グランゼーラは本日(2018年5月31日),年内に発売予定となっている,震災などの都市災害からの脱出をテーマにしたPlayStation 4用サバイバル・アクションアドベンチャーゲーム「
絶体絶命都市4 Plus -Summer Memories-」のゲーム概要を,さまざまなスクリーンショットと共にあらためて公開した。
これまで地震や水害といったシチュエーションで,都市災害による極限状態の中を「知恵と勇気と思いやり」を駆使して生き延び,脱出を目指すサバイバル・アクションアドベンチャーとして展開されてきた絶体絶命都市シリーズ。今作では学生である主人公が,入社試験の面接に向かう途中で未曾有の巨大地震に遭遇する。震災で崩壊していく都市からの脱出が,大きな目的だ。
今作のコンセプトは
「世界一の都市災害体験シミュレーター」とされており,災害(今作では震災)から身を守ることや(
関連記事),災害時の健康維持,探索,生存者達との人間関係が主な構成要素となっている。都市災害に遭遇したときの臨場感が味わえるだけでなく,登場人物とついつい本気で係わってしまう,ゲーム内なのに人間らしい行動を意識したくなる,といったことを,本作で実現しようとしているそうだ。
今回は,そんな本作で体験できるさまざまなシチュエーションのスクリーンショットや,PlayStation VRでプレイした場合の視界が分かるスクリーンショットが公開となった。画面の説明と合わせてチェックして,想像を膨らませておこう。
※画面は開発中のものです
商品コンセプト
『世界一の都市災害体験シミュレーター』
1)臨場感と没入感が味わえる
- 崩壊している街の中を歩いている感じがする
- 見えるもの、聞こえるものに反応したくなる
- 都市災害の“怖さ”が体験できる
2)登場人物とついつい本気で係わってしまう
- 登場人物たちが本当に自分たちに意思で動いているように見える
- 登場人物たちともっと係わりたくなる、本当にうっとうしいと思える
3)ゲーム内なのに人間らしい行動を意識したくなる
- 社会性、欲望、羞恥心、精神的な満足と焦燥感...など、ゲーム内なのに、プレイヤーの気持ちに訴えかける
舞台設定
多くの人々が暮らす都市。 季節は“夏”。
崩壊していく都市と夏の日差しの強さを表現していきます。 |
ストーリー概要
20XX年、7月...
学生である主人公・結子(※)は、入社試験の面接に向かう途中、未曾有の巨大地震に遭遇した。
オフィスビルが次々に倒壊していき、道路は寸断される。
結子は他の被災者同様行き場をなくしていく。
容赦なく降り注ぐ夏の日差し、不足する水・食料は結子たちの体力を奪っていく。
さらに、トイレの不足や水不足は衛生環境を劣悪にしていく。いつ、どこにいても街の崩壊によって命を奪われるかも知れない恐怖と、悪化する環境に結子や周囲の人間のストレスは削れられていき...
結子は無事、崩壊都市から脱出することができるだろうか…
※ 主人公の名前・性別やゲーム開始時点での状況( 就職活動中/すでに社会人として仕事をしている/学生 )などは、プレイヤーが選択することができます。
災害シーン
ゲームに登場する災害シーン・防災マニュアルは、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏に監修して頂いています。
また、本作では、神戸市消防局様にご協力いただき、火災などの災害シーンや救助活動シーンの表現、本タイトルに収録いたします防災マニュアルなどに、実際の災害事例や防火・防災情報などを取り入れることで、よりリアルな表現を目指します。
【災害シーン監修者】渡辺 実氏
防災・危機管理ジャーナリスト
株式会社まちづくり計画研究所 代表取締役所長
NPO法人日本災害情報サポートネットワーク 顧問
ゲームは震災を中心に進んでいきますが、それに伴って発生する「火災」「飢餓」「集団パニック」「液状化現象」なども取り扱っています。
生理現象 より人間らしく
飢餓感、のどの渇き、そして排泄欲求...
本タイトルでは、人間の生理現象を限界まで表現します。
人間ドラマ
様々な人々と協力しながら、そして時には傷つけ合いながら生き延びていきます。
登場人物の人数は、シリーズ最多の60名以上を予定。
人々は、それぞれに事情(物語)を抱えており、主人公は出会った人々との係わりを強くしながら崩壊都市を進んでいきます。
■スクリーンショット
転倒したバスから女性主人公が出てくる。 |
バスの中から這い出した後、辺りの様子を見ている主人公の様子。人々はとても混乱している。 |
公園のベンチでは、うなだれている人がいる。 |
ビジネス街にある会社に勤務していた中年男性。ひと月ほど前に会社のリストラに遭い、無職となった。そのことを家族には打ち明けることができず、毎日出勤するふりをして公園で時間をつぶしていた。 そんな中、大地震が発生。しかし彼は被災者となったことよりも、家族に無職になったことをどう打ち明けようか迷っている。 |
炎天下の中を歩いてきた主人公は中央分離帯でひと休みする。やけどの原因となるストッキングを脱ぎ捨て、走りやすくするために、靴のヒールを折って準備をしている。 |
再び歩き始める主人公。コンビニに向かっている。 |
停電になっているコンビニエンス店内。地震の揺れにより商品が散乱している。必要なものを今のうちに確保しておく。 |
自動車の運転席で気を失っている人を助け出そうとしている様子を見ている主人公。 |
地震によるビル火災が発生し、消防隊による消火活動が行われている。ビル火災に為すすべく立ちすくむ主人公。周囲にはスマートフォンで火災現場を撮影しているヤジ馬たちも... |
梯子車による消火活動が続いている。道路は地震による液状化現象で地下水が溢れ出てきている。地番沈下によりマンホールは突出し、道路も水浸しになってしまっている。 |
この男性はショールームに突っ込んだ乗用車を運転していたようだ。本作では、様々な被災者から情報を入手したり、協力したりすることで震災から生き延びることを目指す。 |
シリーズ恒例となる多彩な選択肢は本作でも健在。プレイヤーが取った行動により、その後の物語が変化していく。 |
ここは、巨大地震から数日経った後、大きな火災が発生し焼け落ちた街。主人公は、朝この街にやってきた。 |
訪れた街を歩く主人公。ガレキや焼けた建物の跡、生き延びた人。中には、崩れ落ちた建物の中から何かを探している人の姿がある。 |
崩れた家屋の下から必死で何かを探している人たちがいる。また、大声で人を探している人の姿も。 |
避難所となっている小学校の体育館前では避難者登録をするテントが設けられている。災害発生からまだあまり日がたっていないこともあり、落ち込んだり疲れ切った人も散見される。 |
車中泊をする人々の自動車が校庭のグラウンドを埋めるように集まっている。日中は自宅に戻り、持ち出せる資材を探したり、買い物できる場所を探しに出掛け、日が暮れる前に戻ってくる人たちも。 |
校庭の隅には遊具などを利用して校庭で避難生活する人たちもいる。体育館の収容人数が超えてしまうなどにより体育館の中では過ごせない、かといってほかに身を寄せる場所がない人々が校庭の片隅で避難生活を送る。ブランコなどの遊具を利用して屋根を取り付けるなど工夫して過ごしているようだ。 |
夜のグラウンドには、地震の恐怖などで落ち着かず、車外に出ている車中泊の人たちを見かけることもある。中には不安やストレス、家の倒壊などの不幸の反動で言い合いや泣いている人の姿も。 |
体育館の中では、プライバシーを守る間仕切りも備蓄だけでは足りておらず、いまだ雑然とした状態に。いつでも外に逃げ出せるよう、そして少しでも風通しがいいように扉は解放されているが,風もない、大勢の人がいるために体育館の中は暑く、寝苦しい状態。 |
非常用電灯に照らされる中、仮設トイレの前で列を作り順番を待つ人々がいる。一見皆冷静に列に並んでいますが、もちろん中にはイラついている人もいれば、排泄欲求の波に耐え忍んでいる人も。 |
■PlayStaion VRのスクリーンショット
VR DEMOの開始地点からの眺望。まるで自分自身が本当に地震災害に見舞われた街に降り立ったかのような感覚を味わえる。 |
歩いていると、時折余震と思われる揺れが発生。周囲を見回せば、揺れによって壁面が崩れる、木々や信号が揺れる等、今まで以上に地震災害をリアルに再現している。 |
地震により誰もいなくなったコンビニエンスストア。商品が床に散乱している。 |
大きく隆起・陥没した道路。陸橋を渡って脱出を試みるも、陸橋は途中で大きく崩落しており脱出できない。足元が不安定な中、地震に注意しながら進まなければならない。PSVR対応により、高さによって感じる恐怖も今まで以上。 |