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プレイレポート
[TGS 2011]プレイヤーのホラー耐性を貫通する,容赦ない恐怖表現が満載。PS3「SILENT HILL:DOWNPOUR」プレイレポート
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暗所恐怖症にはオススメできない廃鉱探索
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もちろん,「サイレントヒル」シリーズらしいギミックも,マップにしかけられていた。今回の試遊では,水車を操作することで水の流れを変え,リフトを作動させるという,比較的分かりやすい仕組みになっていたので,「閉まっている扉を見つけたらとりあえず殴って破壊を試みる」ような脳筋でも何とかゲームを進めていくことができた。
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ちなみに筆者はホラー映画が好きなので恐怖耐性には自信があったのだが,ゲーム開始5分ほどでそのプライドはへし折られた。水の中から突然飛び出してきたクリーチャーに,コントローラーを取り落とすほどビビってしまったのである。いやほら,ビックリ系のホラーは恐怖耐性でレジストできないから……。
しかも,その時点では武器を持っていなかったのでパニック状態になり,ひたすらクリーチャー相手にワンツーパンチ。危うく八つ裂きにされてしまうところだったが,20秒ほど殴り続けて何とか倒すことができた。サイレントヒルのクリーチャーって,こんなにタフだったっけ……?
クリーチャー相手にステゴロなんて二度とゴメンなので必死で武器を探していると,さすが廃鉱。あるわあるわ,角材やピッケル,斧などがゴロゴロと落ちていた。貪欲にそれらすべてを持っていこうと試みたのだが,どうやら武器は,同時に一種類しか持つことができないらしく,仕方なく一番強烈そうな斧を選択した。
それからは先程の恨みを晴らすがごとく,クリーチャーに向かって斧を振るいまくり。ダウンした相手に対しても容赦なく,完全に絶命するまで頭部に斧を叩き込み続けた。
何度か戦っているうちに気が付いたのだが,今作のクリーチャーには随分とフットワークの軽いヤツもいる。こちらの攻撃を回避しつつ攻撃を加えてくるので,しっかり間合いとタイミングを計らわないと手痛いカウンターを食らうことも多かった。鉄パイプさえあればイナフだった頃のサイレントヒルが懐かしい……。
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結局,廃鉱内からは脱出できないままに試遊は終了してしまったのだが,本作のゲーム性は大体味わうことができた。従来作の雰囲気はしっかりと継承しつつ,アクション性が高まっているという印象だ。クリーチャーのバリエーションや,謎解き要素にも期待が持てる。
ちなみに試遊機には,通常版と3D版があったのだが,筆者は通常版をプレイ。それでアレだけ恐ろしかったのに……PlayStation 3クオリティで描かれる“飛び出る恐怖”のことを考えると,今回は通常版をプレイして正解だったのかもしれない。
……けど,悔しいことにホラー好きの好奇心を掻き立てるんだよなぁ。本作のために3D映像対応テレビを買っちゃうかもしれない。本作は2011年内に発売予定とのことなので,続報を待ちたいところだ。
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