インタビュー
オンラインアクションRPG「KRITIKA」の開発元と日本運営に,本作の魅力やこれからについてインタビュー
・「KRITIKA」の新キャラはセクシーな鎌使い。ニコニコ生放送「KRITIKA超爆誕ライブ」にてその存在が明らかに
「KRITIKA」の開発のテーマは,爽快感とインパクト
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。日本では,12月4日からオープンサービスがスタートしますが,開発元としての今の感想を教えてください。
アクションゲームの本場であるこの日本で「KRITIKA」をサービスするということに,期待と緊張の両方を感じています。開発メンバーは,日本のゲームを数多く遊んで成長してきた者ばかりですから。
4Gamer:
つまり,日本のゲームに慣れ親しんできた開発陣が制作したタイトルでもあるわけですね。そんな「KRITIKA」の魅力とはなんでしょうか。
キム氏:
爽快感とインパクトのある刺激的なゲームということですね。「KRITIKA」は,そんなゲームを作りたいと考えながら開発を進めてきた作品です。
4Gamer:
確かに,以前に本作を紹介するときに先行プレイしましたが,かなり爽快感があるゲームだと思いました。ところで現時点では,日中韓の3国で「KRITIKA」が展開されていますが,日本では,本家である韓国版よりも先にスキル調整が行われるということですね。
キム氏:
ええ。実はこれまでのサービスでも,「完璧なバランスとは,どういう状態なのだろうか」と悩んでいたんです。今回,日本で行ったクローズドβテストの反応を見て,先行調整を行うことに決めたんですよ。
4Gamer:
日本のプレイヤーの意見を取り入れたわけですか。
キム氏:
そうです。アクションゲームに慣れた日本のプレイヤーから,バランスに関する良い意見が多く得られ,より完璧に近い「KRITIKA」をお届けできることになったと思っています。
4Gamer:
プレイヤーの反応といえば,キャラクターのデザインなどへの反応はどうでしょうか。「KRITIKA」は,日本のアニメを思わせるキャラクター造形となっていますが,国ごとに人気のキャラクター(職業)が異なっているということはありましたか。
キム氏:
いずれの国も日本のアニメーション文化の影響が大きいので,人気になるキャラクターは同じですね。例えば,盗賊の二次職で,ネコミミ美少女の「体術師」は,どの国でも大人気ですよ(笑)。
4Gamer:
なるほど(笑)。体術師は,演出付きのスキルを外したときに悔しがるモーションが入っていたりと,開発の愛情がかなり込められているのが分かりますよね。
キム氏:
そう感じていただけたのであれば嬉しいです。でも私個人としては,戦士の二次職である「爆魔」に愛情を込めているんですよ。
4Gamer:
あれ,そうなんですか。
キム氏:
というのも,私は「SLUM DUNK」の主人公である「桜木花道」をリスペクトしていて,桜木のワイルドさをイメージして制作したキャラクターが「爆魔」だった,という経緯があるからです。
4Gamer:
そのイメージで爆魔を見てみると,面白いかもしれませんね(笑)。では,キャラクターを開発していくうえで,どのようなところに苦労したでしょうか。
各キャラクターの個性やロマンといった部分を,どう表現していくかについては悩みましたね。「体術師」や「爆魔」もそうですが,開発を進めるうえでは,すべてのキャラクターに苦労や楽しさがありました。ちなみに「魔術師」は,我々制作陣の女性デザイナーのロマンがつまったキャラクターです。デザインについては,彼女達が妥協せずに頑張ってきた結果です(笑)。
4Gamer:
そういえば日本版の「KRITIKA」では,関 智一さんや沢城みゆきさん,置鮎龍太郎さんなど,アニメで活躍されている豪華な声優陣がキャラクターボイスを担当していますよね。
キム氏:
そうなんですよ! いずれも有名な方ばかりなので,スタッフ一同とても興奮しました。ただ,ボイス収録のときには,皆がそれに合わせて日本に行くと言い出して収集がつなかなくなってしまって(笑)。
4Gamer:
ああ,皆さんは声優さんのことをご存じだったんですね(笑)。
キム氏:
はい。これだけの声優陣を揃えていただいて,ゲームオンさんに感謝しています。実際に日本版のボイスを聴いてみたのですが,キャラクターのイメージにとてもマッチしていますよ。
要望が多かったPvPは日本でも実装予定
4Gamer:
日本版の「KRITIKA」ではモンスターと戦うコンテンツがメインになっていますが,韓国版ではすでにPvPが実装されています。これから日本版でもPvPを実装される予定があるのでしょうか。
日本版には,バランス調整をしたうえでPvPを実装したいと思っており,現在はゲームオンさんと協議中です。いつか日中韓で大会ができれば嬉しいですね。PvP大会があれば,格闘ゲームを遊ばれるような方にも興味を持っていただけますし,私自身も参加してみたいです。
4Gamer:
なるほど。将来的には実装される予定なんですね。
秋山享司氏(以下,秋山氏):
いまキムさんがお話ししたPvPについては,クローズドβテストの時点でかなり多くのご要望をいただきましたので,できれば早く実装したいと考えています。ぜひとも大会などを行っていきたいですね。
4Gamer:
大会ができると,ゲームもさらに盛り上がりそうです。そうした今後追加される要素としては,「KRITIKA超爆誕ライブ」で何やら謎のキャラクターがムービーに登場するかも……と(ゲームオンの人から)耳にしたのですが。
キム氏:
ええ,出てきますよ(笑)。実は,新キャラクターになります。
4Gamer:
おお,どんなキャラクターなんですか。
キム氏:
実は,新キャラの追加にあたっては,現在の「KRITIKA」にどういう人物を加えるべきか,いろいろと悩みました。そして,女性を加えようと決まったとき,次に入れるべきは,いわゆるロリータ系かセクシー系かという部分で,かなり悩みまして(笑)。
4Gamer:
そして……?
キム氏:
やはり,広くプレイヤー(主に男性)の心をつかむのは,“セクシーさ”だということで,セクシー系で行こうと決めました(笑)。鎌を武器にする,セクシー系キャラクターになります。職業や性能など,さらに詳しいことはこれから公開していく予定です。
4Gamer:
分かりました。続報に期待しています。では,開発チームとして日本運営に期待するところはどこでしょうか。
キム氏:
日本の運営スタッフから,「KRITIKA」に対して愛情と情熱を持っていただけていることは伝わっています。日本のプレイヤーさんから,いろいろなご意見が出てくると思いますが,生の声を遠慮なく開発に伝えていただければ嬉しいですね。
4Gamer:
逆に運営チームから,開発チームに期待していることはどうでしょうか。
日本語版が準備できるまでは韓国のサーバーでプレイしていたのですが,韓国語が読めない我々が,カンストするまでやり込んでしまうくらい,直感的かつ面白く遊べるのが「KRITIKA」です。クローズドβテストでお客様からいただいた意見も,可能なものは即座に対応していただきました。ALLMが最良のものを求めて開発されていることが伝わっているので,“何かを要望する”というよりは,“お互い協力して「KRITIKA」を世界に広めていきたい”と考えています。
4Gamer:
では,最後に読者へのメッセージをお願いします。
秋山氏:
「KRITIKA」はアクション性が高く,遊んでいて爽快な作品です。家庭用ゲームに近いところもありますので,PCゲームに対してハードルの高さを感じておられる方にもぜひ遊んでいただきたいです。
キム氏:
“アクション性をいかに表現するか”をテーマに開発を進め,一方でキャラクターもみんな個性豊かな仕上がりになっています。複雑な操作も必要なく,短時間のプレイでもストレスを発散できるなど,気軽に楽しめる内容です。ぜひ楽しんでください。
4Gamer:
本日は,ありがとうございました。
「KRITIKA」公式サイト
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