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GeForce RTX 50搭載ゲーマー向けノートPCを豊富にラインナップするMSIブースをレポート
最も多くの製品を展示していたのが,ゲーマー向けノートPCで,とりわけブースで目立っていたのが,18インチ級ノートPCの「Titan 18 HX Dragon Edition Norse Myth: Dragonforged Dominance」である。本製品は,MSI製ゲーマー向けノートPCのフラグシップモデル「Titan 18 HX AI」をベースとして,北欧神話をモチーフとした筐体デザインを採用するのが見どころだ。
搭載GPUに「GeForce RTX 50」シリーズの最上位モデル「GeForce RTX 5090 Laptop GPU」を,CPUに「Core Ultra 9 285HX」を採用する。
性能重視の「Raider」シリーズは,18インチ級の「Raider 18 HX AI」と「Raider A18 HX」を展示していた。
Raider 18 HX AIとRaider A18 HXの違いは搭載CPUで,Raider 18 HX AIはCore Ultra 9 285HX,Raider A18 HXはRyzen 9 9955HX3Dを採用する。GPUは共通で,GeForce RTX 5090 Laptop GPU,または「GeForce RTX 5080 Laptop GPU」だ。
Raiderシリーズと同じく,性能重視の「Vector」シリーズでは,18インチ級と17インチ級,16インチ級の製品をラインナップする。16インチ級ノートPCの「Vector 16 HX AI」でも,GPUにGeForce RTX 5080 Laptop GPUや「GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU」を搭載できるという。CPUはIntelの「Core Ultra 9 275HX」を採用するとのことだ。
薄型モデルの「Stealth」シリーズでは,18インチ級ノートPCの「Stealth 18 HX AI」と「Stealth A18 AI+」を展示していた。
Stealth 18 HX AIは,CPUにCore Ultra 9 275HXを,Stealth A18 AI+はAMDの「Ryzen AI 9 HX370」を採用する。薄型モデルながら,搭載GPUにGeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載できるのもポイントだ。
ミドルクラス市場向けの「Crosshair」シリーズも,Intel製CPUのCore Ultra 9 275HXを搭載した「Crosshair 18 HX AI」と,AMD製CPUの「Ryzen 9 7945HX」を搭載した「Crosshair A18 HX」をラインナップする。搭載GPUは“GeForce RTX 50”シリーズの記載のみで,詳細は明らかになっていない。
携帯型ゲームPC「Claw」シリーズでは,2024年12月に正式発表となった「Claw 8 AI+」を展示していた。Claw 8 AI+は,MSIが2024年6月の「Compute 2024」で公開した製品で,CPUにノートPC向けCPU「Core Ultra 200V」の「Core Ultra 7 258V」を採用したのが見どころだ。
ディスプレイは,8インチサイズで,解像度1920×1200ドット,最大リフレッシュレート120HzのIPS液晶パネルを採用する。
また,7インチサイズのディスプレイを搭載した「Claw 7 AI+」も登場した。こちらもCPUにCore Ultra 200Vシリーズを採用するという。
GeForce RTX 50シリーズを搭載したグラフィックスカードも数多く展示していた。CES 2025に合わせて,GeForce RTX 5090,5080,5070 Ti,5070という4つのGPUが発表となったが,MSIは各GPUに対して冷却機構や動作クロックといったスペックの異なる搭載カードをラインナップしており,その総数は20を超える。全部は紹介しきれないが,搭載GPUごとにピックアップして紹介しよう。
GeForce RTX 5090搭載カードは,簡易液冷クーラーを採用した「GeForce RTX 5090 32G SUPRIM LIQUID OC」をはじめ,「GeForce RTX 5090 32G SPRIM OC」「GeForce RTX 5090 32G VANGARD OC」「GeForce RTX 5090 32G GAMING TRIO OC」「GeForce RTX 5090 32G VENTUS 3X OC」という計5製品をラインナップする。
GeForce RTX 5080搭載カードでは,最上位の「GeForce RTX 5080 16G SUPRIM LIQUID OC」をはじめ,「GeForce RTX 5080 16G SPRIM OC」「GeForce RTX 5080 16G VANGARD OC」「GeForce RTX 5080 16G GAMING TRIO OC」「GeForce RTX 5080 16G VENTUS 3X OC」「GeForce RTX 5080 16G INSPIRE 3X OC」の計6製品をラインナップするそうだ。
GeForce RTX 5070 Ti搭載カードは,「GeForce RTX 5070 Ti 16G VANGARD OC」「GeForce RTX 5070 Ti 16G GAMING TRIO OC」「GeForce RTX 5070 Ti 16G INSPIRE 3X」「GeForce RTX 5070Ti 16G VENTUS 3X OC Plus」の計4製品を用意する。
GeForce RTX 5070搭載カードは,「GeForce RTX 5070 12G VANGARD OC」「GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC」「GeForce RTX 5070 12G INSPIRE 3X」「GeForce RTX 5070 12G VENTUS 3X OC」「GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」の計5製品をラインナップする。
ゲーマー向けディスプレイでは,24インチサイズの「MPG 242R X60N」と,27インチサイズの「MPG 272QR-QD-OLED X50」,31.5インチサイズの「MPG 322URX QD-OLED」という3製品に注目だ。
MPG 242R X60Nは,解像度1920×1080ドットのTN液晶パネルを採用した製品で,垂直最大リフレッシュレートが600Hzと非常に高速なのが特徴となっている。
MPG 272QR QD-OLED X50は,解像度2560×1440ドット,垂直最大リフレッシュレート500Hzというこちらも非常に高いリフレッシュレートに対応したディスプレイだ。高リフレッシュレートだけでなく,VESAが定めた映像ブレの程度を示す指標である「VESA ClearMR」の「ClearMR 21000」に準拠しており,ブレがきわめて少ない映像表示を行えるそうだ。
MPG 272URX QD-OLEDは,第3世代の量子ドット技術を用いる有機ELパネルを採用したディスプレイだ。解像度は3840×2160ドットで,垂直最大リフレッシュレートは240Hzとなる。
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