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「3DMark」のレイトレーシングテスト「Solar Bay」のmacOS&iOS版が登場
「3DMark」に新レイトレーシングテスト「Solar Bay」が登場。スマホでも実行できるマルチプラットフォームベンチマーク
欧州時間2023年8月14日,UL Solutionsは,グラフィックスベンチマークソフト「3DMark」に,新しいマルチプラットフォームテストとなる「Solar Bay」をリリースした。Solar Bayは,PCおよびAndroid端末で実行できるマルチプラットフォームのレイトレーシングテストである。
Solar Bayは,リアルタイムレイトレーシングによるシーンを描画するマルチプラットフォーム対応のグラフィックス性能テストである。すでにWindows版とAndroid版がリリース済みで,リアルタイムレイトレーシング対応のGPUを備えた「iPhone 15 Pro」シリーズの発表に合わせて,macOS&iOS版が登場したわけだ。これにより,Windows PCやAndroid端末と,MacやiOS端末で,レイトレーシングを用いたグラフィックス性能を横断的に比較できるようになる。
20分間の連続実行により,端末の性能がどのように変化するかを検証する「Solar Bay Stress Test」も利用可能だ。
とはいえ,macOS&iOS版は,GPUがリアルタイムレイトレーシングに対応していなくても実行できるようになっており,その点ではリアルタイムレイトレーシング対応GPUが必須のAndroid版とは異なる。実際,リアルタイムレイトレーシングには対応していない「A15 Bionic」をSoC
また,ユーザー側で意識する必要はないが,Windows版とAndroid版がAPIとして「Vulkan 1.1」を使用しているのに対して,macOS&iOS版は,Apple独自のグラフィックスAPIである「Metal」を使用するといった違いもある。
iOS版Solar Bayが真価を発揮するのは,iPhone 15 Proシリーズが発売となってからだろう。どれくらいの性能を発揮するのかが楽しみだ。
「3DMark」ダウンロードページ
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