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[CES 2016]Tobiiの視線追跡技術「EyeX」がMSIのゲーマー向けノートPCに採用。アクションRPG「ディビジョン」はリリース時点で対応の予定
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印刷2016/01/13 13:54

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[CES 2016]Tobiiの視線追跡技術「EyeX」がMSIのゲーマー向けノートPCに採用。アクションRPG「ディビジョン」はリリース時点で対応の予定

CES 2016会場のTobiiブース
画像集 No.002のサムネイル画像 / [CES 2016]Tobiiの視線追跡技術「EyeX」がMSIのゲーマー向けノートPCに採用。アクションRPG「ディビジョン」はリリース時点で対応の予定
 MSIは,2016年1月6日から開催されていたCES 2016で,視線の動きを認識して,PCの操作を可能にするTobii Technology(以下,Tobii)の視線追跡技術「EyeX」を搭載した世界初のゲーマー向けノートPC「GT72 Dominator Pro Tobii」(別名 GT72S G Tobii,以下別名表記)を披露した。2016年1月中に北米で販売を開始することのことだ。
 そのGT72S G Tobiiを使ったゲームのプレイデモが,CES 2016会場のTobiiブースで展示されていたので,簡単にレポートしたい。なお,EyeXで何ができるのかについては,同技術を採用した視線追跡デバイス「SteelSeries Sentry Gaming Eye Tracker」のレビュー記事を参照のこと。

 GT72S G Tobiiは,2015年に発売された第6世代Coreプロセッサ搭載の「GT72 Dominator Pro」にEyeXを搭載したノートPCで,EyeXの第5世代モデルを液晶ディスプレイと本体を結ぶヒンジ部分に装備しているのが特徴となる。

GT72S G Tobii。ヒンジ部分にある赤いLEDが店頭しているデバイスが,ヒンジ部分に搭載された視線追跡デバイスだ。ちなみに,北米での価格は2499ドルから
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 また,TobiiとUbisoft Entertainmentとの提携により,北米では2016年3月8日にリリース予定のオープンワールド型アクションRPG「ディビジョン」をバンドルする予定であることも発表された。
 「ディビジョン」は,病原菌の蔓延で壊滅状態にある現代ニューヨークを舞台にした,スクワッドベースのアクションが楽しめるRPGだ。無法地帯となった都市で,さまざまな敵と戦いながらニューヨーク壊滅の真相を究明していくだけでなく,オンラインで複数チームが同じマップでプレイするマルチプレイヤーモードの搭載により,多くのゲーマーたちに期待されている新作だ。
 ただ,GT72S G Tobiiの発売時点ではゲームがリリースされていないので,おそらくはゲームの無料ダウンロード用クーポン券がPCの製品ボックスに同梱されるものと思われる。

ローンチ時点でEyeXをサポートすることがアナウンスされた「ディビジョン」。積雪や雪解けのシミュレーションに加え,周囲のマップがワイヤーフレームで画面に直接レイアウトされるといった,独特の作風が気になる2016年の注目タイトルのひとつである
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GT72S G TobiiでGrand Theft Auto Vをプレイできるデモ機
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 Tobiiは,第5世代EyeXを開発していた頃に,「Assassin's Creed: Rogue」のEyeX対応をデモで披露していたことがある。今回,CES 2016のTobiiブースでは,「Grand Theft Auto V」や「Microsoft Flight Simulator X」といったEyeX対応タイトルに加えて,新たに対応したばかりという「アサシン クリード シンジケート」のデモも披露されていた。
 筆者もデモをプレイしてみたが,ゲームパッドで主人公の操る馬車を走行させながら,視線の動きによって,左右の状況を自然に見回すことができるようになっていた。ロープランチャーの着地地点などもEyeXで視線で追跡できるなど,ゲーム世界でしっかりと視線を追跡できており,視線追跡の精度自体も向上しているようだ。

こちらは,編集者がMSIブースで見学したGT72S G Tobiiによるアサシン クリード シンジケートのプレイデモ
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 CES 2016直前には,生体認証技術を使ってWindows 10搭載PCへログインするMicrosoftの「Windows Hello」に,EyeXが対応することがアナウンスされるなど,Tobiiが開発した視線追跡テクノロジーは用途が広がり始めている印象だ。今のところ,「ディビジョン」でEyeXをどのように利用できるのかまでは公表されていない。ただ,期待を集める新作ゲームのローンチ時点でサポートされているというのは,EyeXにとっても大きな弾みになるはずで,今後はUbisoft Entertainment作品を中心に,さらなる対応ゲームの拡充に期待したいところだ。

Tobii 日本語公式Webサイト


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