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昨年末に発売された怪作「ダンガンロンパ」のビジュアルファンブックが完成。キャラクターデザイン小松崎氏のコメントと共に紹介
2010年11月25日にスパイクから発売されたPSP用アドベンチャー「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」。現実離れしつつもうまくまとまったシナリオや,アクション性を盛り込んだ推理パートなどで,裁判モノのアドベンチャーというジャンルに一石を投じ,プレイヤーからの好評を博したタイトルだ。
そんな本作をもっと楽しむためのビジュアルファンブックが,2011年2月3日にソフトバンククリエイティブから登場した。開発段階で描かれたラフ設定画や,フェイスパターンイラスト,新規描き下ろしイラストなど,“サイコポップ”な世界を堪能できる要素が満載だ。
●描き下ろしイラストと未公開設定資料を満載させた“超高校級ファンブック”!
絶賛発売中の「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 ビジュアルファンブック」最大のウリは,なんといってもキャラクターデザイン小松崎 類氏による新規描き下ろしイラストだ。この本のためだけに描き起こされた,美麗なイラストをぜひ堪能してほしい。
ほかにも,未公開の設定資料と開発陣のインタビューで,ダンガンロンパ誕生の秘密も明かされる。ゲームの世界により没入するためには,必須のアイテムと言っても過言ではないだろう。
●「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」キャラクターデザイン小松崎 類氏よりのコメント
「ダンガンロンパを応援して下さった皆様のおかげで,このようなありがたい本を出す機会を頂きました。
スタッフを代表して心より御礼を申し上げます。
ソフトバンククリエイティブ様を始めデザイン編集・印刷と様々な方のお力添えを頂き,大変素晴らしい本に仕上げて頂きました。
少しですが本誌の為に描き下ろしたイラストもあるので是非ご覧頂きたいです。
株式会社スパイク 小松崎 類
書名:ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 ビジュアルファンブック
発売日:好評発売中
価格:2,730円(税込)
仕様:A4判/128ページ
(C)Spike All Rights Reserved.
FILE1 CHARACTERS
「15人+“あの2人”」のイラスト,設定ラフ,フェイスパターンを掲載。デザインコンセプトが明かされる小松崎氏のコメント付きだ。“あの2人”は,この本のために小松崎氏が描き起こしてくれた,未公開のイラスト。誰なのかは買ってからのお楽しみ!
FILE2 ARCHIVES
イベントカットやおしおきムービーカット,そしてクライマックス推理の原画やマップの設定画といったダンガンロンパを構成する要素を結集させた資料集だ。開発者が語る「おしおきウラ話」も必見! 実は全員分のおしおきが用意されていた!?
FILE3 INTERVIEW
ディレクションチームとデザインチームのインタビューを掲載。サイコポップな世界観をどのようにして生み出したのか。そして,完成に至るまで,どのような苦悩があったのかを語ってもらっている。豪華声優陣からのコメントもあるぞ!
LAST FILE MONOKUMA
ダンガンロンパの象徴ともいえるモノクマ。そこにスポットを当てたのが,この章だ。イラストはもちろんのこと,設定ラフ,全フェイスパターン,開発者が語るモノクマ誕生秘話など,モノクマだらけの章になっているぞ。大山のぶ代さんからいただいたコメントも掲載!
・閉鎖された学園を舞台とした推理サスペンス
本作は,政府公認のエリート養成校「希望ヶ峰学園」を舞台とした推理サスペンスだ。物語には,超高校級の能力を持った,15人の個性的な高校生が登場する。学園は謎の黒幕に乗っ取られ,外の世界から完全に遮断されてしまう。そこで黒幕が高校生たちに示した脱出の条件とは,誰にも犯人と悟られることなく,同級生を殺すこと。主人公は殺し合いの日々のなか,あるときは仲間を疑い,あるときは協力しながら,殺人犯,そして黒幕の正体へと迫っていく。
・アドベンチャーの新境地「ハイスピード推理アクション」
本作はアドベンチャーゲームに分類されつつも,「ハイスピード推理アクション」という新ジャンルを提案する意欲作だ。殺人事件のエピソードはふたつのパートに分割され,前半はオーソドックスなアドベンチャースタイルでの捜査となるが,斬新なのは後半。生き残りの生徒全員で「学級裁判」が開かれ,誰が犯人かを議論するのだが,なんとシューティングやリズムアクションなど,様々なアクション要素を駆使して議論していくシステムになっているのだ。
リアルタイムの議論を再現した「ノンストップ議論」では,テロップのように流れる発言の矛盾点を見つけ,その言葉に狙いを定め,前半で集めた証拠を弾丸にして打ち抜く。要求されるのは,じっくり推理することではなく,スピーディな判断力と反射神経だ。裁判にはほかにも,リズムアクションやパズルゲームなどの要素も取り入れられている。推理とアクションが融合する新感覚を,ぜひ体験してほしい。
・スタイリッシュな描写に狂気のにじむサイコポップな世界
閉鎖空間でクラスメイト同士が殺し合う,という設定からもわかるように,本作では全編から狂気がにじみ出ている。その象徴が,黒幕の「モノクマ」だ。大山のぶ代氏のキャラクターボイスと,クマのぬいぐるみという可愛らしいビジュアルとで,残酷な「おしおき」を生徒たちに加えるそのギャップは,まさにサイコ的である。
また,3D空間の背景に2D イラストのキャラクターを配置した「2.5D」なる手法をはじめ,洗練されたグラフィックにも注目してほしい。このポップなビジュアル表現が,血みどろの死体や処刑器具の異常な面を際立たせ,恐怖をジワリと,静かにひきたてるのだ。この,サイコ感とポップさの絶妙な融合を,本作シナリオ担当の小高和剛氏はサイコポップという言葉で表現している。
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