［TGS 2011］豪快な12人同時プレイが楽しめる「ファンタシースターオンライン2」プレイレポート

　東京ゲームショウ2011のセガブースでは，PC用オンラインゲーム「ファンタシースターオンライン2」がプレイアブル出展されている。本作はコンシューマ向け国産オンラインゲームのパイオニアとして一世を風靡した「ファンタシースターオンライン」の正統続編であり，多くの注目と期待を集めているタイトルだ。本稿では，実際にプレイした感想をお届けしていこう。

「ファンタシースターオンライン2」公式サイト

快適かつメリハリのある遊び応え

“ヴォル・ドラゴン”を撃破せよ

プレイコーナーにて，本作のプロデューサーである酒井智史氏に遭遇。「試遊版はαテストで良かったところを凝縮したような内容になっていますので，ぜひ楽しんでいただきたいです」とのこと。ファンタシースターファンは真っ先にセガブースへ足を運んでみよう

　8月18/19/23/26〜27日にわたって実施されたαテストが記憶に新しい本作。今回プレイアブル出展されているバージョンは，αテスト版と同様とのことだ。プレイレポートも掲載されているので，基本的なシステムについてはそちらを参照してほしい。
　
　今回のTGS出展版では，12人同時協力プレイという賑やかなミッションが楽しめるのが大きな魅力となっている。試遊台ごとにハンター，レンジャー，フォースのいずれかのクラスが割り振られており，筆者はハンターを担当。ハンターは3種類の武器とフォトンアーツを使用可能で，最前線でガンガン戦えるのが大きな強み。パーティのダメージソースとして大活躍できるので，操作していて非常に楽しいクラスだ。
　操作方法はキーボード＋マウスと，ゲームパッドの両方が用意されており，どちらもレスポンスは非常に良好。同じフィールドを12名ものキャラクターが駆け回り，フォトンアーツやテクニックを連発しているにも関わらず，ラグが発生することもほとんどなかった。
　また，どうしてもプレイが単調になりがちなオンラインアクションゲームだが，本作では非常に使い勝手の良いステップやジャンプといったアクションが追加されているため，戦闘にメリハリがある。「ファンタシースターオンライン」の正統続編として，綺麗な形で進化しているという印象だ。


　なお，TGS出展バージョンでは，レベル10の“ヴォル・ドラゴン”を撃破するのが最終目標となっている。大型のモンスター相手に大迫力の戦闘が楽しめるので，遊び応えはバツグンだ。ヴォル・ドラゴンはかなり強力な一撃を繰り出してくるが，今回の試遊版は12人パーティで，しかも各種回復アイテムが充実していることもあり，アクションゲームに自信がない人でも余裕を持って戦えるはずだ。
　ちなみに，ヴォル・ドラゴンの尻尾は部位破壊が可能で，壊せば尻尾による攻撃の範囲や威力を低下させることができるとのこと。本作を体験プレイするのなら，ぜひとも部位破壊を狙ってみよう。

　また，細かい部分ではあるが，αテストバージョンから新規コスチュームがいくつか追加されている。気になる人は，自分のキャラクターやパーティメンバーの服装に注目してみるといいかもしれない。

「ファンタシースターオンライン2」公式サイト