレベルファイブ作品でもあるのよ。そこが凄い。
　“お互いの長所を出す”なんて，口で言うのは簡単だけど，実現するのは本当に難しいと思うわ。それを自然に実現できてるから，私の中で期待度が相当上がってきたわね。
　試遊時間ではゲイム部分にはほとんど触れられなかったけど，それでも確実に面白いにおいはしたわ。単純に，物語に引き込まれちゃったし。

　あとね，試遊台に置かれていた本が気になったわ。どうやらこれは魔法の指南書らしいんだけど，ゲイムの主人公オリバーがストーリー内で手に入れる本と同じものらしいのよ。
　それでもって，この本とゲイムが連動してお話が進んでいくみたいなの。何となくのイメージしかできないけど，たぶん，滑ることはないんだろうなって感じ。12月9日（木）の発売が楽しみね。

「二ノ国 漆黒の魔導士」公式サイト

以下，「二ノ国 白き聖灰の女王」の試遊の様子

　そして，二ノ国 漆黒の魔導士の楽しい試遊時間は過ぎて，次にPlayStation 3版「二ノ国 白き聖灰の女王」に並ぶ。
　っていうか，開場してから15分しか経っていないのに，早くも待ちの列が！　さすがというか恐るべしというか。
　そして，実際に触ってみるとゲイム性がDS版よりも高かったわ。2種類のシナリオが用意されていて，それぞれ目的が「王様に謁見しよう」的なものと「森の奥に潜む魔物を倒せ」的なものを選べるの。私は戦闘シーンがか気になっていたから，魔物退治を選んでみたわ。
　そして気になったのは，DS版と世界観的に違和感がないっていうこと。当たり前ではあるんだけど，DS版はちゃんとDS版っぽい作りになってるし，PS3版はPS3版っぽい作りになってるのよね。っぽいって何だ？　って聞かれると困るんだけど，それぞれいい感じの操作感に仕上がってるの。
　これも何気に凄いことだと思うわ。だってマルチプラットフォーム展開されているゲイムって，同じゲイムのはずなのに操作感が違うばっかりに，別のものに感じられることだってあるじゃない。二ノ国の場合，決してそうなってはいないのよ。
　グラフィックスも少年が冒険している感じが出ていて，まったく嫌みがない。こういう雰囲気を作り出してしまうのも，冷静になって考えてみると凄いことよね。


　で，肝心の戦闘なんだけれども。簡単にいえば，仲間に命令を出したり，主人公が魔法を使ったりして相手を攻撃していくってシステムね。この戦闘も，とくにストレスは感じなかったわ。正直，戦闘らしい“毒”もないんだけど，逆に言えば優しい気持ちになれる戦闘って感じかしら。
　これはただの根拠のない予想なんだけど，冒険が進むにつれて命令できる内容が変わっていったりするんじゃないかしら？　世界観が非常に心地いいだけに，戦闘が作業にならないよう，期待したいところね。


　そうこうしているうちに，試遊もぼちぼちクライマックス。森の怪物が姿を現す。今までの攻撃が通用しない→妖精が出現して「ここはガードだ！」とアドバイスをいただく。
　でも，なぜか言うことを聞きたくなくて普通に攻撃をしていたら……しっかりと敗北。たぶん試遊ってことで難度は緩めに設定されてるはずなのに，まさかのリトライ。心なしか横の人がニヤついている気が。
　ああいやだいやだ。他人を笑う人間にはなりたくないものね。そしてその前に，他人のアドバイスに耳を貸さない人間にもなりたくないもんだわ。

　結局，リトライで妖精さんのアドバイスを聞くと，あっさり撃破に成功。うん，やっぱ他人の意見にも耳を傾けねばならんのかのう。
　ここでバッチリ試遊時間は終了。意気揚々と出口を出る。そういえば，今年のレベルファイブの試遊のおみやげは二ノ国トートバッグ。DS版の試遊を終えたときにももらったから二つめだけど，しっかりもらっちゃった。
　TGSって，いっぱいお土産やら資料をもらうから，このトートバッグは正直助かるわ。TGSに来る予定がある人は，まずレベルファイブブースで試遊して，トートバッグをもらうが吉かも。すごく使いやすいわよ！　二ノ国に対する期待度も上がるしね。何はなくともまずはレベルファイブブースへLet's Go! 40ピカラット！

「二ノ国 白き聖灰の女王」公式サイト