アメリカ現地時間の6月5日,MicrosoftはロサンゼルスのダウンタウンにあるLA Exchangeにおいて,「
Halo 4」のスペシャルイベントを開催し,同作で新たに採用されたCo-op型マルチプレイヤーモード
「Spartan Ops」をプレイアブルで公開した。
このCo-opモードについて述べる前に,Spartan: Infinityというサービスについて,まず紹介しておきたい。
Spartan: Infinityは,開発を担当する343 IndustriesがHalo 4に合わせて新たに展開するオンラインサービスで,プレイヤーはUNSC最大級の宇宙戦艦である「UNSC Infinity」をベースにして,さまざまなマルチプレイヤーモードを楽しむことになる。このInfinityは,プレイヤー専用のオンラインハブのような役割を持っており,ゲームモードの選択だけでなく,プレイヤーキャラクターの戦績や成長データを確認することができる。Infinityはシングルプレイヤーキャンペーンにも登場するとのことなので,そのデータをオンラインモードに継承できるのかもしれない。
このSpartan: Infinityの中核となるのが,新たに
「War Games」と改名されたマルチプレイヤーモードと,新たに導入されたCo-op型の「Spartan Ops」だ。プレイヤーからの人気が高かった「Firefight」モードをカットしてまで,Halo 4に採用される予定のSpartan Opsだが,これは毎週無料でリリースされるエピソード形式のオンラインモードで,ソロ,もしくは4人までのプレイヤーで楽しむことができる。惑星レクイエムにおいて,銀河の先住種族であるフォアランナーに関する謎を解き明かしていくという内容になっており,今回プレイできたデモは,コヴナントが発掘作業を行う古代遺跡の場所に潜入するという,15分ほどでクリアできる内容だった。
ゲームがスタートする前に,プレイヤーは容姿のカスタマイズや,事前に設定されたロードアウトのパターンから好きなものを選ぶことができる。ゲーム序盤では,デザインが新しくなったコヴナントのGruntやEliteと戦うことになるが,徐々に新たな種族(動物)が登場するようになり,ストーリー展開も興味深い。
ミッションは,オブジェクティブが次々と追加されていくというダイナミックなデザインになっており,キルキャムが導入されたり,敵のドロップした武器を利用できたりする。ゲームプレイからは「Call of Duty」シリーズを意識しているような印象を受けた。
ちなみにプレイヤーは,コヴナントだけでなくフォアランナーの武器も使うことができ,被弾した相手が燃えながら消えていくようなショットガンなど,新たな兵器も用意されている。ミッション終了後にはプレイヤーキャラクターに経験値が加算され,次のミッションのためのカスタマイズに利用できるようになっていた。
シリーズ総計で4200万本という大ヒットシリーズの最新作「Halo 4」は,Spartan: Infinityによって,シングルキャンペーンとマルチプレイヤーの境界線をなくす試みが盛り込まれており,実際にどのようなサービスになっていくのかは,多くのファンにとって気になる部分であるはず。Spartan Opsのエピソードに関しては,上記のように無料で更新されていくとのことなので,少なくともボリュームに関しては,かなり満足度の高い1本になるのではないだろうか。