スクウェア・エニックスは,11月11日に発売を予定しているPSP用シミュレーションRPG「
タクティクスオウガ 運命の輪」にて,騎士団の戦力となるユニットの雇用や,キャラクターの情報などを公開した。
本作の戦闘では,大勢の敵を相手に戦っていかなければならないので,味方ユニットは多く揃えておきたい。町や城などの拠点にあるショップでユニットを雇用できるので,もし騎士団にアタッカーが足りなければ,攻撃力の高いユニットを雇ったりして,戦力を補強していくといいだろう。
能力値以外にも気を付けておきたい点の1つが,そのユニットがどこの民族の人間なのかということだ。ストーリーの展開と民族,そのほかの要因によっては,忠誠度が下がってユニットが騎士団から離反してしまうこともありえるので,主人公デニムの行動に合わせたユニットを雇用していきたい。
味方ユニットを増やす方法は,ショップでの雇用だけではない。本作では,戦闘中に出会う多くの敵対ユニットを説得して仲間に引き入れることが可能となっている。引き入れられるのは人間だけでなく,モンスターも同様だ。
モンスターは人間ユニットと同じように育成でき,さらに種族に応じたクラスにチェンジさせたり,人間同様にスキルを習得させたりできる。加えて,人間が持たない特殊なスキル「スペシャルスキル」も使用できるので,モンスターを加えて騎士団を編成すれば,より幅広い戦略を取れるようになるだろう。
騎士団のユニットは,雇用や勧誘で増えていくばかりではなく,戦闘中に死亡して二度とゲームに出てこなくなる場合がある。ユニットが戦闘中にダメージを受けてHPが0になると,戦闘不能となってユニットの頭上に数字が現れる。数字が0になる前に戦闘不能状態を回復すればバトルに復帰できるが,もし0になってしまうとバトルフィールドから退場となり,その戦闘には参加できなくなってしまう。このとき,ユニットが3つ持っている「ライフ」の数値が1減少する。ライフが減っても次回以降の戦闘に参加できるが,これが0になったとき,そのユニットは死亡してしまうのだ。
1ユニットに付き2回までは退場できるとはいえ,死亡してしまうのは悲しいので,できるだけ倒されないように運用してあげたいところ。育て上げたユニットがいなくなってしまうのは,戦力的にも手痛い打撃だろう。
ただし,ユニットが死亡してしまった場合も,それまでの育成がすべて無に帰すわけではない。死亡したユニットの能力は,騎士団内の任意のユニットに継承できる。たとえ死んでしまったとしても,その遺志を仲間に受け継がせて戦っていけるのだ。
カウントが0になって退場するというルールの例外として,戦闘不能になっても時間経過で復活する「ゴースト」や「スケルトン」といった死霊達が存在する。今回は,そんなやっかいな死霊を使役するキャラクターと,死霊に効果的な神聖魔法「イクソシズム」を使えるクラス「クレリック」と,そのサポートにぴったりなクラスとして,防御力が低いかわりに高い攻撃力を持つ「バーサーカー」も明らかになっている。
ニバス・オブデロード
民族:ガルガスタン人
年齢:50歳
雷竜の月20日生まれ
ガルガスタン軍所属。死者の肉体を操る屍霊術に没頭し,その研究を続けている。屍霊術には死者の肉体が必須であり,その研究の為にはどんな犠牲をもいとわない,狂気の屍術師。
「私は非効率的なことがとてもとても嫌いなンです。」
屍術士 クレシダ
ガルガスタン人
年齢:17歳
炎竜の月4日生まれ
ガルガスタン軍所属の屍術士。屍術師ニバスのもとで屍霊術を学び,現在もある目的の為に研究を続けている。死者の肉体を操り,仮初の魂を与えることで使役する。彼女は,屍霊術が無念のうちに命を落とした者達を救い,彼らの願いを叶える術であると考えている。
「…私が死者の肉体と魂を冒涜している,そう言いたいのね。」
屍術師が使役する死霊達
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ゴースト 屍霊術により闇の世界から召喚された,霊魂だけの存在で実体を持たないアンデッド |
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スケルトン 屍霊術により闇の世界から召喚された骸骨戦士。様々な武器を駆使して戦う |
クレリック
HPの回復や,状態異常の治癒などの回復魔法を主体とする後方支援型のクラス。終盤までアタックチームに一人は欠かせない回復の要。
バーサーカー
自らの危険を顧みず,最前線で武器を振って敵を倒す狂戦士。防御力がやや低くダメージを受けやすいが,それを補って余りある攻撃力の高さでチームの強力なアタッカーとして活躍。